安全・安心な「医療・介護・福祉」を守るため 働くものの命や健康・尊厳が脅かされない労働環境を作りたい! 「寳田都子さんの12年の闘い」を応援してください!

安全・安心な「医療・介護・福祉」を守るため 働くものの命や健康・尊厳が脅かされない労働環境を作りたい! 「寳田都子さんの12年の闘い」を応援してください!

開始日
2025年1月29日
署名の宛先
医療法人福生会(介護老人保健施設「明けの星」併設)理事長
現在の賛同数:1,197次の目標:1,500
今週は101人が賛同しました

この署名で変えたいこと

開始日2025年1月29日
署名の宛先

  • 医療法人福生会(介護老人保健施設「明けの星」併設)理事長
  • 高松地方裁判所民事部4係 山田 雅秋裁判官

この署名で変えたいこと

「安全・安心」な医療・介護・福祉を守るため、働くものの命や健康・尊厳が脅かされない労働環境を求めたい。

◎医療法人福生会及び理事長は、寳田都子さんへの「長時間労働」やパワハラ、厳しいノルマ等が「うつ病」・重度難聴を発症させたことについて、「安全配慮義務違反」があったことを認めてください。

◎高松地方裁判所民事部4係 山田 雅秋裁判官、寳田さんが提訴した民事訴訟において、真相の究明と公平・公正な判決を求めます。

署名の発信者 寳田 都子(たからだ みやこ)

12年前、希望を胸に看護師長となった寳田都子さんが…

寳田都子さんは、看護師として香川県内の病院などで約38年間勤務してきました。

そして12年前の2012年1月に、看護師としての実績を買われて、医療法人福生会の経営する介護老人保健施設「明けの星」から強く要請されて、看護師長の職に就くことになりました。

希望を胸に看護師長となった寳田都子さんですが、待っていたのは、希望を打ち砕くような職場環境でした。

長時間労働を強いられ、達成困難なノルマを背負わされ、強い叱責などのパワハラに追い詰められた日々…医療法人福生会(介護老人保健施設「明けの星」併設)理事長の「安全配慮義務違反」によるうつ病の発症

寳田さんには、まず「採算ラインの入所者数確保(100床のうち95床確保)」という高いノルマが課されました。
根っからまじめで几帳面で手抜きができない寳田さんは、期待に応えようと誠心誠意職務に従事し、ノルマを達成しようと懸命に頑張りました。

当時、施設では退職者が相次ぎ看護師不足が常態化。(看護師15名中13名が次々に退職。後任の看護師が全く見つからず、苦心惨憺し12名を採用できましたが、その内2名が採用後間もなく病気で長期療養を余儀なくされるという事態も起きています。)

寶田さんはその不足をカバーしようと多岐にわたる膨大な業務量をこなしていました。
それでも終わらない仕事、休日も取れない連続勤務。毎月百時間を超える残業を伴う長時間労働、寶田さんの心身は次第に疲弊していきました。

その上に、ノルマの未達成を寳田さん一人の責任とし、毎日のように理事長・事務長から責められ、次第に追い詰められ、動悸や不眠の症状が続くようになりました。

また、2012年12月の幹部会議の場で、理事長はノルマを達成できていないことを挙げ、寳田さん一人を立たせ、威嚇するように指を差しながら、少なくとも30分以上に亘り強い叱責を続け、ついには寳田さんに錯乱状態を起こさせた事実から、相当酷いパワハラが行われた事は否定できません。

その後、入社後僅か14か月足らずの2013年年3月7日、ノルマが達成できないことを理由に降格の通告や退職強要を受けた寳田さんは、極限の精神状態に追い込まれ、精神障害(「心的外傷後ストレス障害・重度ストレス反応」のちに「うつ病」)を発症、休職に追い込まれます。

休職から約10か月後の2014年1月には突発性難聴も発症、左耳の聴力をほぼ失い、耳鳴り・めまいの後遺症が残った上に「うつ病」も悪化の一途を辿っていたため、同年10月、退職を余儀なくされてしまいました。

そして、12年経った現在も、寳田さんは「難治性うつ病」に悩まされ、難聴・耳鳴り・めまいの症状も改善せず、2週間毎の通院治療を余儀なくされています。

使用者には、雇用する労働者への「安全配慮義務」が課せられていますが…「徹底した事実の隠蔽」の壁

そして、さらに「労働基準監督署での暴言やパワハラ」の二次被害

12年前、寳田都子さんは当然に「労災申請」を行いました。しかし、医療法人福生会(介護老人保健施設「明けの星」併設)理事長等は、虚偽の証言・証拠の改ざん等により、「徹底した事実の隠蔽」を行いました。

労災認定においては、その立証責任を被災労働者が負うことになります。しかし、異常な「長時間労働」や苛烈な「パワハラ」、厳しい「ノルマ」などによって、心身の病を発症している状況の中で、それは大変に困難なことなのです。

