【超緊急署名】すべての人の安全のために、トラック運転手の「賃上げ」と「勤務と勤務の間の11時間以上の休息時間」を求める緊急署名

【超緊急署名】すべての人の安全のために、トラック運転手の「賃上げ」と「勤務と勤務の間の11時間以上の休息時間」を求める緊急署名

開始日
2022年7月6日
署名の宛先
現在の賛同数:30,753次の目標:35,000
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この署名で変えたいこと

トラック運転手の運転時間や休息時間をさだめるルールづくりが、厚生労働省の審議会で大詰めを迎えています。

私たちが前回の署名を行ったのは、バス・タクシー・トラックを対象に議論が行われている時期でしたが、トラックについては、今夏7月に決着する予定となりました。

 

バス・タクシーでは勤務と勤務の間の休息時間(「休息期間」)は「最低9時間」とされ、労働組合が求めた「11時間以上」は「努力義務」とされました。

従来の「休息期間」は8時間だったので、1時間長くなりましたが、これは、「仕事が終わって9時間後には、また仕事」ということです。

 

国際労働機関(ILO)の勧告をもとにした国際基準では、「休息期間」は「最低11時間」必要とされ、「9時間」では足らないことは明白です。しかし、トラック運転手についても「同様の結論」が出されようとしています。これは、十分な休息を取れていない運転手の運転するトラックが、あなたのすぐそばを走るかもしれない、ということを意味します。

 

5月、6月の労働政策審議会で、使用者側委員は、「運転手になるべく健康に長く働いてほしい」と言いつつ、「契約関係にない荷物の届け先(着荷主)に、適正な労働時間を理解してもらい、商習慣が変わるまでに時間が必要」として「休息期間」の改善に反対しました。それどころか、「荷主都合で突発的に長時間労働が発生するので、拘束時間の計算は1日単位でなく2日間平均にしてほしい」と主張しています。1日拘束20時間のような異常な長時間労働も合法化せよ、ということです。

 

これに対し、労働者側は、「過労死・過労事故の防止は、社会に対する約束。絶対曲げられない」と主張。公益委員は、「商習慣が変わるまでの間に多くの命が奪われる。今まで普及しなかったテレワークがコロナ禍で普及したように、外枠をはめてしまえば商習慣も変わらざるを得ないのではないか」と提案しています。

トラック業界は、「荷主の都合・商習慣」を言い訳にせず、「十分な休息期間を確保できるルール作りによって商習慣を変える」という立場に立つべきではないでしょうか。

 

さらに「長時間労働」の原因として、「低賃金」の問題もあります。長間働かないと生活費が稼げない、個人事業主となれば、燃料費や車の維持費も稼げない。だから、休息がとれず疲れがたまっていても、無理をして働いている実態があります。

 

 

トラック運転手の長時間労働は、運転手自身の命を危険にさらすだけではなく、その周囲をも巻き込んだ大事故を引き起こす可能性があります。

私たちはこんな状況を変えるため、下記のとおり、トラック運転手の「賃上げ」と労働時間の短縮、適正な「休息期間」の確保をはかる規則改正を求めます。

 

 

トラック運転者の改善基準告示の改正においては、

1.休息期間は原則11時間以上とする基準を採用すること。

2.拘束時間は1日を単位に算出し、原則13時間未満(延長なし)とすること。

3.運転時間は1日を単位に算出して8時間とし、連続運転時間の上限については現行の4時間よりも短くすること。

4.改善基準告示の違反に加担した着荷主への行政による罰則を具体化すること。

5.トラック運転手に産業平均を下回らない年収(500万円以上)を払えるよう、トラック輸送の運賃に最低制限を定めること。

 

この機を逃せば次のルール改定はいつになるか分かりません。

トラック運転手のみなさんの安全と暮らしのために、そして、市民のみなさんが交通事故に巻き込まれてしまう危険性を少しでも減らすために、この署名へのサインをお願いします。

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現在の賛同数:30,753次の目標:35,000
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意思決定者(宛先)