殺処分ゼロのために福岡県動物愛護センターでノラ猫8000匹の無料不妊手術をしてください

殺処分ゼロのために福岡県動物愛護センターでノラ猫8000匹の無料不妊手術をしてください

開始日
2023年1月3日
署名の宛先
服部 誠太郎(福岡県知事)
現在の賛同数:41,291次の目標:50,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

署名の発信者 佐上 邦久

公益財団法人どうぶつ基金と山根義久氏(公益財団法人動物臨床医学研究所 理事長・公益社団法人日本獣医師会 前会長)山﨑好裕氏(福岡大学教授)、朝隈朱絵氏(弁護士)および福岡県下の12の市長と町長は、福岡県知事及び県議会に「野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望」を2023年2月の県議会で提議できるよう2022年12月22日、知事と県議会に本要望書を一次提出しました。
この要望が承認されれば、令和5年から福岡県で8,000頭の野良猫の無料不妊手術を県民に提供できます。

これまでは福岡県下の地方自治体、賛同団体、個人に限り書面による署名活動を行ってきました。

しかし

「署名活動が実を結び福岡県が先駆けとなって全国の動物愛護センターでの無料不妊手術が行われるようになってほしい」

という思いから、全国の皆様からこの要望に賛同したいというご要望がありました。そこで、

書面での署名とは別に、福岡県民以外の方からオンライン署名を集めることになりました。

つきましては、関係者のみならずご家族・地域関係者へも呼びかけていただき、一人でも多くの方が署名活動にご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。

※change.orgでの署名は福岡県以外の方のみお願いします。

福岡県民の方はこちらから書面による署名にご協力ください。

 

福岡県知事 服部 誠太郎 殿
福岡県議会議長 桐明 和久 殿


(呼びかけ人)
佐上邦久 公益財団法人どうぶつ基金 理事長   

山根義久 (公社)日本獣医師会 前会長 公財)動物臨床医学研究所 理事長                                  山﨑好裕 福岡大学教授 

朝隈朱絵 弁護士

野良猫の避妊・去勢手術の実施に関する要望 

福岡県における野良猫の不妊・去勢手術実施拡充を要望します。 

①福岡県動物愛護管理センターにおいて野良猫の不妊・去勢手術対象を譲渡対象のみならず対象拡大

②福岡県動物愛護管理センターにおいて野良猫の不妊・去勢手術対象を収容猫のみならず対象拡大

③県設置保健所にて野良猫の不妊・去勢手術等を実施できる環境整備

④現在の野良猫の不妊・去勢手術数を県下の現状に合わせ年間 8,000 頭以上に拡充

⑤上記実施の予算確保及び人的配置


猫は、繁殖力が強く、多くて年 3 回程度、1 回の出産で 4~7 頭の子猫を産みます。その子猫も半年もすれば妊娠可能となり、環境省によれば、1 匹のメス猫が 3 年後には 2,000 頭以上になると試算されています。

また、野良猫による糞尿被害や多頭飼育崩壊等での地域住民のトラブルは後を絶たず、社会問題となっています。

これらのことから、野良猫の数を減らすには、いかに出産数を減らすかがポイントになっていることは明らかです。そして、出産数を減らす最も現実的・効果的な方法は、メスに対する不妊手術、オスに対する去勢手術の実施となります。

現在、この考え方に基づく野良猫対策は日本全国に広まり、各地の動物愛護団体や市町村や市民が、野良猫を捕獲して(T=trap)、不妊手術を施し(N=neuter)、元の場所に戻す(R=return)という通称「TNR活動」を実施しています。

公益財団法人どうぶつ基金は、無料不妊手術によって全国でTNR活動を支援しており、福岡県内での支援件数は、2018 年度から 2021 年度までの4年間で 5,049 頭に上り、福岡県における野良猫の個体数の抑制に極めて大きく貢献しております。

福岡県 60 自治体のうち、地域猫活動の困難に直面している 27 の自治体が 、TNRを希望する自治体として公益財団法人どうぶつ基金に登録して無料不妊手術チケットを申請し、市民や動物愛護団体、自治会等との協働の
もと、配布されたチケットによって公益財団法人どうぶつ基金の協力病院で野良猫の手術を実施しております。

また、令和 3 年度は筑後市に、令和 4 年度はみやま市に期間限定で「どうぶつ基金病院」を開院し、「TNR 地域集中プロジェクト」として一斉 TNR に取り組み、令和3年4月から令和4年 12 月現在までに 6,177 頭もの飼い主のいない猫に避妊去勢手術を実施しています。

しかしながら、みやま市にある「どうぶつ基金病院」は令和 4 年度をもって閉院することが決定しております。

このままでは、また野良猫が増えることとなり、野良猫の虐待や住民トラブル等も増加するのではないかと大変危惧しております。

この状況を打開するためには、福岡県行政における 8,000 頭以上の無料手術の実施が不可欠です。8,000 頭という数字は無謀に感じるかもしれませんが、これは、一民間団体である公益財団法人どうぶつ基金がみやま市にある「どうぶつ基金病院」において、数名の獣医師だけで月に3日間のみ開業して行う無料不妊手術数のわずか 2 倍です。数十名の行政獣医師を有する県が真摯に取り組めば、年間数万頭の無料不妊手術は実現可能です。

具体的には、行政獣医師4人が一人当たり 25 頭の不妊手術を行うと 1 日で 100 頭になります。これを毎月 6~7 日間、年間にして 80 日ほど実施すれば 1 年間で 8,000 頭の不妊手術が可能です。

