●有害化学物質が人体や環境に与える影響について研究する識者からのメッセージ
東京農工大学教授
高田秀重さん
香害は柔軟剤等の合成洗剤に入っている化学物質によるヒトの健康影響です。化学物質の生物への影響は個体差が大きく、多様性が大きいのです。影響が出ない方もいれば、影響が出やすい方もいます。化学物質による健康被害で学校に行けない子どもがいるという現実をメーカーと規制当局は直視し、しかるべき対応をとるべきです。SDGsの基本理念は誰も取り残さないです。この理念は、一番弱い方にあわせて基準を作り、対策を講じましょうということです。香害に対して一番、脆弱な方々に影響が出ているわけですから、メーカーと行政機関がSDGs を尊重するのであれば、マイクロカプセルを含む柔軟剤等の合成洗剤の生産・販売をストップすべきです。多様性とSDGsの時代です。皆さんにもこの問題を自分ごととして捉え、香害のもとになる合成洗剤を買わない等のアクションを是非起こしていただきたいです。
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環境脳神経科学情報センター副代表
木村ー黒田純子さん
香りを長続きさせるマイクロカプセルを用いた製品が多種類販売されていますが、被害も多く報告されています。マイクロカプセルの素材がプラスチックだと、最後はマイクロプラスチックとなり、環境&人体汚染を起こします。プラスチック以外の成分であっても、香り成分を付着したマイクロカプセルの破片が大気汚染を起こし、香り成分に反応しやすい人に健康障害を起こします。香りに対する反応は、成分の受容体のアミノ酸が一つだけ違うことで、100倍も感受性が異なることが科学的に明らかになっており、気分の問題ではありません。以上のことから、キャンペーンに賛同します。
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熊本学園大学教授
有害化学物質削減ネットワーク理事長
中地重晴さん
香害被害で苦しんでいる人は多いです。一人でも被害を減らすためにできるところから始めましょう。署名活度に賛同いたします。より多くの人の賛同を得て、香害のない社会を目指しましょう。
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