例えば時間外労働の記録一つとっても、思い出したくもない辛い記憶を辿りながら多岐にわたる証拠を自ら集めて積み重ねなければなりません。

その上に、寳田都子さんは精神疾患を発症するほどの激しいショックを受けたこと等により、「解離性健忘」という自分にとって大切な記憶の一部が抜け落ちてしまう病まで発症していたことや、前記にも記載した強いストレスに晒され続けたことによる「突発性難聴」により左耳の聴力をほぼ失い、耳鳴り・めまいの後遺症も来たしていました。

職場環境そのものを組織的に管理している使用者側が圧倒的に有利な立場になることは当たり前であり、容易に「徹底した事実の隠蔽」が成り立ってしまうのです。

さらに、労働基準監督署で担当事務官から「生きていて労災申請は図々しい」という暴言を受けたことを始め、数々のパワハラを受け続けるという事態までありました。

理不尽にも、それら多くの不利な条件が重なり、労基暑〜最高裁まで11年近く事実を訴え続け闘ったものの、労災認定は得られませんでした。

こうして労災の認定が得られず苦しむ人が、寳田さんだけでなく、今も多くいらっしゃいます。

※なお、前記の労動基準監督署でのエピソードは下記の「ご寄附のお願いです」の文末に記載のアドレスからリンクする「ホームページ」に、神戸新聞社記事、その記事を引用したYouTuber「ヒロシ」氏の解説する動画の2点を掲載しています。ぜひご覧ください。

12年の「想い」を込めて…「労災認定」を得られなかった大勢の被災者に「新たな道」を拓くために

病を得て多くの人は泣き寝入りせざるを得ないのが現状です。「新たな道」を拓くことは出来ないものか…

「働く者の命や健康・尊厳が脅かされる事のない労働環境」が「安全・安心な医療・介護・福祉を守ることに繋がる」

…寳田都子さんが12年間掲げ続けて来たこの「想い」を諦めることは出来ません。

そのために…民事訴訟を提起してはどうか。

「ずさんな労働時間管理のもと長時間労働を強いられ、強い叱責などのパワハラに遭い、うつ病を発症し退職に追い込まれ、今も苦しんでいる」ことについて、医療法人福生会・介護老人保健施設「明けの星」に対して「安全配慮義務違反による損害賠償請求」を行うというものです。
この12年の「想い」を込めて、2023年8月に高松地方裁判所に提訴しました。
12年間の集大成として、最後の司法への訴えとなります。

どうか、連帯の気持ちをぜひ署名という形で表明してくださると、とても力になります。そして、よければ周りの方にもこのキャンペーンを広めてくださると非常にありがたいです。

「ご寄付のお願いです」

「徹底した事実の隠蔽」に遭い、労災認定を得られなかった被災者は、「労災認定」をされた方々の数をはるかに上回ります。
その方たちが被災した企業などに、「安全配慮義務違反を問う民事訴訟」を提起しても、「労災認定」をされていないという事が障壁となり、長年の係争に要した損失すら補填されず、十分な救済が受けられていないのが現状です。

寳田さんの民事訴訟で、医療法人福生会及び理事長の安全配慮義務違反が認められ、「謝罪」及び請求している「損害賠償金額」を支払わせるという判決が得られれば、これまでに前例のない画期的な判決となります。

後に続く不本意にも「労災認定」を得られなかった大勢の被災した方々にも、この判例によって新たな救済への道が開かれることは間違いありません。

しかし、これ以上の経済的な負担に寳田さんも正直耐え難くなってきています。
寳田さんは、心身の病の医療費に加え、12年にわたる多額の裁判費用の多くを借入金などの負債で賄っています。

  •  誰の身に、いつ生じてもおかしくないこの出来事を、寳田さん一人に背負い続けさせることがないよう
  • 「働くものの命や健康」を多くの方と一緒に支え合い守っていけるよう

どうか12年に亘り、心身の病を抱えて闘ってきている寳田さんへの連帯の気持ちを、「ご寄付」としてもご支援を頂けますようお願い申し上げます。

↓ 寳田都子さんのホームページ・「ご支援のお願い」はこちら。
https://akenohoshi-rousai.com/support_change/

最後に、寳田都子さんからのメッセージ

「病を抱えながら提訴への想い〜ここで私が泣き寝入りをすれば今後も犠牲者を出し続ける〜」

高松市在住の寳田都子と申します。
私は約38年間、看護師として働き、定年退職を1年余りのちに控えた時期に、100床を有する介護老人保健施設を持つ医療法人福生会から頻回の要請を受け、2012年1月、59才で看護師長として転職をしました。

長年父親の介護を行った経験から、ケアマネジャー資格を取得した際の学びを生かし、看護師人生の集大成としたいという覚悟を持っての転職でした。

しかし、待ち受けていたのは、入社時の条件とは全く異なる過酷な働き方でした。常態化した看護師不足による日々の残業・休日出勤に加え、携帯電話に24時間・365日休みなく入る連絡により必要時は昼夜を問わず出勤するという異常な長時間労働、入社時から課せられた95%の入所者確保の厳しいノルマ、上司らからのパワーハラスメント、古参の職員達からの陰湿な嫌がらせによる孤立状態、そこに多くの雑務対応が加わりました。長い看護師人生で経験のない過酷を極める日々の連続でした。

