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京都の由緒ある寺院「聖護院門跡」の真向かい、真宗大谷派所有の元駐車場跡地に、三菱地所レジデンス（株）による5階建高層マンション建設計画が進められており、既に行政手続きも完了して着工も間近の状況です。

　建設予定地周辺は京都市から「山並み背景型美観地区」に指定されており、デザイン基準として「大規模建築物は東山への眺望に配慮」「周辺への圧迫感の低減」「背景の山並み又は市街地の緑との調和」等が求められています。しかし、計画マンションは周辺建物より突出して高く、東山の山並み背景も遮るほどの威容で、とてもデザイン基準を満たしているとは言えません。このような建設を許せば、近い将来京都の街並みは、高層ビルが立ち並ぶ東京のような様相を呈し、古都の美しい景観が失われてしまいます。

　京都の美しい景観は、住民だけでなく、京都を愛する全ての人々にとって宝物です。この地域の宝を守るために、多数の署名によって行政を動かし、三菱地所レジデンス（株）に現行計画の見直しを促したいと考えます。

　京都を愛する全ての皆さまの賛同を期待しています。