ママさん達の仕事ができない現状を変えるために、カンガルー出勤(子連れ出勤)を日本の当たり前の制度にしてください!

ママさん達の仕事ができない現状を変えるために、カンガルー出勤(子連れ出勤)を日本の当たり前の制度にしてください!

開始日
2023年3月24日
署名の宛先
渡辺由美子 (子ども家庭庁長官)
現在の賛同数:591次の目標:1,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

署名の発信者 SUNSHOW GROUP

カンガルー出勤とは、お子さんを連れて職場に出社できる「子連れ出勤」のことです。

多くの女性は出産する時に「子どもか?」「仕事か?」という選択肢に迫られます。
そして、短い育児休暇後、仕事に復帰すると「もう少し子供の近くにいてあげたかった」という気持ちになるのです。

そこで、私たちは女性が仕事によって子供の成長過程に一緒に居れないのではなく、子供と一緒にいる時間も、仕事をする時間も諦めない、一緒に出勤するという「カンガルー出勤」を拡めたいと思います。

カンガルー出勤という取組みは、私たちの会社を大きく変えてくれました。

子供を育てる女性を社員みんなで支え、子供を中心に考えることは、女性や子供だけでなく、会社にも大きなメリットをもたらします。

多くの人にカンガルー出勤という働き方を知っていただき、カンガルー出勤を日本中の会社に拡める活動にぜひご賛同ください!

建築業という男社会で「改革」に取り組んだ
女性が働きやすい会社に!

私たち、SUNSHOW GROUPは、岐阜県にある総合建設業の会社です。

設立は1999年。最初の事業は、草刈りや建設現場の足場の組立など下請けサービスでした。

当時の私(代表西岡)は、とにかく稼ぐことに必死で、お金のために元請けの言うことは何でも聞くという経営をしていました。

結果、社員には「絶対服従」を押し付ける形になり、社内の雰囲気は最悪で、私も毎日のように社員を怒鳴り、言い争いや喧嘩が絶えない、いわゆるブラック企業の典型のような会社でした。

そんな会社に奇跡を起こしてくれたのが、事務職のアルバイトで入社した女性スタッフが取り組んでくれたカンガルー出勤という働き方です。



ブラック企業だった私たちに奇跡を起こした
カンガルー出勤という取組み

会社が殺伐な雰囲気という状態は12年続きました。

社員は楽しくなさそうに仕事をし、やりがいも無かったでしょう。
当然、利益も上がりません。

そんな時、友人経営者の薦めで参加したセミナーで「社長の目指す姿を、社員も望んでいるのか」を、測るアンケートがあることを知り、実施したところほとんどの項目で「全く望んでいない」か「望んでいない」という結果でした。

そこには、私に対する批判も多く「社長の関西弁に腹が立つ」とか「売上を上げろと言う社長の威圧感が辛い」という意見もありました。

「会社を変えるしかない」
でも、結果はストレスで脳梗塞に

さすがにこのままではダメだと思い、会社を変えるために「ありがとう朝礼」をしたり「トイレ掃除」を率先したりしました。

しかし、社内の雰囲気は変わらず、「改革なんてやめてほしい」「朝礼も意味がない」という声が上がり、社員の不満は溜まる一方でした。

そんな状況が、極度のストレスになったのか、私は脳梗塞になり入院してしまいました。
結局、私の力では会社を変えられなかったのです。

助けを求めたのは、アルバイトから働いていた女性スタッフ
しかし、妊娠による退職相談・・

退院後、仕事に復帰した時に助けを求めたのが、事務のアルバイトで入社し、当時、社員になったばかりの寺田さんという女性スタッフでした。

しかし、彼女からは、妊娠の報告と退職の相談を受けることになってしまいました。

私にとって、彼女は、みんなに優しく、相手を立て、周囲に対して自然に気遣いができる人だったので、会社を変えるには彼女の協力が必要でした。

当時の会社は、業績は悪化、辞める人が後を絶たないという状況です。

私は寺田さんに「社員が何を考えているのか知りたい」「会社を変えたい」「力を貸して欲しい!」と必死でお願いしました。

「女は黙ってろ!」という会社
残業や休日出勤はあたりまえ

この時の寺田さんは、正社員になったばかりで、仕事を続けたいという気持ちはあったようですが、建設業の当社は「女は黙ってろ!」という言葉が飛び交うような男社会です。
実際問題、「残業が多い、この職場では子育てをしながらは無理」と思ったようでした。

私は「寺田さんがいなくなったら、この会社は持たない」と思ったので、「出産後も子供を連れてきていいから仕事を辞めないで欲しい」と必死にお願いしました。

そして、何度も想いを伝え続けた結果「がんばって私もやります」と言ってくれたのです。

そして、女性達による会社を良くするチームも発足しました。

社内の風土改革を推進する「チーム夢子」発足
「カンガルー出勤」という取組みがスタート

このチームの活動は、ノー残業デーの推進からはじまり、男女トイレの分離を実現し、そして、社内にキッズルームを設置しカンガルー出勤を定着させる取組みへと進んでいきました。

最初の頃は、電話や来客対応の途中で子供が泣いたりすると、周囲の目が気になったりしたようですが、私も含め、会社全員で子供の面倒を見たり、オムツ替えやミルクの準備などを、他の若い社員も手伝うようになると、これまで無かった社内のコミュニケーションが生まれたりもしました。

何より、子供の前では、これまでのような怖い顔はできません。
乱暴な言葉も飛び交うことが無くなり、みんなが優しくなり、会社には笑顔が増えるようになりました。

残業の原因となっていた無駄な業務も、みんなで協力することで無くなり、仕事もはかどるようになったのです。

 

カンガルー出勤の動画は140万回再生、
日本中で求められている働き方と実感

私たちが取り組んだカンガルー出勤ですが、この取組みをTikTok動画で配信したところ、140万回再生という思いがけない反響をいただきました。

多くの視聴を頂けたことに驚きましたが、それよりも驚いたのがコメントの数です。

「こんな会社が増えたらいいな」
「こういう会社だったら私も働きたい」
「とても理想的な職場!」


というコメントが800件ほどありました。

そして、この動画の投稿から1か月で実際に2件の応募があり1名の採用につながったのです。

やればできる!
子供を中心に考える社会、子供を育てるお母さんをみんなが支える社会にしたい!

私たちの提案する「カンガルー出勤」は、昔の日本の子育ての姿です。

核家族化が進む現代の子育ては、親も子供も孤独を感じやすいとも言われています。
これは、育児の悩みや苦悩を共有できる相手が身近にいないからです。

「カンガルー出勤」は、職場の仲間が親子を受け入れ、それぞれの余裕を少しだけおすそ分けする取り組みです。そんな環境を社内につくります。

子供を持つこと、子育てすることで無くなる余裕を、周りの仲間から分けてもらえば、一緒に子供の成長を見守る社会ができます。
何より、子供は親の背中をみて育つものです。

社内で多くの大人の背中を見ながら、親の元でのびのび育つことができる「カンガルー出勤」という取組みを日本中の会社に拡げていく私たちの活動にぜひ賛同ください。

 

 

声を届けよう
現在の賛同数:591次の目標:1,000
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 渡辺由美子 子ども家庭庁長官