防げるはずの犬の遺伝病を無くしたい! 遺伝病で苦しむ犬・飼い主さんを無くしたい!

防げるはずの犬の遺伝病を無くしたい! 遺伝病で苦しむ犬・飼い主さんを無くしたい!

開始日
2019年1月25日
署名の宛先
ペットショップ3人の別の宛先
現在の賛同数:12,407次の目標:15,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 犬の遺伝病ネットワーク

遺伝性疾患をなくすために「獣医師」「ペットショップ」「ペット業界に関わる方々」「繁殖業者」「犬の管理に関わる団体」、そして「飼い主」が手を組んで「遺伝性疾患をなくすためにつながりを持つ」必要があると考えます。

そのために発足させようとしているのが『犬の遺伝病ネットワーク』(https://jcgdn.org/)です。

長期的な目標としては、繁殖者や販売店における遺伝子検査の拡大を図ること、血統の管理と疾患の管理を行うことで、遺伝性疾患の減少を目指すこととしています。また繁殖犬に対しての遺伝子検査は、その中で最も重要な目標であると考えています。多くの皆様からご支持をいただけましたら、この署名を持参し、各種団体と話し合う場所を設ける予定です。

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ペットを飼う前に知っておいていただきたいことがあります。


病気についての知識や犬種についての知識、そして近年では遺伝性疾患への知識というのも必要になってきていることです。遺伝性疾患は、遺伝子の異常による病気です。そして、その病気の中には治療法すらなく100%死に至る病気もあります。遺伝性疾患の多くは、一般的な健康チェックや触診では診断がつけにくいという特徴もあります。

日本でみられる遺伝性疾患の一つに、柴犬の「GM1ガングリオシドーシス」があります。2018年には東海地方や九州地方に暮らす同腹の柴犬たちが死亡するという例がありました。この病気は1歳程度で発症します。発作をくり返し、ついには立てなくなり、発症後わずか数ヶ月後に命を落とします。

そしてボーダー・コリーの「セロイド・リポフスチン症(CL病)」。日本ではすでに多くの発症例が確認されており、3歳前後で発症した犬は100%死に至っています。治療法がないため、発症した犬の飼い主の方々は何もするすべなく、衰弱していく犬を見守ることしかできないのが現状です。治療法がない以上、病院に行っても症状を和らげることくらいしかできません。

しかし、このような遺伝性疾患の中には交配前に遺伝子に異常があるかどうか調べることで、発症する子犬が生まれてこないよう繁殖の段階で親犬を選ぶことができます。先ほどの、柴犬などに発症するGM1ガングリオシドーシス、ボーダー・コリーなどのCL病、コーギーやシェパードの変性性脊髄症がそれに当たります。

近年、一部のペットショップでは、販売する犬に対して遺伝子検査をするようになっていますが、すべてのペットショップにおいて実施されているわけではありません。また、遺伝性疾患でも原因の遺伝子が明らかになっていないものについては遺伝子検査をすることができません。

ただし、検査が現時点でできない病気でも、純血種であれば、血統書上にその遺伝性疾患の記載することである程度予防することができます。病気を発症する可能性のある子犬をつくり出さないように配慮した交配計画がたてられるからです。

遺伝性疾患は、治療する病気ではなく、予防する病気です。
しかし残念なことに、遺伝子検査が可能な病気でも、死亡している犬が数多く確認されてきているのが現状なのです。

遺伝性疾患をなくすためには、繁殖業者やペットショップだけに頼るのではなく、「獣医師」「ペットショップ」「ペット業界に関わる方々」「繁殖業者」「犬の管理に関わる団体」、そして「飼い主」が手を組んで「遺伝性疾患をなくすためにつながりを持つ」必要があると考えます。そのために発足したのが『犬の遺伝病ネットワーク』です。その垣根を越えて、協力することを目標としています。

犬に関わる多方面の人々が、ここの考えの違いはあれどその多様性を認めつつも、手を組み話し合うことで、解決に向けて前進すると考えています。そして、遺伝性疾患が予防できる環境になると思います。遺伝子検査を行うだけでなく、それを参考にした計画的な交配や血統書の厳密な管理、疾患情報の登録と共有など、今後の改善していく点はたくさんあります。

犬の遺伝性疾患を発症した犬自身の苦しみ、そして苦しんでいる犬を見守るしかない飼い主の精神的な苦しみは計り知れません。

このような犬たちや飼い主の方々の苦しみを減らしていくために多方面の人々と手を組んで動いていこうとスタートしたのが『犬の遺伝病予防ネットワーク』です。

集まった署名については、各種団体への提出を行い、改善へ向けての交渉を行います。また、協力者の方に対しては、その経過を随時報告をしていきたいと考えています。そしてさらなる改善に向けての意見も受け付けたいと思っています。

長期的な目標としては、繁殖者や販売店における遺伝子検査の拡大を図ることで、遺伝性疾患の減少を目指すこととしています。また、繁殖犬遺伝子検査の義務付けとその結果の血統書への登録についても各団体にはたらきかけていく予定です。

みなさまからのご協力、お待ちしています。

声を届けよう
現在の賛同数:12,407次の目標:15,000
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意思決定者(宛先)

  • ペットショップ
  • 繁殖者
  • ブリーダー
  • 血統書発行管理団体