埼玉県でもパートナーシップ制度を導入してください!~『ダサいたま』ではなく本当の『彩の国』へ~
埼玉県でもパートナーシップ制度を導入してください!~『ダサいたま』ではなく本当の『彩の国』へ~
~『ダサいたま』ではなく本当の『彩の国』へ~
こんにちは。
私は埼玉県在住、FtM当事者のパートナーです。
パートナーとは埼玉県で既に5年以上、一緒に暮らしています。
私たちは「男女のカップル」として生活をしていて、本当だったら同居を始めるタイミングで結婚したいところでした。
しかし、パートナーの戸籍上の性別は「女性」であるため、法律上、「女性同士のカップル」になる私たちは、結婚して法律上の「家族」になることができないでいます。
毎日寝食をともにする「家族」なのに、「家族ではない」と言われているかのようなことは、日々起きています。
例えば3年前、私が持病で倒れて緊急搬送されたとき、パートナーはなにもすることができませんでした。医師から病状を聴いたり、入院手続き等を行なったり、といった、家族や夫婦なら患者本人に代わって当たり前に出来ることが、なにもできなかったのです。
私とパートナーが再会できたのは、搬送されてから15日後。この間、法的な続柄が他人であるパートナーは、病状の説明を拒否され、お見舞いにくることもできませんでした。
「今どんな処置をされているの?」
「大丈夫かな」
「生きて帰ってきて」
不安な気持ちでいっぱいだったと後から聴いて、2人して涙が止まりませんでした。
このときは無事に退院して再会することができましたが、私自身もパートナーも持病があるので、もしまたお互いに何かあったときの事を考えるたびに不安になります。
- いつまで『ダサいたま』?埼玉県全体でのパートナーシップ・ファミリーシップ制度導入を求めます!
2023年3月13日現在、埼玉県内の全63自治体(市区町村)内で、「パートナー(ファミリー)シップ制度」が導入済みなのは42自治体。人口カバー率は74.3%です。(このキャンペーンを開始した当時、残念ながら私たちカップルが住む市町村では導入されていませんでした。)
また、県内の12自治体では「ファミリーシップ制度」が導入されており、子どもだけでなく同居の親等も対象にしている自治体も少なくありません。私たちカップルの子どもはもう独立していますが、現に子育てをしているLGBTカップルは、実はたくさんいるそうです。親子の関係をきちんと保証できる「ファミリーシップ制度」を望む気持ちは、私たちにとっても他人事ではありません。
「愛する人と人生をずっと一緒に過ごしたい」
法律上、婚姻が出来る異性愛者…いわゆる【普通】の皆さんと、私たち【LGBTQ】の願いは【一緒】なんです。
関東では既に2019年7月から茨城県、2020年12月から群馬県、2022年9月1日から栃木県でパートナーシップ制度が導入されています。
さらに2022年11月1日には東京都でもパートナーシップ制度が導入されました!
また所沢市、日高市、宮代町は「宣誓制度」ではなく「登録制度」というかたちで、婚姻に準じた登録が可能です。埼玉県の制度も、ぜひパートナーシップ・ファミリーシップ登録制度にして頂けたら嬉しく思います。
北関東3県と首都であり隣の東京都でも続々と始まっているパートナーシップ・ファミリーシップ制度。
埼玉県はというと、つい先日『埼玉県 性の多様性を尊重した社会づくり条例』(2022年7月8日 埼玉県条例第33号)がスタートしたばかりで、実際にパートナーシップ・ファミリーシップ制度が導入される日時は決まっていないんです。
「それなら住んでいる自治体の制度利用or自治体に制度を導入してもらえばいいんじゃない?なんで埼玉県全体?」と思われるかもしれません。
たとえば県内他自治体で、
(例1)外出中、ケガをして救急搬送された。
→パートナーなのに何も出来ない!
最初にお話した通りです。ただ待っている間も無力感ばかり感じてしまい、精神的にも良くないですよね。
(例2)家族割などのサービスを利用したい。
→物価高が続く今、どのご家庭も大変ですよね。
そんな時、スーパーや飲食店などで活躍してくれるのが結婚応援カード※や、子育て支援パスポート※など各都道府県で利用できるサービス。
実際、パートナーシップ・ファミリーシップ制度導入も手伝い2020年11月22日から北関東3県では【結婚応援カード※の共通化】が行われています。
(※都道府県により名称は異なります)
私たちカップルも皆さんと同じく夫婦、家族なんです。お得に暮らしたい。
それだけではありません。
(例3)埼玉県内で、パートナーシップ・ファミリーシップ制度が導入されていない他自治体に引越した。
→別れてもいないのに宣誓や登録を取り消された!
…なんてことになってしまうかもしれないからです。
異性同士のカップルだったら、「引っ越したら自動的に離婚することになる」なんてこと、ありませんよね?
ベッドタウンを名乗る埼玉県でも早く制度導入されないかなぁとため息ばかりです。
『ダサいたま』県民の愛がこもった自虐ネタかもしれません。
でも、そんなの嫌だ。
県が掲げるキャッチコピー『彩の国』に相応しい、多様性に寄り添う埼玉県になってほしい。
参議院選挙が終わった直後の今(※)、日本で私たちが婚姻できるのは残念ながらまだ、先の話です。
(※)キャンペーン開始2022年7月27日当時
今すぐの婚姻が無理なら、せめてパートナーシップ・ファミリーシップ制度で安心したい。
お願いします。
私たちカップルを含む埼玉県内のLGBTQ当事者やパートナー、家族に安心感をくださるお手伝いをしてもらえないでしょうか。
注:「自分の賛同者名及びコメントをこのキャンペーンページ上で公開」のチェックをしたまま「今すぐ賛同!」を押した場合、お名前やコメントがキャンペーンページ上に公開されます。もしお名前等を出されたくない場合はチェックを外して賛同ボタンを押してください。
【ご報告】2023年1月17日 要望書・陳情書 提出!
2023/1/17 署名手交時
皆さまから頂いた大切なご署名と共に、大野知事宛に要望書・埼玉県議会宛に陳情書を提出致しました。※このキャンペーンは継続致します。
- SNS情報
拡散用ハッシュタグ: #埼玉県にパートナーシップ制度を
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参考:
みんなのパートナーシップ制度https://minnano-partnership.com/
レインボーさいたまの会 https://rainbow-saitama.org/
PRIDE JAPAN https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/
茨城県庁保健福祉部福祉指導課人権施策推進室https://www.pref.ibaraki.jp/index.html
ぐんまスマイルライフhttps://smilelife.pref.gunma.jp/
意思決定者(宛先)
- 埼玉県知事 大野元裕様
- 埼玉県議会
- 埼玉県庁 県民生活部 人権・男女共同参画課 LGBTQ担当