公正な裁判を求めます! 〈元講談社編集次長 朴鐘顕くん 妻殺害容疑 上告審に向けた署名にご協力ください!〉

公正な裁判を求めます! 〈元講談社編集次長 朴鐘顕くん 妻殺害容疑 上告審に向けた署名にご協力ください!〉

開始日
2021年5月31日
署名の宛先
最高裁判所長官
署名活動成功!
1,165人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

はじめに
 はじめまして、私たちは朴鐘顕(パクチョンヒョン)くんの大学時代の友人を中心として結成された「朴鐘顕くんを支援する会」です。
 優秀な漫画編集者として数々の有名作品を手がけてきた朴くんは、2016年8月9日妻の佳菜子さんを亡くし、2017年1月10日に彼女を殺害した容疑で逮捕されました。逮捕理由は、彼が4人の子どもたちと暮らす自宅で妻の首を絞めて殺害したというものでした。彼は一貫して無罪を主張しています。
 これは何かの間違いだ、きっと司法が正しい判断を下してくれる、そんな無知で浅はかな私たちの希望は脆くも打ち砕かれます。
 朴くんは、裁判員裁判による一審で有罪となり、2021年1月29日、高等裁判所における二審でも控訴は棄却され、懲役11年の実刑判決が下されました。
 上で「無知な」と書いたのには理由があります。私たちは、日本の刑事事件の有罪率が99.9%であることを知りませんでした。つまり、起訴された時点でほぼ全ての人が有罪になるのです。この数字を聞いたとき、「それでは何のための裁判なのか?」「冤罪率はどれくらいなのか?」など様々な疑問が湧く一方で、「だからこんなに異常な裁判が行われるのか」とようやく朴くんが置かれている状況を理解したのです。朴くんは今、この異常な日本の刑事裁判の犠牲になろうとしています。下記に述べるように、朴くんの裁判は、決して公正とは言えない、非常に問題の多いものでした。そしてこれは、朴くんだけの問題ではありません。あなたもいつ、朴くんのように不当な裁判にかけられ、有罪判決を言い渡されるかもしれません。朴くんに公正な裁判を受けさせるため、日本の刑事司法を変えるために、どうかみなさんの力を貸してください。
 なお、これまでの朴くんの事件に関する数々の報道には、誤った情報や悪意のある憶測などが含まれておりますが、私たちは朴くんの担当弁護士の協力のもと、関係者への聞き取り、判決文などの公的記録の情報を基にして活動しております。

 今回私たちが、最高裁に朴くんの公正な裁判を求める理由は以下の2つです。

1. 高裁は「無理のある検察の主張」に都合の良い証拠、証言のみを採用し、ほころびの多い論理で朴くんに有罪判決を下した。
 朴くんが「首吊りによる自殺である」と主張する一方で、検察は「被告人は1階寝室で被害者の首を絞めて殺害した。その際、完全死となる直前で首を絞めるのをやめ、脳死状態の被害者を7 mほど離れた階段まで運び、そこから突き落とした」と主張しています。佳菜子さんの額には傷があり、階段には血痕が残っていたため、検察はこのように無理のあるストーリーを作らざるを得なかったのです(心臓が止まれば出血もしない)。
 さて検察のこの無理のある殺害ストーリーを支持する有罪理由とはいったいどんなものだったのか。それは「被害者の手に血が付いていないこと」でした。「額に怪我をしたら人は必ずその傷口を手で触るはずだが、被害者の手には見た感じ血が付いていない(化学検査はしていません)。ゆえに有罪」ということです。このような有罪理由で、朴くんには懲役11年の実刑判決が下されました。このことはつまり、こんなに薄弱な証拠を有罪理由にしなければいけないほど、この事件に「殺人」の証拠がなかったということなのです。
 怪我をしたら人は必ず傷口を手で触るのでしょうか? もし仮に必ず触るとしても、やはりこの有罪理由は成立しません。なぜなら、洗面所に佳菜子さんが血を洗った痕跡(スイッチと洗面台に血痕)が残っていたのですから。これに対し高裁は「自殺をしようとしている人が手を洗うのは不自然だ」としてこれを無視しました。
 このようなほころびの多い論理で、客観的な証拠を根拠なく無視し、感覚だけで人を有罪にすることは、果たして公正な裁判と言えるのでしょうか? 「疑わしきは被告人の利益に」の精神はどこに行ったのでしょう?
 その他にも、朴くんの主張を支持し、検察の主張を否定する証拠、証言はたくさんあります。高裁は、それらを無視し、検察の主張に都合の良い証拠、証言のみを採用したと私たちは考えています。上述したように、私たちは公的記録に基づいて活動しております。私たちのホームページ(https://freepak3.wixsite.com/shomei)には、高裁の判決文に加え、私たちの主張する内容もさらに詳しく掲載しております。どうかご覧いただき、私たちの考えが正しいかどうかご判断ください。

2. 高裁は一審の有罪理由を棄却し、全く新しい理由をもって有罪判決を下した。
 実はこの高裁の有罪理由にはもう1つ大きな問題があります。それは「一審の有罪理由と違う」ということです。一審での有罪理由(現場に血痕が少ないこと)は、高裁で弁護側から示された新証拠によって否定されました。本来であれば、その時点で高裁は一審に差し戻すか、無罪判決を言い渡さなければいけませんでした。なぜなら「市民を有罪にするのは市民の手で」が裁判員制度の大原則であり、一審の有罪理由を棄却し全く新しい理由をもって有罪判決を下すことは、高裁には許されていない、重大なルール違反だからです。

さいごに
 朴くんはすでに5年以上勾留されています。そして今、上記のような不当な裁判で刑務所に送られようとしています。この異常な日本の刑事裁判の犠牲になろうとしています。繰り返しますが、これは朴くんだけの問題ではありません。あなたもいつ、朴くんのように不当な裁判にかけられ、有罪判決を言い渡されるかもしれません。朴くんのような不当な裁判を一つ一つ正していくことが、日本の司法を変え、冤罪を防ぐことに繋がると私たちは信じています。朴くんに公正な裁判を受けさせるため、日本の刑事司法を変えるために、どうぞみなさんの力を貸してください!

 いただいた署名は、第一弾として上告趣意書に添付して最高裁長官に提出し、その後、結審するまで逐次提出していく予定です。また、こちらでの署名とは別に、直筆署名も募集しています。詳しくは以下のホームページ、SNSをご覧ください。二重署名はなさらないよう、お願いします。

「朴鐘顕くんを支援する会」
HP:https://freepak3.wixsite.com/shomei
note:https://note.com/freepaku05
Facebook:https://www.facebook.com/freepak3/
Twitter:https://twitter.com/cx9oq?s=21

 

署名活動成功!

1,165人の賛同者により、成功へ導かれました!

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意思決定者(宛先)

  • 最高裁判所長官