新型コロナの自宅療養死の真相の究明と再発の防止を求めます~明日は必ずきますか?~

新型コロナの自宅療養死の真相の究明と再発の防止を求めます~明日は必ずきますか?~

開始日
2023年2月6日
署名の宛先
このオンライン署名は終了しました
9,800人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

 新型コロナ自宅放置死遺族会の共同代表の高田かおりです。2021年8月、弟が新型コロナウイルスに感染し医療など必要な支援を受けられず自宅で死亡しました。私は昨年11月に沖縄に行き、弟に関わって下さった方々とお話し、弟が亡くなって1年半経っても、やはりたくさんの人が悲しんでいることが分かりました。弟を診断してくれた医師は脅威であったデルタ株のコロナが怖い中、1日30人もの患者さんをひとりで診察されていて限界だったとお聞きしました。そして「精一杯やらせていただいたけど、助けれなくて申し訳なかった」と言われました。

 また、保健所の担当者は一切メモを見ずに弟の事を涙を流して話してくれました。時間や時系列を全て覚えていて下さり「申し訳なかった」と仰っていました。当時の担当してくれた職員の方は、弟の悲劇の教訓を生かし、以後もう2度と放置が起こらないように率先して現場で頑張ってくださっているようです。

 人の死でもちろん一番辛いのは遺族です。でも、お話を聞いた医師も保健所の職員の方々も弟の死と向き合って下さり、遺族の苦しみとは違う苦しみがあったんだな、ということが分かりました。そして、一番心に残ったのは弟がとても慕わせていただいた友人の言葉です。友人が死後、部屋に入ると弁当がありました。友人は「生きようと思って買ったのに、それすら食べられなかった」と言っていました。弟は根底には『自分がコロナで死ぬわけない』『医療や薬が命守ってくれる』そして何よりも『国が守ってくれる』、そう思って必死に生きたんだと思います。

 医師や保健所の職員も必死にやったのに助けられなかった。今後、私達のようにコロナに翻弄され苦しむ人を増やしたくありません。弟が亡くなった21年の夏から1年半、波が来る度に新型コロナで感染した自宅での死亡者が増えています(第5波202人→第6波555人→第7波776人)。一方で遺族会を続けていくうちに心有る医師や弁護士の先生方のご協力を得て事例の検証作業を行い報告書にまとめました(検証報告書ダウンロード先:https://xfs.jp/Y9Cs1

 その際に遺族は自分たちで行政や医療機関と交渉し情報をかき集めました。その結果、多くの課題が見つかり、行政も検証して課題について整理した方が良いと思いました。また、遺族会の中には感染し後遺症に苦しむ人もいます。後遺症についても医療にかかれる体制の構築してほしいです

 今、新型コロナの感染症法上の類型が2類相当から5類に引き下げられる事が決まりました。5類への移行や屋内でのマスクを推奨せず自己判断となることについて遺族会は以下のような意見を述べさせて頂きます。

 

【5類への移行に伴う提案】

1 新型コロナの感染者が医療にアクセス出来ないことが起こらないよう国は自宅や施設などで必要な医療を受けられずに亡くなられた放置死の検証をしてください。そのうえで、医療提供体制を改善し全国で質が担保される医療が享受されるようにしてください

2 医療体制のシステムの中に施策の効果検証を入れてください

3 新型コロナの感染拡大時にはコロナの感染の有無に関わらず発熱しているだけで医療にアクセスできないことが相次ぎました。今後、そのようなことをなくしてください

 

 以上のことにご賛同頂ける方はぜひ、署名をお願い致します。また、署名作成にあたりアドバイスと頂いた医師や弁護士の先生方にはこの場を借りて御礼を申し上げます。

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