アジアの若者からの要求:日本政府は今すぐ化石燃料へのあらゆる支援を中止しなさい #G7広島サミット
アジアの若者からの要求:日本政府は今すぐ化石燃料へのあらゆる支援を中止しなさい #G7広島サミット
この署名で変えたいこと
2023年5月、気候変動や民主主義といったグローバルな課題を議論するために、G7広島サミットが開催されます。
しかし今回のG7サミットの議長国である日本政府が、化石燃料の廃止を頑なに拒んでいることが明らかになりました。
G7環境大臣会合で明らかになったように、日本政府は、国内での石炭の段階的廃止をするための明確な目標を設定することに反対しています。また、日本政府は、国内外の天然ガス(LNG)への投資を推進しようとしており、これは化石燃料の利用を長引かせます。
さらに日本政府は、「開発援助」や「国際協力」と称して、化石燃料技術をアジア各地の「途上国」に輸出し続けようとしています。
この政策の唯一の目的は、日本の瀕死の化石燃料産業を救うことです。
同時に、すでにアジア各地で多くの人々が、化石燃料産業による開発で、強制立ち退きや環境汚染、気候災害に苦しんでいます。
例えば、日本政府による支援で進むバングラデシュでの石炭火力発電事業では、建設用地の取得のために、2万人の人々が土地や住居、職を失っています。
日本政府の政策は、アジアや世界における現在の気候危機と民主主義の危機を悪化させるだけです。
私たちの要求は明確でシンプルです。
きれいな空気を吸いたい。
洪水で溺れる心配なく暮らしたい。
家から追い出される心配なく暮らしたい。
そのために日本政府は、アジアと世界のあらゆる場所で、今すぐ化石燃料へのあらゆる支援をやめなさい。
アジアの若者一同
■化石燃料へのあらゆる支援の中止を求める声とその背景
この署名は、アジア各地・世界各地の人々が共同で、今回のG7広島サミットの議長国である日本政府に対して、化石燃料へのあらゆる支援を中止するよう求めるものです。
すでに日本政府が支援する化石燃料事業によって、アジア各国では強制立ち退きや環境破壊が引き起こされています。本文にあるように日本政府の支援によってバングラデシュにおいて建設が進む石炭火力発電事業では、現地コミュニティに深刻な被害がもたらされています。
つまりこのような化石燃料事業の中止は、人々の生存に関わる問題であり、妥協は許されないからです。
しかし日本政府は、化石燃料の撤廃に向けた明確なタイムラインの策定に反対しています。なぜなら日本政府は、日本の化石燃料産業の利益を守ろうとしているからです。
そのために日本政府は、アジア各国に「国際貢献」や「開発援助」と称して、化石燃料技術の輸出を継続しようとしています。
今回、このような日本政府と日本の化石産業に対抗するために、アジア各地で気候変動対策を求める若者が結集し、共同で署名を立ち上げることになりました。
今後、署名に合わせたアクションなども計画中です。
■新メンバー募集中!
Fridays For Future Japan「マイノリティから考える気候正義プロジェクト」では、新メンバーを募集しています。
私たちは、アジア各地で環境と人権をないがしろにする日本企業の利益追求とそれを支える日本政府に対して、いますぐ汚染事業をやめるようにアジア各地の人々と連携し、行動を起こしています。
今回の署名も、気候正義プロジェクトの若者や学生とアジア各地の人々の協力で実現しました。
これからアジアで「気候正義」の実現をめざす運動に関わるメンバーを募集しています。詳細の確認と参加申込は、私たちのウェブページからできます。