更迭だけで終わらせない! #岸田政権にLGBTQの人権を守る法整備を求めます

更迭だけで終わらせない! #岸田政権にLGBTQの人権を守る法整備を求めます

開始日
2023年2月5日
現在の賛同数:58,279次の目標:75,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

English

荒井勝喜首相秘書官が、性的マイノリティを「見るのも嫌だ。隣に住んでいるのも嫌だ」などの差別発言をしたことが報じられています。また、岸田首相は同性婚を認めると「社会が変わってしまう」と発言しています。

今年は「G7広島サミット」が開催されますが、G7でLGBTQに関する法整備がほぼないのは日本だけ。このまま荒井秘書官の更迭だけで終わらせて良いのでしょうか。岸田政権に対し、LGBTQの人権を守る法整備を求めます。

荒井勝喜首相秘書官が、性的マイノリティについて「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」「社会に与える影響が大きい。マイナスだ。秘書官室もみんな反対する」などと発言したことが報じられました

荒井秘書官の発言は、言い訳のしようがない差別発言です。荒井秘書官が発言を撤回したこと、岸田首相が同氏を更迭したことは当然の対応と言えます。しかし、荒井秘書官の更迭によって、この問題を「幕引き」にしてしまえば、同じような差別がきっと今後も繰り返されるでしょう。

荒井秘書官は岸田首相のスピーチライターを務めていると言われ、政権の考えを示す仕事に就いていました。同氏の発言の中には、「秘書官室もみんな反対する」といった言葉もあり、岸田首相も同性婚について「社会が変わってしまう」と発言しているなど、岸田首相をはじめ、政府全体がこのような差別的な認識に基づいて政策を実行していると思われても仕方がない状況と言えます。

一方で、岸田首相は、荒井秘書官の発言に対し「多様性を尊重し、包摂的な社会を目指す」という「政権の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ」と語っています。さらに「性的指向や性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない。任命責任を感じている」とも発言しています。

また、木原誠二・官房副長官は、NHKの討論番組で「極めて深刻に受け止めている」「信頼回復に政府として取り組んでいきたいと思っています」と語っています

しかし、今年は「G7広島サミット」の開催が5月に予定されていますが、「LGBT差別禁止法」や「同性カップルの法的保障」がなく、「法的性別変更について非人道的な要件が残っている」のは、今や日本だけです。

 

性的マイノリティに関するG7各国の主要な法律状況を比較した図。フランス・ドイツ・イギリス・カナダ・アメリカ・イタリア・日本の順に「LGBT差別禁止法」や「婚姻の平等(同性婚)」、「法的性別変更の要件として、子なし要件・不妊要件・非婚要件」について比較。日本のみ差別禁止法や同性カップルの法的保障がなく、法的性別変更の厳し要件が残っている。

 

性的マイノリティの自死未遂の割合は非当事者と比べて何倍も高いことがわかっており、政府も性的マイノリティを自殺に関する「ハイリスク層」と位置付けています。

しかし、性的マイノリティの人権が守られていない現状で、口先だけ「人権を尊重」と言い、首相秘書官を更迭したとしても、今までの繰り返しになるだけです。政府の信頼を回復することは到底できません。

このような性的マイノリティの人権を守らず、むしろ政権中枢の人物が積極的に差別を広めるような国が、議長国としてG7広島サミットを開く資格はないと思います。

岸田首相は、性的マイノリティに関する差別のない社会へと変えてください。

私たちは岸田政権に対し、LGBT差別禁止法(性的指向や性自認に関する差別的取扱いを禁止する法律)や、同性婚(婚姻の平等)、法的性別変更に関する非人道的な要件の撤廃(性同一性障害特例法の改正または新設)について、早急な法整備の実現を求めます。

シェア用URL:https://www.change.org/protect_lgbtq_rights

声を届けよう
現在の賛同数:58,279次の目標:75,000
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)