少子化対策を見据えた「プレコンセプションケア」の一環として「AMH検査」を一般健康診断の検診項目に追加して欲しい

少子化対策を見据えた「プレコンセプションケア」の一環として「AMH検査」を一般健康診断の検診項目に追加して欲しい

開始日
2024年4月4日
署名の宛先
現在の賛同数:154次の目標:200
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この署名で変えたいこと

2023年の出生数が過去最少となったと厚生労働省の発表があり、わが国の少子化問題はより深刻となっております。

この少子化の対策としては、若いうちから妊娠・出産の正しい知識を得て、自分たちの生活や健康に向き合う「プレコンセプションケア」が非常に重要であると考えます。

「プレコンセプションケア」を実施することで、自身がより健康となり、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やし、将来の家族の健康の可能性を広げます。

 

<プレコンセプションケア(Preconception care)とは>

プレコンセプションケアとは、若い世代(女性と夫・パートナー)のためのヘルスケアであり、現在のからだの状態を把握し、将来の妊娠やからだの変化に備えて、自分たちの健康に向き合うことです。

海外では、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が、プレコンセプションケアを提唱しています。

●プレコンセプションケアの3つの目的

 

 

●なぜプレコンセプションケアが必要なのか?

妊娠前からもっている母体のリスク因子が妊娠・出産・赤ちゃんの健康に影響します

 

 

現在プレコンセプションケアは、自治体や医療機関でも積極的に取り組みが行なわれております

 

【署名項目】

AMH検査を一般健康診断の検査項目に追加して欲しい

 

<AMH検査とは>

AMH検査(アンチミューラリアンホルモン)は、卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを調べるための検査(血液検査)です。AMHとは、抗ミューラー管ホルモンと呼ばれる⼥性ホルモンの⼀種で、「卵巣年齢を計る検査」と⾔われています。

女性の卵巣内にある卵子は生まれる前に作られ、その後新たに補充されることはないとされております。

卵子の元になる卵母細胞は、母体内にいる胎生5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速にその数が減少し、出生時には約200万個となり、年齢を重ねるとともに卵子の数は減っていきます。

 

 

(出典:一般社団法人日本生殖医学会より)

AMH検査を定期的に受診し、ご自身の卵子の状態を把握することは、将来の妊娠を考えた健康管理となるプレコンセプションケアを行なっていく上で、非常に重要な役割を果たします。

現在、法令(労働安全衛生規則)により、事業主が労働者に対して実施することが義務づけられている一般健康診断(定期健康診断)における検診項目には、AMH検査は含まれておりません。

 

 

(出典:厚生労働省)

わが国の少子化対策のために、女性やカップルが将来の妊娠のための健康管理を目指すべくプレコンセプションケアを推進するとともに、その一環として、女性が若いうちからご自身の卵子の状況を定期的に把握できるような環境づくりのために、一般健康診断におけるAMH検査を必須項目とすることを推奨します。

AMH検査を受けることで、PCOSや早発卵巣不全などの病気の早期発見につなげられます。また、AMH値がわかれば、不妊治療の方針を考えるための重要な判断材料となり、将来の妊娠の可能性を知ることもできます。

女性の卵子は年齢とともに減少・質の低下が伴ってしまうため、妊娠を希望する場合は少しでも若いうちにAMH検査を受けることが大事です。自身の卵巣予備能を把握し、今後のライフプランを考えるための要素として役立てるためにも、「AMH検査」を一般健康診断の検診項目に追加することを提案します。

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