再エネ普及に大きなカベ?! でんき市場価格高騰の実態解明と 公平なしくみを求めます

再エネ普及に大きなカベ?! でんき市場価格高騰の実態解明と 公平なしくみを求めます

開始日
2021年3月7日
署名の宛先
経済産業大臣 梶山弘志様
現在の賛同数:19,584次の目標:25,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

2020年12月下旬から1月中旬にかけ、電力の市場価格が異例の高騰となりました。
原因のひとつは天然ガスの在庫不足でしたが、エリア間の融通などにより「日本全体での電力不足」は回避されました。

 一方で、大手電力などから電力市場への供給量がしぼられたことで、電力市場価格が高騰しました(*1)。また市場価格に連動しているFIT電気の仕入れ価格も高騰し、その打撃を一番受けたのが、再エネ新電力や地域新電力でした。

 この状況下で「やはり原発が必要」「石炭火力さえも必要」という声が、産業界からはあがっています。しかし、これは本末転倒です。エネルギー使用量大幅削減を前提に、様々なかたちの再生可能エネルギーこそ、もっと導入してリスクを回避していくことが、今求められています。

 また、大手電力会社と新電力、とくに再エネ供給をめざす新電力との間に大きな格差、不平等な状況があり、「電力システム改革」のなかでも、むしろこの格差が温存・拡大される制度がつくられています。

 持続可能な再生可能エネルギー社会への方向転換を望む市民として、以下要請します。


1.今回の電力市場価格高騰の実態解明と、再発の防止を求めます
 電力市場価格高騰の原因は、市場の未成熟にあったと考えられます。データをすべて公開し、実態の解明を行い、再発防止のための施策を徹底してください。


2.消費者に不公平がないように、何らかの緊急対応を

 電力市場価格高騰により、一部の消費者や再エネ新電力会社に極端な負担が出ています。対処をすべて電力会社に負わせるのではなく、政府としても何らかの緊急対応を行ってください。


3.再エネ拡大につながる電力システム改革を

現状の不公平な電力制度は、再エネ新電力に大きな打撃を与えており、今後再エネの拡大を阻害することが懸念されます。再エネ拡大につながるかたちへ、電力システム改革のあり方を再度見直してください。

*1 電力市場価格は通常は平均で10円程度、高くなる時間帯でも50円程度でしたが、2021年1月中旬には、250円を超える時間が発生するほど高騰しました。

<参考情報>
・電力市場価格高騰で、再エネ系新電力が危機的状況!消費者としては何ができるの?(2021年1月22日、パワーシフト・キャンペーン)
https://power-shift.org/210122_jepx/
・2月5日開催:なんでこんなに高くなった!?でんき市場価格 高騰の裏側トーク(資料・録画あり)
https://power-shift.org/210205_event/

声を届けよう
現在の賛同数:19,584次の目標:25,000
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 経済産業大臣 梶山弘志様
  • 行政改革担当大臣 河野太郎様