入社後3か月が経過した4月末に、私の良き理解者であった施設長の医師が薬剤師とのトラブルで解雇され、施設の医療体制が崩壊の危機に直面しました。

理事長は当時在職中であった高齢の医師を名目上の施設長とし、解雇した医師の業務は自分が引き継ぐと明言したものの、定期薬の処方と検査のオーダーをするのみで、施設へ出向き入所者を診療をすることをしなかったため、多くの問題が起きました。医療体制の維持に加えて、医師の診療がないことに不安を募らせる入所者・家族への精神的ケアも看護師長の私一人が対処するしかなく、長時間労働は苛烈さを増すばかりでした。

何度も理事長・事務長に状況を説明し支援を要請しましたが、理事長は「無視」、事務長は怒鳴り声で、「あんた、現場に出ず管理業務のみをする約束で入社したのに何がそんなに忙しいんや!」の一言で終わり、入所者の安全・安心な日常を維持するために、一人の看護師長が背負う過重な業務量や責任の重さが、全く理解されない組織の劣悪さに暗澹たる気持ちに陥りました。

中でも、一番辛かったのは、入所者の様態急変時に理事長との連絡が取れず、ようやく連絡が取れた時に、
「死んだら言うて。」
という言葉を投げかけられた時でした。本気で言っているのかと耳を疑いましたが、このような発言はその後も繰り返されました。やり場のない憤りと共に緊急事態時対応の再確認の必要性を感じ、理事長を探し、やっと所在確認ができても「無視」という対応を取られ、なす術がありませんでした。

また、時期を同じくして、身に覚えがない誹謗中傷が耳に入ることが増え、理事長・事務長からノルマ達成状況への追及が厳しさを増し、日々酷いパワーハラスメントが繰り返されるようにもなりました。

そこへ転職から1年足らずの12月のベソル会(幹部会議)の中で長時間に亘り糾弾されるという出来事が起きたのです。95%の入所者を確保するノルマの未達成が看護師長の私一人の責任とされました。理事長は私に立つように命じ、指を指しながら、長時間に亘り同僚・部下の面前で凄まじい糾弾・叱責を繰り返しました。あまりに苛烈なパワーハラスメントを受けた私は錯乱状態に陥りました。

さらにその翌年3月上旬に、ノルマの未達成を理由に実質的な解雇通告を受け、精神疾患を発症するに至りました。転職から僅か14か月足らずでの事でした。
3月18日からドクターストップで出勤できなくなったことを事務長に伝えた際、3月中は仕事に来いと言っただろうと激怒し、職場放棄・無断欠勤と私をなじり、休職も有給取得も認めず、師長室へ入ることも拒まれ、私物一切を置いたまま帰宅せざるを得ませんでした。

その後夫が私物を取りに行くという連絡を入れても聞き入れられず、行動を起こした時には私が時間外労働時にパソコンを使用していた履歴が多々残る複数のUSBメモリ・多くの記録物・成果物・書籍・金銭・聴診器などの行方がわからなくなっていました。また、私が休み始めてから福生会からはただの一度も連絡が入ることはありませんでした。

病は増悪を続け「遷延性難治性うつ病」となり、不眠や焦燥感、常時強い希死念慮に苛まれ、心から笑い楽しいと思える感情・意欲などを失い、横たわり何もできない状態が続くことも多く、現在もカウンセリングを含め二週間毎の通院治療が欠かせない状態です。また、福生会で受けたストレスから突発性難聴を発症し、左耳は重度難聴、右耳も次第に聴力低下を来たし、常時両耳に補聴器が必要な状態はうつ病悪化の一因となっています。

紙一重で生かされてはいるものの、心身共にボロボロの状態の私に周囲の者は、「逃げるが勝ち」と考えて療養に専念するよう強く勧めますが、「命を守るべき医療・介護の現場で、働く者の命や健康を脅かし、人としての尊厳を踏みにじる事態が続く福生会の体質は、ここで私が泣き寝入りをすれば今後も犠牲者を出し続ける。」という思いを断ち切れず、病を抱えながら提訴に至りました。

裁判所には、38年間看護師として人として誠実に生きてきた一人の人間が、福生会へ入社後、僅か14か月足らずで精神疾患や重度難聴を来たす事態が起きたことの原因と責任を、公平・公正な視点で見極めていただき、正しい判断を切にお願い申し上げます。

また、医療法人福生会及び理事長には、私に長時間労働をさせ、パワハラを行い、過重なノルマを課し、それが原因「で精神疾患」や「重度難聴」を発症させたことについて、真摯に受けとめていただき、一日も早く「安全配慮義務違反」を認めてくださることを求めます。

 

今週は101人が賛同しました
現在の賛同数:1,197次の目標:1,500
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意思決定者(宛先)

  • 医療法人福生会(介護老人保健施設「明けの星」併設)理事長