【文部科学大臣に施設運用継続を請願する署名】 国立天文台のVERA(ベラ)プロジェクトの4台の電波望遠鏡の長期的な運用継続を応援しよう(save the VERA)

【文部科学大臣に施設運用継続を請願する署名】 国立天文台のVERA(ベラ)プロジェクトの4台の電波望遠鏡の長期的な運用継続を応援しよう(save the VERA)

開始日
2020年4月18日
署名の宛先
文部科学大臣 萩生田 光一様
署名活動成功!
2,647人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 VERA Supporters Club

文部科学大臣 萩生田 光一様

≪目標は1万人以上です。≫

国立天文台水沢VLBI観測所(岩手県奥州市)が2003年から運用しているVERA(ベラ)の4台の望遠鏡が、予算不足等のため運用ができなくなる窮地に陥っています。

VERAの4台の電波望遠鏡は、水沢(岩手県奥州市)、入来(鹿児島県薩摩川内市)、小笠原(東京都小笠原村)、石垣島(沖縄県石垣市)の各局に設置されています。いずれも20mの直径を持ち、4台を組み合わせて宇宙からくる電波を観測し、銀河系の姿を明らかにしつつあります。また、この4台と韓国や中国の望遠鏡を組み合わせてアジアで協力した観測網とし、ブラックホールから出るジェットの観測でも活躍しています。

さらに、2019年に発表されたブラックホールの撮影成功ではVERAで培われた装置開発やソフトウェア開発の経験、さらにはVERAを使って育った天文学者たちが大きく貢献しています。VERAの運用が停止すれば、これらの研究すべてに大きな影響がでてしまいます。

また、VERAの望遠鏡は単なる天文学の装置を超えて、地域の人々にも親しまれる貴重な存在です。水沢の国立天文台は、緯度観測所の誕生以来120年に渡り地元市民に愛されてきた施設です。昨年のブラックホールの撮影は私たちが”天文台の街 水沢“を誇りに思えた成果であり、VERAの電波望遠鏡はその象徴的な存在です。国立天文台水沢のキャンパスでは「いわて銀河フェスタ」「星空観察会」等が定期的に行われ隣接する奥州宇宙遊学館と合わせて、年間2万人を超える人々が観光に訪れています。

薩摩川内市にあるVERA入来局は鹿児島大学と共同で運用されていて、同大の学生が最先端の電波望遠鏡を用いた天文学研究に携わる貴重な機会を提供し、大学での教育と研究に役立っています。また、毎年開催される「八重山高原星物語」等のイベントを通じて地域の活性化にも貢献しています。

小笠原村にあるVERA小笠原局は、島内一周道路に沿って設置されており、多くの観光客が目にする施設であり、特に夜間オレンジ色にライトアップされたその姿は「オレンジペペ」という愛称で親しまれており、島内のナイトツアーにも組み入れられています。また、「スターアイランド」等のイベントを通じて島民や観光客にも親しまれる施設になっています。

 石垣市にあるVERA石垣島局は、石垣島天文台と並んで“星の島石垣島”を代表する施設としてガイドブックにも記載され、毎年多くの観光客が訪れています。また、国立天文台と地元が協力して20年近く継続開催してきた「南の島の星まつり」は毎年1万人規模を集める島を代表するイベントに成長しました。さらに、高校生の研究体験等を通じて石垣市や沖縄県での教育にも貢献しており、最近ではその様子がTVアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」でも描かれています。

このように、VERAの4台の望遠鏡群は、これまで最先端の天文学的研究に貢献してきただけでなく、地域に根差した教育や観光資源として各局がそれぞれの地域で活用されており、天文学者や天文ファンのみならず、広く地域の私たちにとっても価値のある装置です。そしてなによりも、私たち国民の税金で作られた貴重な科学資産でもあります。望遠鏡の耐用年数はおよそ30年程度と言われており、現在まだ建設から20年に満たないこれらの望遠鏡はまだまだ今後の活躍と有効活用が見込めます。

【今後のVERAの望遠鏡の継続運用のため、皆さまのご支援をよろしくお願いします。≪目標は1万人以上です。≫】

---------------------------------------------------------------------------------------------------

Title: Help the VERA-PJ

The VERA telescope operated by Mizusawa, NAOJ (Iwate Prefecture, Japan) since 2003 will be unable to operate due to lack of budget.

VERA radio telescopes (20m in diameter) will be built at four locations in Japan, and a combination of four will observe radio waves from space to reveal the appearance of the galaxy.

In addition, the East Asian observation network (EAVN), which combines VERA and telescopes from South Korea and China, is observing jets in black holes.

Equipment and software developed at VERA and astronomers trained at VERA are contributing to the imaging of black hole shadow in 2019. If VERA stops operating, all of these studies will be significantly impacted.

VERA telescopes have not only contributed to astronomy, but are also utilized as children's education and tourism resources. It is a valuable telescope not only for astronomers and astronomy fans, but also for local people.

Please support the continuous operation of VERA-PJ.


VERA: VLBI Exploration of Radio Astrometry
NAOJ: National Astronomical Observatory of Japan
EAVN: East Asian VLBI Network

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

               呼びかけ人

  • 木村 隆(VERA Supporters Club代表/いわて星団連合 理事)
  • 新田 高行(VERA Supporters Club事務局)
  • 岡野 友由(VERA Supporters Club)
  • 小野 優(奥州市議会議員)
  • 梅田 浩司(JAZZRIZE / JAZZRIZE STORE 代表取締役)
  • 高橋 一隆(有限会社 銘菓処 高千代)
  • 山田    慎也
  • 千田    泰伸  (萬福食堂)
  • 吉田 偉峰  (一戸町観光天文台 台長 / いわて星団連合 代表理事)

署名活動成功!

2,647人の賛同者により、成功へ導かれました!

このオンライン署名をシェア

このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 文部科学大臣 萩生田 光一様