大阪市の街ねこ事業(地域猫活動)の条件である 自治会長の「合意書への署名」というハードルを無くして下さい

大阪市の街ねこ事業(地域猫活動)の条件である 自治会長の「合意書への署名」というハードルを無くして下さい

開始日
2023年10月27日
署名の宛先
現在の賛同数:15,567次の目標:25,000
今週は105人が賛同しました

この署名で変えたいこと

署名の発信者 原田 玲子

大阪さくらねこの会代表原田玲子と公益財団法人どうぶつ基金理事長佐上邦久、特定非営利活動法人ねこだすけ理事長工藤久美子、獣医師山口武雄は、大阪市長に対し2023年11月1日、大阪市長宛に大阪市「所有者不明猫適正管理推進事業」実施細目の改定に関する要望書を提出いたします。

住民全体の利益に資する環境改善活動である「地域猫活動」を拡充するために、広く全国の皆様からの署名をお願い申し上げます。

【ノラ猫問題は社会問題】

大阪市は、ノラ猫を原因とする糞尿やうるさい鳴き声・ゴミを荒らすなどの生活環境被害や近隣トラブルなどの問題を「社会問題」としてとらえ解決を目指し、地域住民と行政が協働して取り組んでいく「所有者不明猫適正管理推進事業(街ねこ事業)」を実施しています。

具体的には、
・ノラ猫がこれ以上増えないように避妊去勢手術をし、
・ルールに基づきマナーを守った餌やりや糞尿のお掃除と徹底し、
・外で暮らす猫がいなくなるまで一代限りの命をお世話をしながら見守ります。

つまり、猫を「たったひとつの大切な命を持った存在」として、排除するのではなく生活環境被害を軽減しながら、地域の理解と協力のもと人間と共生し、最終的にはノラ猫をゼロにする取組みです。

大阪市内だけでも毎週末には沢山の譲渡会が催され、ボランティアさんが保護した猫達の里親様探しが盛んに行われています。当会にも連日のように保護依頼が寄せられ、中にはキャパシティーを超えた頭数の保護猫を抱えたボランティアさんの多頭飼育崩壊が危惧されている例もあります。全国的にも殺処分される猫の多くはノラ猫が産んで間も無い、目も開いていない子猫なので、辛い目に合う不幸な猫を減らすためにも避妊去勢手術は大切です。

 

↑ノラ猫が生んだ仔猫
良いことだらけの街ねこ事業。もっと広がると住み良い優しい街になる筈なのになかなか実施に至らない場合があります。
その原因の一つが街ねこ事業の地区指定に、
〈町会長の署名した合意書〉が必要なことが挙げられます。

 

【合意書・同意書という書面は本当に必要でしょうか?】

ノラ猫が多く、糞尿や鳴き声等に困っている人が多い所ほど町会長のもとには地域住民からノラ猫についての苦情やご相談が沢山寄せられます。

中には猫が大嫌いで、
「地域で世話をするなんてとんでもない。サッサとどこかに連れて行け」
「殺処分すれば良い」という考えの人もいます。
地域の環境を良くしようと合意書に署名をしたばかりに町会長がそのような人から責められることもあり得ます。

もしも裁判を起こされたりしたら、責任を取らされる可能性すらあります。

【町会加入率の低下】
大阪市では町会に加入しない世帯も増えていて、加入率は最新の令和3年4月の調査では48.8%と、全体の半数もありません。
それなのに、「地域の合意」「理解・協力」の証を「自治会長の署名が記された合意書」にするのは現実に即してしません。また、大阪市には(街ねこ事業)とは別に公園に住む猫をルールを守ってお世話をしながら一代限りで見守る(公園猫サポーター制度)という素晴らしい制度もあります。

その制度に登録するのにも、町会長の「同意書」が必要で、ボランティアさん達が避妊去勢手術が済んだ猫達をキチンとお世話をしていても町会長さんが署名をしてくれないだけで(公園猫サポーター)になれないことがあります。

実際に、私がある公園に住むノラ猫の避妊去勢手術をして約3年で20匹ほどいた猫が5匹まで減ったのに「猫に関する苦情や問題が多過ぎるから、良いことだと分かっているけど、公園猫サポーター活動の同意書に署名はできない」と拒否されました。

町会長ご自身が猫が大嫌いで「猫なんて全部殺してしまえ」と強硬にノラ猫の避妊去勢手術に反対・妨害されたこともあります。

その町会長お一人を説得するのに時間がかかればかかるほど繁殖力の強い猫はドンドン子猫を産んで増え糞尿などの被害は酷くなります。
つまり、着手までに時間がかかればかかるほど困る人・不幸になる猫が増えるのです。
逆に、早くに猫問題の解決に着手すれば猫の数も環境被害も少なくて済むのは明らかです。
手術には税金も使われるので、猫が増えるほど税金が沢山使われることも重視しなければなりません。
町会長お一人が、それだけ大きな責任や権限を持つのは、おかしいと思いませんか?
その合意書、同意書は本当に必要ですか?

 

 

【同意・合意から理解・協力・周知へという流れ】
同じような問題が全国で起きているようで迅速に地域猫活動を始動・展開するために署名・捺印をした合意書という書類どころか、合意すら必要とせず、よりハードルを下げ、理解や協力を得る為の話し合いや周知というプロセスに重点を置き、地域猫活動の条件にする自治体も増えています。

地域猫発祥の地である横浜市も「地域の代表者が活動者から活動内容の説明を受け、それを理解したうえで地域猫活動を目指していくことに対して、特段の反対がないこと。」だけで地域の理解が得られたものとし、「合意書」などの書面を要さず迅速に地域猫活動が始動できます。

そもそも、大切な税金を投じてまで何のための、誰のための地域猫活動なのか?
他ならぬ、社会問題であるノラ猫に起因する環境汚損に困っている「住民全体の利益の為」です。

ノラ猫の存在に困っている人ほど地域猫活動の成果が上がり、外に暮らす猫がいなくなれば、メリットが受けられます。大阪市も、街ねこ制度・公園猫サポーター制度をより広げるために〈地域代表者等の合意書〉という条件を無くしてください

ご賛同下さる方は、こちらのリンクからも大阪市に対し直接ご意見をお届けいただけると幸いです。ihttps://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000006578.html

この署名をSNSなどでお友達にも拡散をお願い致します。

この署名をきっかけに今一度、あなたの住む自治体のノラ猫対策・「地域猫活動」について問い、考え、声を上げる方が増えて下さると嬉しいです。

大阪さくらねこの会(旧十三さくらねこの会)原田玲子

ご賛同下さる皆さま(敬称略)

公益財団法人どうぶつ基金

特定非営利活動法人ねこだすけ

獣医師山口武雄

獣医師黒澤泰 地域猫発案者

弁護士細川敦史

・高木優治

特定非営利活動法人神戸猫ネット

特定非営利活動法人ねこのわNara

特定非営利活動法人あわねこ保育園

一般社団法人ラブドネイション

大阪府岸和田市市議会議員 たかひら正明

保護ねこの家

アニマル&ヒューマンウエルフェア

この署名についてのお問合せ先は大阪さくらねこの会(旧十三さくらねこの会)まで↓

https://ssl.form-mailer.jp/fms/d5aabe2e801736

 

 

今週は105人が賛同しました
現在の賛同数:15,567次の目標:25,000
今週は105人が賛同しました
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