「原発廃炉金属が、北海道(室蘭)に運ばれてフィルターもなく加工」されたことをたくさんの人に知ってほしい。

「原発廃炉金属が、北海道(室蘭)に運ばれてフィルターもなく加工」されたことをたくさんの人に知ってほしい。

開始日
2019年2月9日
署名の宛先
原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会
現在の賛同数:66次の目標:100
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 室蘭 いるか

(top画像は2019,7,24東京新聞掲載の図です。ブログに見やすく載せました。)

https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/07/2019724_26.html

東海原発で使われた金属の再利用目的の加工実験が北海道(室蘭)で行われたわけですが、知らない方が多いのではないでしょうか。放射性物質を計測する機器(モニタリングポスト)を管理する保健所の方も知りませんでした。私たちは事業報告会で知りましたが、地元民は反論する余地もありませんでした。室蘭へ60トンもの汚染金属が運ばれ、煙突にフィルターもないまま加工され、放射性物質を保管する容器を試作し、用済みになって小さく再加工され、船のおもりとして使用されているそうです。「今後どれくらい搬入するか、何に加工するかなど一切公表しなくてもよい。なぜなら汚染は薄まったから。」ということでした。(汚染の薄いもの少量で実験して合格点を出しても、今後大量に出る廃炉金属を全て扱うとしたらどれだけの量になるでしょうか?総量規制もありません。)

今後は全国の原発は廃炉へと進みます。このまま細かい検査や情報公開の決まりを作らなくてよいのでしょうか?どのくらい安全か知りませんが、薄まれば自由に放出していいのでしょうか?加工して薄まったと言いますが、その煙は外に出ていますし、水も流れ出ています。国は、「クリアランスレベル」という名の「許可される汚染度」を引き上げようと考えているように感じます。(意見交換会議が行われました)企業は言われたことをやるだけです。誰かがチェックしなければならないと思い、市民の会を設立しました。(2018.11)

★2019,6に、NHKの取材を受けましたが「国は、こうした放射性物質をほとんど含まない金属に対しては、一般の産業廃棄物と同じように溶かすなどして再利用できる「クリアランス制度」を設けています。」とテレビで放送したのです。この実験は、このように、市民の不安を差し置いて、粛々と進めるための、実験でした。

「放射性物質をほとんど含まない金属」ならいいのですが、含んでいますし、何のフィルターもなく放出しています。(日鋼の資料に書いてあります)そして、住民説明会で、担当者は笑いながら、「雨が降っていなかったから放射線量が上がらなくてよかった」(夜中に金属を加工して、煙突から煙を出した)と言いました。私はしっかりと聞きました。(この放射線量の計測器は、日鋼の敷地にはなく、311後に作られたただのモニタリングポストで、日鋼から1.5キロも離れています)

~~重複となりますが、以下はこの会発足の流れです~~

2018年11月 《原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会》を発足。(通称:廃炉金属ウォッチャーズ)
2018年3月 日本製鋼所・神戸製鋼所・電気事業連合会による、「原子力発電所等金属廃棄物利用技術開発」事業報告会において、日本製鋼所(以下、日鋼)は、 
「 今後、原発廃炉金属(クリアランス金属と称しています)の再利用を進め、それに伴う情報提供等は、通常の金属スクラップと同様にする。」と、結論付けました。これは、 「今後、原発廃炉金属の加工事業を進め、それについての放射線計測や情報提供は一切しません。」ということに他なりません。 

 福島第一原発の事故を受け、また、脱原発の世界の流れからも、今後、東海原発に次いで、廃炉になる原発は増えて行きます。すでに、女川原発も廃炉決定、また、高速増殖炉もんじゅの廃炉金属が室蘭に運ばれる可能性もあります。福島第一原発からの廃炉金属が室蘭に来るという事もあり得ることです。
(原子力規制庁は、本年10月11日にクリアランス制度の基準を見直すため、電気事業各社との意見交換会を開催しています。スピーディに廃炉を進める為に、従来の基準を緩めようという思惑が見て取れます。)
そして、これらの事が、地域住民には何も知らされないまま、進行する事になりかねません。

 日鋼の事業報告会の資料は、放射性物質及び周辺放射線量の測定値数値に心配な部分が多く、この事業がこのまま住民への納得のいく説明、周知がなく、国や企業の好きなように推進されるならば、市民の安全・安心が損なわれる可能性が大です。よって、私達は「情報の公開」と「事業の安全性」「透明性」を求めるために「原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会」(通称:廃炉金属ウォッチャーズ)を立ち上げました。

★胆振総合振興局のモニタリングポストを使用しているとのことで調べると、保健所の管轄で、職員はこの事業を知らず、計器の管理だけしているそうです。データは「原子力規制委員会のページを見て下さい」とのこと。
測定箇所はこの1ヵ所のみ。(工場から離れすぎではないかと思われる)

<経過>

2015/11/27・28     住民説明会(公開)
   2016/6/28     事業報告会(公開)
     7/7     原発廃炉金属60トン室蘭に搬入

           (非公開)加工・製作
   2017/2/16     試作品見学会

           (一般市民には非公開)
     6/28     事業報告会(公開)
   2018/3/22    事業報告会・最終(公開)

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※このネット署名は、「知ってもらう」ことを目的としています。どこかに提出するものではありません。
会員になっていただけると大変力になります。
(新聞の取材などの時に会員数を聞かれます。お名前は非公表ですのでお気軽にお問合せください。)

 

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意思決定者(宛先)

  • 原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会