私達は応援しています。少年ジャンプ関係者の皆様、作品を守って下さい。

私達は応援しています。少年ジャンプ関係者の皆様、作品を守って下さい。

開始日
2020年8月21日
署名の宛先
株式会社集英社
現在の賛同数:898次の目標:1,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

署名の発信者 hibiki shimizu

(はじめに注意!)キャンペーンで募金支援が可能になっていますが、発起人個人としては「非推奨」とさせて頂きます。(金額はそのままダイレクトに広報に使われchangeから返金されない事、また発起人に広告の有無を決める権限が無い事、費用対効果に疑問を持っている事などからです。完全に禁止する権限は私にありませんが、募金支援については良く確認した上で充分ご注意下さい)

 

【概要】

この署名の目的は、株式会社集英社に特定の要求をするものではありません。

署名の主眼は、少年ジャンプを応援し作品を応援する人がこれだけの数いるのだと、集英社に知って頂く事にあります。

 

私は下記の事柄を集英社様にお伝えしたいです。

暴力や性、悪意といった汚いものを描いたフィクションが、傷つき抑圧された誰かの心を浄化・解放して救う事が確かにあります。

そこには小さな社会貢献が確かにあります。

いろいろな批判は真摯に受け止めても、クレームには安易に負けないで下さい。

 

【キャンペーン詳細】

昨今、少年ジャンプの漫画作品について、暴力シーンやお色気(性的と取れる)シーンを含む描写に批判の声がインターネット上であがっています。

そのうちのいくつかは、マンガ表現が読者に悪影響を与え現実の差別や犯罪を助長するのではないかという想像を根拠とし、治安向上のために表現の改変や規制を望む声が多く含まれます。

 

作品批判そのものに異議はありません。

漫画作品が読者にどのような影響を与えるかは複雑で予想がつかないと同時に、一定の責任が付随するものと私も考えています。

 

しかし同時に、集英社様には安易にクレームに負けて作品取り下げや改変などといった性急な判断を下す事なく、漫画が果たしている様々な社会的貢献と責任について、あくまで慎重に考え判断してほしい、そして私達の愛する作品をどうか守って欲しいと願っています。

ご賛同下さる方はぜひご署名下さい。

 

【キャンペーンの動機】

(※発起人の立ち位置の説明のため個人的な話が入ることをお許し下さい。ここは読み飛ばして下さっても問題ありません)

このような考えを私が持つに至った理由は個人的な経験に由来します。

まず私は少年ジャンプのラブコメ作品を正直あまり好きではありません。

 

おそらく一般家庭よりも性的に抑圧された教育を受け、また一方で性的嫌がらせとも言えるとても不快な行為を幼児期に経験してトラウマを抱えた私は、気が付けば「強い女性に男性が支配され傅き、あるいは苦しめられる描写」を愛好するようになり、恋愛もののフィクションでもそのような人間関係描写に憧れ、またポルノでもそういったジャンルでしか興奮できないようになっていました。

そんな私にとって、世の中のポルノに限らず純愛と呼ばれる恋愛ドラマ、ラブコメの殆どは生理的に不快なものとして映ります。少年ジャンプのラブコメ漫画も例外ではありません。昔から男女間の軽いセクハラを嫌悪し、純愛ラブストーリーにしらけ、ラッキースケベと呼ばれる不自然な性的描写にも眉をしかめていました。

しかしそれは、私のごく個人的な嗜好の問題に過ぎない事も強く自覚していました。

なぜなら、逆に女性が男性に暴力を振るうという暴力的・性的なフィクションがたしかに私の心を救ってくれて、汚いものを好み申し訳ない存在だと思っていた私でもこの世界に存在しても良いのだという自己受容を得る事ができたからです。辛い子供時代を過ごした私にとって、これは確かに必要なものだったのです。

私が価値観の違う他人を尊重し、その心情や痛みを想像する事を覚え、また卑屈にもならず自分の心を守る事ができる様になったのは、その自己受容のお陰による所が大きいです。

 

世の中には私にとって不快な表現が沢山あります。

しかし私の「見たくない権利」を過度に押し通せば、大勢の人の「見たい権利」を侵害する事になります。

だから私は「見ない努力」をし「見ない自由」をできる限り行使して日々過ごしています。

 

【皆さんにお伝えしたい事】

私にとって、少年ジャンプには好きな漫画もたくさんありますが、個人的に不快に思う漫画も沢山あります。

ジャンプ作品の全てを愛している読者では決してありません。

 

しかし、しかしです。

純愛・健全と呼ばれるエロやお色気を嫌悪し、インモラルとも言える暴力・性愛を描いたフィクションに心を救われた私だからこそ、

 

暴力的・反社会的な表現が、抑圧された誰かの心を浄化・開放する事を知っています。

私の心を不快にする表現が、他の誰かの自殺を食い止め生きる希望を与えている事を知っています。

ハラスメントや暴力、性的描写をフィクションとして消費しながら、同時に人と健全な関係を築き、お互いを尊重し合う事ができる事を知っています。

エロに「健全なエロ」と「不健全なエロ」といった単純な区分など本当はできない事を知っています。

 

 

フィクションの表現が読者にどんな影響を与え、時に狂わせるかは製作者にもコントロール不能な難しい問題だと思います。

ジョン・レノンを殺害した犯人がライ麦畑を愛読し、コロンバイン高校射殺事件の犯人がマリリン・マンソンを愛聴していた様にです。(※賛同者さまからご指摘を頂いたので訂正します。当時メディアによって犯人がマンソン愛好者だと報道されバッシングが行われましたが、これは後にデマだった事が発覚しており事実無根のようです。)

刺激的で過激なフィクションが人の認知を歪め犯罪に走らせ、世の中を悪くする可能性が100%無いとは私は思いません。そういう事もあるのかも知れません。

しかし私は「事はそんなに単純ではない」と言いたい。

特定の表現を規制したから悪影響が減る、といったシンプルな考え方は思慮に欠け危険なものだと思います。

 

【最後に】

あらためて集英社様にお伝えします。

暴力や性、悪意といった汚いものを描いたフィクションが、傷つき抑圧された誰かの心を浄化・解放して救う事が確かにあります。

そこには小さな社会貢献が確かにあります。

いろいろな批判は真摯に受け止めても、クレームには安易に負けないで下さい。

世の中の大勢の少年少女が読むであろう漫画を出版する企業として、本当の意味での責任は何なのか、深く考えて頂ければと思います。

 

また、読者である私達の良識をどうか信じて下さい。

もし私達がなにか問題を起こしたとしても、それは少年ジャンプのせいではありません。私達がもっと勉強すべきだったのです。

私達は多様な表現と作品、またそれを作るクリエイターの権利が守られる事を望んでいます。

そしてどうか元気を出して下さい。私達が応援しています。

私に賛同いただける方は、是非とも署名をよろしくお願いいたします。

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現在の賛同数:898次の目標:1,000
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意思決定者(宛先)

  • 株式会社集英社