歴史ある大阪の地下鉄を未来に残してください!
歴史ある大阪の地下鉄を未来に残してください!
(2018年12月25日の深夜23時59分まで)
大阪メトロ様
この歴史ある、レトロでかわいい大阪の地下鉄の駅を、変なデザインにしないでください。
先日、朝日新聞にて、このような記事が掲載されました。下記リンク先をぜひご覧ください。
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20181220004239.html
[引用]-----
御堂筋線などの15駅、「個性的なデザイン」に大改装へ
2018年12月20日23時53分
大阪メトロは20日、御堂筋線と中央線の計15駅を、2024年度までに順次、大改装する計画も発表した。300億円を投じ、各駅を地域の特色に合うイメージにつくり変える。
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この記事に掲載されている写真を見て、目を疑いました。そこには、私たちが慣れ親しんだ、あのレトロな、かわいらしい、落ち着きのある大阪の地下鉄の駅とは懸け離れた、安っぽい、派手な、悪趣味な、そして駅のある場所とはむしろつながりの薄いデザインの案が載っていたのです。
名物市長だった關一(せき・はじめ)第7代大阪市長によって1933年に開業され、すでに80年以上の長い歴史を持つ大阪の地下鉄は、私たちみんなの誇りです。
大阪市民にとっては、地下鉄は日常の足です。どこへ行くにも、何をするにも地下鉄です。そして、ただそれだけではなく、何十年にもわたり愛され、親しまれてきた文化遺産であり、貴重な歴史遺産でもあります。
たしかに古びて、色あせてはきていますが、それはこの駅たちが大阪市民とともに重ねてきた年月の色であり、たくさんの──ほんとうにたくさんの大阪市民の、夢や希望、そして人生そのものを運んできた地下鉄だけがもつ、温かいぬくもりなのです。
それを、このような、いままでの駅に敬意を感じられないデザインにしてしまうことに、強く反対します。もちろん、バリアフリー化や利便性・安全性の向上など、ほんとうに必要な改修にまで反対しているわけではありません。
どうか、85年の歴史を誇る大阪の地下鉄を、大阪に住む人びとにも、大阪を訪れる多くの人びとにも、さらに100年先まで伝えていくために、大切にメンテナンスをして、いまのレトロでかわいらしい、落ち着きのある姿を残してください。私たちは、心からそう願います。
【呼びかけ人】
岸政彦(立命館大学教授)
柴崎友香(作家)
【呼びかけ人にご賛同いただいている方】※賛同いただいた順
仲野 徹(大阪大学教授)
釈 徹宗(宗教学者/相愛大学教授)
江 弘毅(編集者/神戸松蔭女子学院大教授)
光嶋裕介(建築家/神戸大学客員准教授)
高岡伸一(建築家/近畿大学准教授)
青山ゆみこ(編集者/ライター)
増田聡(大阪市立大学教授)
川野英二(大阪市立大学教授)
前田拓也(神戸学院大学准教授)
三島邦弘(編集者/ミシマ社代表)
内田樹(神戸女学院大学名誉教授)
石田賀奈子(立命館大学准教授)
倉方俊輔(建築史家/大阪市立大学准教授)
中川和彦(スタンダードブックストア代表)
平尾剛(神戸親和女子大学准教授)
藤本智士(編集者/Re:S)
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意思決定者(宛先)
- 大阪メトロ