虐待環境から逃れ、社会的養護に保護さた子ども達が適切なトラウマやメンタル治療ケアを受けられることを求めます

虐待環境から逃れ、社会的養護に保護さた子ども達が適切なトラウマやメンタル治療ケアを受けられることを求めます

開始日
2020年7月17日
署名の宛先
厚生労働省大臣
このオンライン署名は終了しました
4,315人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

署名の発信者 ACHAプロジェクト

虐待を受け保護され、児童養護施設や里親家庭で育った子ども・若者への支援策として、次の二点を求めます。

1.児童養護施設や里親家庭に措置されている間に、虐待による後遺症の治療を受けることを義務化すること

2.児童養護施設や里親家庭を措置解除されたあとでも、必要に応じて十分なケアや治療を受ける機会を無償で提供すること

毎日新聞にも掲載させて頂いておりますが「虐待による心の傷は誰もが無償でケアされる社会になってほしい。その第一歩として施設出身者の声を集めて国に届けたい」との発信をさせて頂いております。児童養護施設での生活を経験した立場から署名活動をさせて頂いております。

子どもの頃に虐待で保護され、児童養護施設や里親家庭育った方の中には、大人になった今もなお虐待の後遺症に苦しんでいる方が少なくありません。

大学や専門学校に進学し、学費や生活費をやりくりしながら夢や目標に向けて頑張っていても、虐待の後遺症という大きな壁が立ちはだかります。日常的にフラッシュバックにより息苦しくなったり、中には精神疾患で入院に至る方もいます。
虐待を受けた子どもは、極度に自己肯定感が低下します。心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり、愛着障害、虚言癖、自傷癖、感情の制止、デタッチメントなどの症状を発症してしまう確率が高まります。最新の研究では脳に深刻な影響をもたらすことも証明されています。そのため、虐待を受け保護された子どもには適切な治療が必要です。

近年相次ぐ虐待報道の中には、自身が虐待を受け、受けるべきケアを受けられないまま親になったという事例が多く見受けられます。虐待のケアが十分でないと、虐待が連鎖する可能性があります。

全国の児童養護施設で暮らす2万7026人(2018)のうち、親などから虐待を受けた経験がある子どもは、65.6%の1万7716人に上ります。受けた虐待を種類別(複数回答可)で見ると、ネグレクト(育児放棄)63.0%。次いで身体的虐待41.1%、心理的虐待26.8%、性的虐待4.5%とされています。(厚労省調査より)

児童養護施設では、現在心理療法を行う必要があると認められる児童10人以上に心理療法を行う場合には心理療法担当職員の配置がされるようにと決められています。しかし今、多くの児童養護施設や里親家庭では、虐待を受けたことへのケアや治療を十分に受けることができません。現状があります。そのために、児童養護施設や里親家庭を離れたあとに、多くの方が虐待の後遺症に苦しんでいます。治療を受けるためには多額のお金と時間が必要になります。しかし、児童養護施設や里親家庭を離れたあとの生活に、治療を受ける余裕はありません。特別な支援が必要です。被害者であるにも関わらず、多くの事をを被らなければならない理不尽さがあります。そこに対する支援を求めます。

発起人の私自身は、生後4か月から19歳まで、乳児院、児童養護施設、自立援助ホームで育ちました。保護された理由はネグレクトでしたが、早期発見にて保護されたため、それほど後遺症は残りませんでした。しかし、一緒に生活していた多くの子達には、上記にあるような虐待の後遺症が多く見受けられました。

現在取り組んでいる「ACHAプロジェクト」という活動を通して、200名ほどの社会的養護経験者2と繋がりがあります。彼ら彼女らの話を聞く中で、多くの苦しみや生きづらさがあることを知りました。近年では児童養護施設にも心理士の配置が義務づけられているため十分なケアが施されていると思っていました。(実際に治療に力を入れている施設もあることも知ってください)しかし、当事者の声から、義務を果たせていない施設があることがわかりました。また、心理士がいるというだけで適切な処置がされていないことも浮き彫りになりました。「心理士との面談の回数が足りない」「気休め程度にしかならない」など、きめ細かく手厚いケアを望む声がありました。

ぜひ心よりご署名をお願い致します。

♦︎発起人

ACHAプロジェクト代表 山本昌子

♦︎共同発起人

※以下敬称略。順不同。各個人は所属団体の意思を代表するものではありません。

西坂來人(THREEFLAGS-希望の狼煙-)

川瀬信一(子どもの声からはじめようプロジェクト)

高祖常子(NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事)

♦︎賛同人

※以下敬称略。順不同。各個人は所属団体の意思を代表するものではありません。

前川順(京都中小企業家同友会 社会的養護部会 創設者)

浦田雅夫(アフターケア団体 メヌエット)

鴇田夏子(慶應義塾大学病院小児科、日本乳児精神保健学会事務局長)

矢野デイビット(一般社団法人Enije 代表)

山寺香(毎日新聞記者)

梛橋雄一(児童養護施設 聖母愛児園副施設長)

栄留里美(大分大学福祉健康科学部助教)

林恵子(認定NPO法人ブリッジフォースマイル代表 )

服部孝(埼玉県職員)

大原岳夫(児童養護施設ケヤキホーム副園長)


高橋亜美(アフターケア相談所ゆずりは 所長)


岡田沙織(NPO法人若者メンタルサポート協会理事長)

村田早耶香(認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 共同創業者)

池田徹(社会福祉法人生活クラブ風の村理事長)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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