臨床経験のほぼない行政獣医師に 1 日 25 頭の不妊手術は不可能と思われるかもしれません。

しかし、令和 4 年4 月から公益財団法人どうぶつ基金が熊本市で実施しているプロジェクトでは、手術経験がほとんどない、あるいは大学卒業間もない行政獣医師に手術の技術指導を行っております。

公益財団法人どうぶつ基金のエキスパート獣医師から技術指導を受けた 3 名の行政獣医師は、すでに 1 頭あたり 5~30 分程度で手術を終えることができるまでとなり、現在では1日 25 頭程度の手術を一人で行っています。福岡県においても、要請があれば公益財団法人どうぶつ基金から技術指導を行うエキスパート獣医師を派遣することも検討いたします。

令和3年度から福岡県で実施している「TNR 地域集中プロジェクト」では、福岡県内の各自治体職員と多くの市民による努力で 6,000 頭を超える野良猫に不妊手術を受けさせることができています。

ボランティア団体や多くの一般市民による保護活動や TNR 活動、TNR 後のマネージメントが猫の殺処分数減少に寄与していることは周知のとおりですが、多大な労力と金銭的な負担がのしかかっています。

今後は、啓発の強化とともに各保健福祉環境事務所と自治体、県民の協力連携の強化が必須であり、多くの県民のこれまでの努力を無駄にしないためにも、福岡県自ら取り組んでいただきたいと考えております。

つきましては、我々のTNR活動の趣旨をご理解いただき、福岡県動物愛護管理センターにおいて野良猫の不妊手術拡充を強く要望致します。

要望書本文 ここまで

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以下、添付書類

熊本市の実例(どうぶつ基金との協働プロジェクト)

2022年度、熊本市はどうぶつ基金と協働で「TNR地域集中プロジェクト」に取り組んでいます。毎月300頭ほどの野良猫が、熊本市動物愛護センター内で行政獣医師の手によって「さくらねこ」に生まれ変わっています!

熊本市の費用負担はほぼ0円です!
<熊本市との協働内容>

不妊手術、資材費(吸収糸、薬品他材料費)はどうぶつ基金が負担(現物支給)
3種混合ワクチン、ノミダニ駆除薬はどうぶつ基金が負担(現物支給)
行政獣医師指導のためのエキスパート獣医師派遣(どうぶつ基金が派遣し費用を負担)
手術台、手術用ライト、器具 その他の機材(どうぶつ基金による無償貸与)
 熊本市では3名の行政獣医師が指導を受け、今では行政獣医師1人で1日25頭の不妊手術を行うことができるようになり、2023年度は熊本市のみで野良猫の不妊手術を実施するための準備が進んでいます。
 エキスパート獣医師による指導が行われます
熊本市よりはるかに多い行政獣医師をかかえる福岡県がその気になれば、8,000頭の無料不妊手術を県民に提供することは十分可能です。

猫を迷惑に思っている県民、殺処分ゼロを願う県民の両者に感謝され、まさに福岡県が取り組んでいる「ワンヘルス」の理念にかなう事業ではないでしょうか。

沖縄では野良猫の無料不妊手術 が4年ぶりに再開

沖縄県下の各市町村は、市民と協力して長らく飼い主のいない猫の問題解決に向けて取り組んできました。やんばる3村を除く自治体はすべてどうぶつ基金の協働行政として登録し、無料不妊手術チケットを活用して解決を図っていますが、協力病院の受入数にも限界があります。
慢性的なチケット不足に陥ってTNR活動に影響が出ており、県による対策が必要不可欠となっていました。

 6月20日、公益財団法人どうぶつ基金と県下各市町村、琉球わんにゃんゆいまーるは玉城デニー沖縄県知事に要望書を手渡しました。
要望書提出により再開が決定しました!
そこで、2022年6月20日、公益財団法人どうぶつ基金は、一般社団法人琉球わんにゃんゆいまーるとともに沖縄県庁を訪問。殺処分制度の廃止を公約に掲げる玉城デニー沖縄県知事に、沖縄県動物愛護管理センターでの野良猫の無料不妊手術の再開を求める要望書を提出しました。

その後、県との意見交換を経て、沖縄県動物愛護管理センターで地域猫以外の野良猫の無料不妊手術を4年ぶりに再開するとの正式回答が出されました!

現在、モデル地区を県が選定し、本格的な実施に向けて進んでおり、長年、地元団体や地元自治体が望んでいた体制が整いつつあります。
どうぶつ基金は、引き続き沖縄県の皆様と協力し、県の動向を注意深く見守っていきたいと考えています。
沖縄県への要望書提出について詳しくはこちらをご覧ください

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感動!さくらねこTNRシンポジウム
「ノラ猫においしい餌をあげて」行政職員(獣医)の言葉に涙。

宮崎県では、2023年度より
・宮崎県動物愛護センターで1500頭、
・宮崎市動物愛護センターで1000頭、
・どうぶつ基金3000頭、
合計5500頭の無料不妊手術を行う予定です。

福岡県では2023年度 どうぶつ基金で約2000頭の無料不妊手術が予定されていますが、さらに福岡県行政による8000頭の無料不妊手術が必要です。

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意思決定者(宛先)

  • 服部 誠太郎福岡県知事
  • 桐明 和久 福岡県議会議長