COVID-19で苦しむ学生への補償(支援)を求める運動
COVID-19で苦しむ学生への補償(支援)を求める運動
この運動は、COVID-19により収入を失い、かつ帰省もできず苦しむ学生に補償(支援)を求めるものです。また、帰省自粛によって精神的苦痛を感じている学生への対策を求めるものです。
新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、多くの学生がアルバイトを失っています。彼らの中には、扶養に入っている状態ではあっても、親を頼ることができない人が多くいます。親からの仕送りもなく(少なく)、アルバイト収入も減り、さらに帰省自粛要請も重なり、彼らはかなり厳しい状況に立たされています。親の収入が減ることで学費支払いが難しいケースもあります。
次に、帰省自粛要請についてです。学生の中には、6畳以下のワンルームでひとり自粛生活を強いられている人も多くいます。そのような学生は、感染拡大や周りの批判を恐れて帰省をせず、買い物などの不可欠な外出を除き、毎日を狭い部屋で過ごします。そのような状況下で、精神的苦痛を感じる学生が少なくありません。また、学生寮では、寮生に実家に帰省するよう強く求めているものもあります。世間では帰省する学生を拒む声や、非難する声が多いですが、彼らの健康が守られる必要はないのでしょうか。もちろん感染拡大防止は最優先ではありますが、このような学生にも配慮を求めます。すでに生活に耐えきれず帰省した人も多いのです。帰省は禁止できない、それならば帰省しなくても良い環境づくり、そしてどうしても帰省せねばならない人のための対策を考えていただきたいのです。
この活動をする上で、政府への要求は以下の通りです。
◯アルバイトと奨学金で生計を立てる学生にも届く継続的支援を
◯学費やオンライン授業の追加費用がかさむ学生に、学費等一部負担、奨学金制度拡充などの対策を
◯経済的,精神的な負担に苦しむ学生への支援、止むを得ず帰省する際の一時隔離場所提供など安全な帰省の道を
◯帰省した学生への差別防止を
◯帰省強制や寮への滞在の強制など、学生寮の方針統一を
このように、この運動は①生活に困窮する学生への支援を②帰省できない学生への支援・精神面への配慮をという2つのテーマを掲げています。私も学生の1人であり、まわりの苦しんでいる学生の声を受け、この運動を始めることにしました。社会的に力を持たない学生にも補償を求めるこの運動に、応援をお願いいたします。
発起人:
早稲田大学政治経済学部3年
髙橋ゆい