海外の環境破壊と国内外での人権侵害を引き起こす石巻市須江地区でのバイオマス発電をやめてください!

海外の環境破壊と国内外での人権侵害を引き起こす石巻市須江地区でのバイオマス発電をやめてください!

開始日
2022年5月5日
署名の宛先
株式会社G-Bioイニシアティブ 代表取締役会⻑  高橋 俊春 様 代表取締役社⻑ 柳沼 紀之 様
現在の賛同数:9,285次の目標:10,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 石崎 雄一郎

いま、自然豊かで閑静な住宅地が広がる宮城県石巻市須江地区に暮らす住民の平和な日常が、巨大なバイオマス火力発電所建設計画によって脅かされています。株式会社G-Bioイニシアティブは、この場所で、私たち市民の電気代を利用したFIT制度によるバイオマス発電事業を計画しています。地元住民団体が9,751筆もの反対署名を提出し、石巻市議会と宮城県議会が、幅広い住民への周知や住民との合意形成などを義務化すべきという意見書を可決したにもかかわらず、事業は停止していません。

 

【学校が近くにあり、子どもたちの安全が心配されている】

発電所の建設予定地は、住宅地のほぼ中心にあり、小学校、中学校、保育所のすぐそばで、計画では通学路を燃料運搬トレーラーやタンクローリーが一日に33台も通ります。住民は交通事故が起きないか心配しています。また、SO2、ばいじんなど排気ガスの影響も懸念されます。この地が土砂災害危険地区に隣接していることも、住民の心配に拍車をかけています。

 

【発電に使われる燃料は、海外の環境破壊、人権侵害によって作られる】

本事業はパーム油を燃料としてFIT制度に認められています。パーム油はオランウータンなど希少種が棲む熱帯林を破壊して作られています。熱帯泥炭地を破壊して作られたパーム油を燃料とした場合、化石燃料の数倍〜数百倍の温室効果ガスが排出され、気候変動に致命的な影響を与えます。また、広大なプランテーションを作る際に、重大な人権侵害が行われます。当会がヒアリングをしたインドネシアの先住民は、先祖代々のお墓まで企業に破壊されたと訴えました。株式会社G-Bioイニシアティブは、住民への説明で、パーム油の替わりにマメ科植物であるポンガミアをモザンビークで栽培し、燃料となる油を生産すると説明しました。これに対して、ポンガミアの栽培地モザンビークのNGOが、「日本の電気のためにこのように広大な土地を占有することは、形を変えた植民地主義だ」と批判しました。パーム油もポンガミア油も海外の環境破壊・人権侵害によって作られるのです。

 【県議会や市議会、国会などでも懸念が表明されている】

2021年2月に署名を受け取った宮城県副知事は「発電事業は環境への配慮と住民理解が必要」と言いました。2021年5月には参議院経済産業委員会で、梶山弘志国務大臣が「地域住民と適切なコミュニケーションが図られていないことが確認された場合には、地域と共生した事業が実施されるように適切に対応してまいりたい」と答えました。住民グループは「住民は夜も眠れないくらい不安を抱えているのに国はゴーサインを出すのか」と政府の対応を批判し、この事業の即時見直しを強く求めています。株式会社G-Bioイニシアティブは、地元住民・県議会・市議会が中止を求め、海外の環境破壊と人権侵害を引き起こすバイオマス発電をやめてください。

 

*参考:

「宮城県石巻市「燃料不明」のバイオマス発電所 「虚偽説明」に住民怒り」

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b227b4dcfa1a7f56f998564374a5b56a8224c5f?fbclid=IwAR1yJX59cTa_9tey91sbo4ABuVMMlv_i2p_NsJT5kSwd8TWK2aci_efm5sI

 

「何が問題? G-Bio石巻須江バイオマス発電所」

https://foejapan.org/issue/20220421/7600/

 

「G-bio石巻須江バイオマス火力発電事業の中止を求める要請書と質問書

日・モザンビークのNGOからの中止要請」

https://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy-statement/2021/10/20211020-statement-g-bio.html

 

パーム油発電反対アクション

https://hutangroup.org/biofuel

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ウータン・森と生活を考える会は、「森を守りたい」と願う熱い心をもった人々が集まった市民団体です。オランウータンなど 数多くの希少な生きものが棲み、先住民にとっても生きる糧を与えてくれるボルネオ島の自然豊かな熱帯林を、国内外のNGOや現地の村人と共に、減少を食い止め回復し保全する活動や森林減少の要因となっている商品の消費者である私たちの日本での生活を考える活動を、30年以上市民の力ですすめてきました。

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現在の賛同数:9,285次の目標:10,000
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意思決定者(宛先)

  • 株式会社G-Bioイニシアティブ 代表取締役会⻑  高橋 俊春 様 代表取締役社⻑ 柳沼 紀之 様