#免許を返して 無罪・不起訴となった人の運転免許取消等の処分を見直す仕組みを導入してください

#免許を返して 無罪・不起訴となった人の運転免許取消等の処分を見直す仕組みを導入してください

開始日
2023年10月15日
署名の宛先
警察庁
現在の賛同数:18,619次の目標:25,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 木村 道也

「裁判で無罪になったのに、運転免許は返してもらえないんですか…」

こう語る優子さんは、福岡市に住み軽貨物ドライバーをしていたふたりの子どもを育てるシングルマザーです。優子さんは、2017年(平成29年)、仕事で軽貨物自動車を運転中に人身事故に巻き込まれ、過失によって交通事故を起こしたとして、運転免許を取り消される行政処分を受けました。さらには起訴され、刑事裁判を受けました。

優子さんはトラックドライバーの仕事を失い、運転免許がないことで新しい職に就くことも難しく、大変な苦境に立たされることになりました。子どもとも別れて生活をすることを余儀なくされました。

そして、2年にも及ぶ長い刑事裁判の結果は、優子さんには過失がなく、無罪というものでした。

しかし、無罪が確定したあとも運転免許は取り消されたままでした。福岡県公安委員会に申入れをしても、運転免許取消が正しかったのかどうか、検討すらしてもらえませんでした。

もし運転免許を再取得したいのであれば、事故を起こしたことについて反省文を書いて、多額の費用と時間をかけなければならない、というのです。

そこで、優子さんは、2020年(令和2年)、福岡地裁に、運転免許取消処分が無効であることの確認を求めて、裁判を提起しました。クラウドファンディングで多くの方のご支援をいただき、裁判で戦うことができました。https://readyfor.jp/projects/innocent-menkyo2020

2023年(令和5年)3月、福岡地裁は、優子さんの運転免許取消処分が無効であると判断しました。福岡県は控訴しましたが、9月に福岡高裁は、控訴を棄却し、同じく運転免許取消処分が無効と判断しました。

そして、この10月16日、約6年ぶりに、優子さんの手に運転免許証が返ってきました。

 

優子さんと同じような境遇にある人は、全国に、まだまだいます。「刑事処分と行政処分は別だ」といって切り捨てるのではなく、刑事処分で、司法の判断として、無罪や不起訴という結果がでたら、少なくとも、行政処分(運転免許取消等の処分)が正しかったのかどうか、見直す必要があるのではないでしょうか。

私たち「無罪のあと、ちゃんとしよう!プロジェクト弁護団」は、優子さんの裁判をサポートしてきた、福岡県弁護士会所属の弁護士による有志のグループです。メンバーのひとりである弁護士・木村道也が代表して、このオンライン署名を立ち上げました。

私たちは優子さんとともに、自動車事故などをとおして、刑事処分で無罪・不起訴となった人に対して、運転免許証取消処分が適正であったのかどうか、あらためて見直しをする制度の創設を求めます。
賛同、拡散のご協力をお願いします。

※賛同のあとに出てくる「プロモーション機能」による課金は、このオンライン署名の拡散を支援するための広告費です。私たちの活動への直接の支援金ではありませんが、可能な範囲でご協力ください。返金等のお問い合わせは、Change.orgヘルプセンターにお願いします。

参考)
YouTube動画「★2分でわかる無罪のあとプロジェクト」(無罪のあと、ちゃんとしよう!プロジェクト 2020/9/2)
事故は「無罪」 なのに運転免許は戻らない 再び裁判の不条理(毎日新聞 2023/8/27)
運転免許、6年ぶりに戻ってきた 無罪後も公安委が取り消し処分(毎日新聞 2023/10/16)

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現在の賛同数:18,619次の目標:25,000
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意思決定者(宛先)

  • 警察庁
  • 国家公安委員会
  • 各都道府県公安委員会