全国消防操法大会の廃止

全国消防操法大会の廃止

開始日
2019年4月15日
署名の宛先
公益財団法人 日本消防協会
現在の賛同数:2,561次の目標:5,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

署名の発信者 海原 友明

日本消防協会が主催している消防団のイベント「全国消防操法大会」の廃止を求めます。

消防団にとって「操法」は必要ですが、「操法大会」は必要ありません!

消防団員の減少、高齢化、負担増、報酬搾取、パワハラ等々多くの問題を抱えています。もう昭和の消防団を続けていくことは不可能であり、消防団の一番の問題である「操法大会」を継続させるべきではありません。

 

地域の中にいる「ひと握りの消防団員とその家族」が、多くの負担と犠牲を強いられている現状を、どうしても変えていきたいのです。

 

本業を別に持っている消防団員の限られた時間の中で、自分たちの地域で何をすべきか、何ができるのか、何が要らないのかを、今一度考えるべきではないでしょうか。

 

この大会を廃止したい理由は大きく3つあります。

  1. 消防団員とその家族の多大な負担(時間的・精神的・身体的)を軽減させたい
  2. 実践的訓練や安全管理教育を充実させ消防団員の事故や殉職者を無くしたい
  3. それぞれの地域環境に即した消防団活動を展開できるようにしたい

 

消防団員は本業を別に持ちながら地域の消火活動や救助活動などを行なっている一般市民で構成される非常勤特別職の地方公務員です。

 

「操法」とは、火災現場で迅速且つ安全に消火活動を行う為の基本的な器具操作・動作の方式を習得するための訓練方法で、「操法大会」はその訓練の成果を披露する場です。

しかしこの大会は速さと正確さを競うほか、規律と呼ばれる動きや、2名以上の動きをそろえて(シンクロして)見せるなど動きの綺麗さが要求されます。
その為、大会で訓練の成果を披露する為には、実際の火災現場で役に立たない動きや技まで習得する必要があります。(見たことが無い方はYouTube「操法大会」で一度ご覧ください)

 

消防団員にとって、操法という基本的な器具操作・動作の方式を習得する訓練は必要です。ですが、その成果の優劣を競い合う「競技大会」というイベントは本当に必要なのかを今一度考える必要があります。

 

県大会や全国大会の出場を目指す地域では、練習期間が長期間、時には年間を通じて常時行われる場合が多く、幹部やOBなどの圧力により過剰な練習を強要される地域は少なくありません。

選手の怪我等も多く、消防団活動の中で発生するほとんどの怪我や事故は、この競技大会に向けた訓練中に発生しています。

消防団員は別の本業で生活の基盤を築いています。時に仕事や家庭を犠牲にして活動しているにも関わらず、この様な非効率で不安全な大会の為の訓練を行わなければならないことに、多くの消防団員とその家族は疑問を抱いています。

 

この競技大会は、団員を一致団結させて士気の高揚を図ることを一つの目的としています。しかし消防団員の士気を上げるには、本来の目的である「地域住民の安心安全を守る」為に活動できていると団員が実感できているかが重要です。今の操法大会は、本来の目的に対してあまりにも生産性が低い為、士気は下がる一方です。本来の目的の為に活動できている実感を持てる様になると、消防団員としての誇りを持てる様になります。そしてそれを見ている住民から自ずと新たな団員が生まれるものと思います。

 

全国の消防団員数は年々減少しています。その理由を総務省消防庁や日本消防協会は、「少子高齢化による若年層の減少、就業構造の変化、地域社会への帰属意識の希薄化等の社会環境の変化によるもの」と分析していますが、この「操法大会」を開催していることが消防団の担い手不足の一因であると考えます。

現在、消防団員の負担軽減や実践に即した訓練にする為に大会を中止する地域も出てきましたが、上からの圧力や伝統という見えない力が大きすぎて、その一歩を踏み出せないところがほとんどです。

 

各市町村の環境によって、消防団による地域の安心安全の守り方は異なると思います。本業を別に持っている消防団員の限られた時間の中で、自分たちの地域で何をすべきか、何ができるのか、何が要らないのか。それを議論し実行する為には、今の操法大会やその競技操法の練習は足かせでしかないのです。


私達団員は、競技や部活をする為に消防団に入った訳ではありません。地域防災の為の実践的訓練や安全管理教育に、団員の貴重な時間を当てるべきだと考えます。


そしてこの大会を運営する為には多くのお金が必要であり、そのお金は皆さんの納めた税金です。

 

皆さまどうかこの操法大会の根源である「全国消防操法大会」を廃止する為、署名活動にご協力お願いします。

国を動かす必要がある為、多くの署名が必要です。最終目標は1万人です。

全国で多くの消防団員とその家族が、地域のしがらみの中で苦悩しています。

どうか力をお貸しください。

 

 

本件に関連する情報を下記のブログに掲載しています。

今、消防団で何が起こっているのかを確認してください。

https://www.kaibaratomoaki.info/

 

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現在の賛同数:2,561次の目標:5,000
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意思決定者(宛先)

  • 公益財団法人 日本消防協会
  • 総務省 消防庁消防救急課