これ以上子どもたちを殺さないで!サウジアラビアはイエメン攻撃をただちに中止してください!
これ以上子どもたちを殺さないで!サウジアラビアはイエメン攻撃をただちに中止してください!
サウジアラビアは、子どもたちを殺し、苦しめるイエメン攻撃をやめてください。アメリカの高価な武器をいくら買っても自国へのドロ-ン攻撃すら防げていない愚かな戦争をやめましょう。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を受け、2015年3月からイエメン(首都サヌアを実効支配するアンサーロッラー=フーシ派政権)を軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。この戦争で、イエメンではこれまでに1万6000人が死亡、数万人が負傷、数百万人が難民となっています。サウジアラビア軍の空爆では遠足の子どもたちもバスごと焼き殺されました。医薬品・食料不足で多くの子どもたちが苦しんでいます。
他方で、サウジアラビア自身も、2019年9月14日にはイエメン軍のドローンにより、石油会社への空爆という形で大きな被害を受けました。サウジアラビアはアメリカなどから毎年7兆円もの武器を買ってきましたが、ドローンの前には高価なアメリカ製迎撃ミサイルも無力でした。9月下旬にはイエメン側が停戦を呼びかけています。にもかかわらず、サウジアラビアは攻撃をやめようとしません。
もはや、サウジアラビアが当初の戦争目的としていた、「アンサーロッラー(フーシ派政権)」の打倒は夢のまた夢となっています。サウジアラビアは、巨額のアメリカ製武器を買わされただけで、財政も悪化しています。その上、イエメン空爆への報復として、石油施設に多大な被害を被っています。
イエメン軍が停戦をよびかけているいまこそ、サウジアラビア自身も泥沼から抜け出す絶好の機会です。武器に回しているお金を国民のために、また、ムハンマド皇太子が進めるサウジアラビアの産業構造改革に使うチャンスです。また、対イランも含めた緊張緩和のチャンスです。
「ここで引いたら負け」とか「イエメンと話し合ったら負け」と思わないでください。この戦争をやめないことこそ、最悪の「負け」ではないでしょうか?
日本は、日中戦争において、「蒋介石を相手にせず」という態度で泥沼にはまり、破滅的な結果を招きました。サウジアラビアにはかつての日本の破滅をなぞらないでいただきたいのです。
これ以上、サウジアラビアとイエメン双方の国民を苦しめることをやめましょう。イスラム教徒同士の愚かな殺し合いはやめましょう。
そのために、サウジアラビア政府には、
・イエメン攻撃をただちに停止し、交渉のテーブルにつく
ことを緊急にもとめます
意思決定者(宛先)
- サウジアラビア皇太子・ムハンマド・ビン・サルマン殿下