署名継続中です【5月10日一次〆切】アサヒグループホールディングスに、食品・飲料品のための動物実験〈完全廃止〉を求めます!

署名継続中です【5月10日一次〆切】アサヒグループホールディングスに、食品・飲料品のための動物実験〈完全廃止〉を求めます!

開始日
2020年4月10日
署名の宛先
アサヒグループホールディングス株式会社代表取締役社長兼CEO小路明善様
署名活動成功!
33,219人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

【追記】5月12日、5月10日までに集まった31,419筆の署名と皆さまから寄せていただいたコメントをにアサヒグループホールディングス社長あてにいったん郵送提出しました。しかし「廃止」の回答を得るまではこのキャンペーンを継続します。引き続きシェア・拡散のご協力をよろしくお願いいたします。(2020.7.3)

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、今夏に開催が予定されていた「東京2020オリンピック・パラリンピック」は延期が確定しましたが、その「東京2020」のゴールドパートナーであるアサヒビールを擁する「アサヒグループホールディングス株式会社」が、4月6日、動物実験を行わないというポリシーを公式ウェブサイトに公開しました。

アサヒグループの動物実験に対する基本姿勢

「アサヒグループは、食品・飲料および化粧品の分野において、法律上明確に義務付けられていない動物実験への資金拠出、動物実験の実施、動物実験の委託は行いません。」

このポリシー、本当に信じても大丈夫でしょうか?

■JAVAが2月に面会、ポリシーの除外規定とは

私たち動物実験の廃止を求める会(JAVA:ジャバ)は、2020年2月21日にアサヒグループの担当者らに面会した際、廃止の対象外としている「法律上義務付けられている」動物実験について確認したところ、次の3つでした:

  1. 市販後の事故等、公衆衛生上の説明責任が生じた場合
  2. 諸外国の制度上法的要件(EUのNovel Food、アメリカのGRASなど)とされている場合
  3. 国に対する各種許可申請、届出等(食品飲料品:消費者庁への特定保健用食品の許可申請、機能性表示食品の届出、化粧品:化粧品基準改正要請、医薬部外品の製造販売承認申請 他)

問題は3です。

■トクホと機能性表示食品

いま、食品業界で最も開発が華やかな分野、それが〈特定保健用食品(トクホ)〉と〈機能性表示食品〉です。この2つは、消費者庁に対して許可申請(トクホ)や届出(機能性表示食品)が必要なのですが、いずれも、いままで多くの人に食べられてきたものやヒト試験でデータが得られているもので商品開発すれば動物実験を行う必要はありません。一方、いままで食された経験が少ないものやヒトでのデータがない、新規性のあるものを使って商品を開発しようとするのであれば、安全性データや機能性を示すデータが必要になってくるわけですが、その“オプション”のために「動物実験が法律上義務付けられているので仕方がない」というのが、アサヒグループの言い訳です。

「健康寿命の延伸」という大義名分のもと、いまの食品業界は食べ物に不自然な〈機能性〉を添加して新商品を展開し特許をとって利益を得る、そのために本来不要であるはずの動物実験が行われる、というわけなのです。

■アサヒグループが行ってきた動物実験の一例

「カラダカルピス」スパークリング のための毒性試験

独自の乳酸菌が体脂肪を減らすという機能を謳う商品。この乳酸菌の反復投与毒性試験として雌雄各6匹のラットに乳酸菌を90日間経口投与。試験後解剖して処分。

「りんごポリフェノール(AP)」の脂肪蓄積抑制効果に関する研究

ラットを用いた給餌実験では、通常エサと高脂肪エサ、高脂肪エサ+AP、高脂肪エサ+茶カテキンのグループで10週間飼育。実験後は解剖して睾丸周囲、腎臓周囲、及び腸間膜からなる脂肪組織重量を測定するなどしてのち処分。弘前大学との共同研究。

■他社はやめている

これまでJAVAが動物実験廃止を働きかけた食品企業のうち、キッコーマンは、商品の製造過程における安全性や機能性などの確認に限らず基礎研究も含めすべての動物実験を廃止することを確約しました。

当初「トクホの許可申請時に消費者庁から動物実験を要求された場合は行う」としていたヤクルト本社も、私たちからの要望を受け、このケースについても行わないことを書面にて確約しました。

また、日清食品グループは「食経験を優先し、今後もしトクホの新商品を出すことになった場合でも、動物実験ではない方法によるデータで許可申請を行う」

不二製油グループは「効能があるかもしれないと考えられる素材や成分の探索のための動物実験がなかなか手放せなかったがこれも廃止に踏み切った」

キユーピーは「動物実験が必要になるような素材の開発などには踏み込まないような商品設計で進めている」

というように、〈トクホ〉や〈機能性表示食品〉のための動物実験は、形式上「法律上義務付けられた実験」であったとしても、「やらない」というスタンスを明確にしており、企業努力で回避できることを証明しています。ところがアサヒグループは、これらの企業が廃止できた動物実験を「廃止の対象外」としています。したがって、アサヒグループの「動物実験は行わない」というポリシーは不十分であり、私たちはこれを評価することができません。

■5月10日までにご賛同をお願いします!

JAVAは3月24日、アサヒグループ社長あてに「食品・飲料、化粧品、日用品分野における動物実験廃止を求める要望書」しました。この要望書に対する回答期限は5月末です。要望内容など詳しくはJAVAのウェブサイトをご覧ください。

いま世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。それどころではないというご批判もあるかもしれません。

しかし、この1カ月半の間に、動物実験をきちんと廃止するかどうか、アサヒグループの経営判断が下されます。この期間に「動物実験はやめてほしい」というたくさんの署名が集まれば、経営判断に必ずよい影響を及ぼすはずです。一社でも多くの大企業が動物実験を確実に廃止すれば、それは業界の常識となり、犠牲になる動物が確実に減っていくはずです。

署名の期限は5月10日としました。どうか、一人でも多くの人にこのキャンペーンにご賛同いただけますようお願いいたします!

署名活動成功!

33,219人の賛同者により、成功へ導かれました!

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意思決定者(宛先)

  • アサヒグループホールディングス株式会社代表取締役社長兼CEO小路明善様