生娘シャブ漬け発言を受け、早稲田大学・吉野家に意識改革・ハラスメント対策徹底を求める!

生娘シャブ漬け発言を受け、早稲田大学・吉野家に意識改革・ハラスメント対策徹底を求める!

開始日
2022年5月10日
署名の宛先
早稲田大学 (総長)
オンライン署名成功!(認証済み)
29,773人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 ある受講生 たち

私たちは、早稲田大学で開催された社会人向け「デジタル時代の総合マーケティング講座」の授業内での元吉野家常務取締役企画本部長による、

「生娘シャブ漬け戦略。田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば絶対に食べない」「家に居場所がない男性が何度も来店する」という発言を受け、

高いコンプライアンスが求められるはずの教育の場ですら、人権軽視・差別(性別や地方蔑視)、セクハラ・パワハラが蔓延していることを思い知り、抗議を行いました。本件の詳細記事

その中で、早稲田大学側の人権・差別・ハラスメントに対する課題意識が弱いこと、定められたハラスメントガイドラインが充分に機能していないことを目の当たりにしました。

また、今回の発言からはあたかも吉野家社内でこのようなニュアンスが日常的に行われていたようなことを感じさせました。ウェルネス経営・女性・外国籍社員の活躍推進を公表しているにも関わらず。

果たして、早稲田大学で学ぶ学生、吉野家で働く社員は被害に遭っていないのでしょうか?

実際に今回のケース以外でも、早稲田大学の教授を訴えた裁判や、吉野家でのハラスメントに対する団体交渉就活生の名前での差別などの問題が立て続けに公になっています。

このような教育環境、労働環境が許されるのでしょうか?ここで学びたい、働きたいと考えて選択した人に対して、あまりにも酷な環境ではないでしょうか?

ましてや、早稲田大学は日本屈指の大学の1つであり、吉野家は多くの人を雇用する大企業です。安心して学べる環境・働く環境を整える責任があります。(男女共同参画基本計画、ハラスメント防止法、安全配慮義務等)

また、私たちは本件を通して、教育機関や企業の要職者が持つ「マイクロアグレッション(何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別)やアンコンシャス・バイアス(無意識化の偏見)」が、

  • 組織に差別・セクハラ・パワハラを生じさせていること
  • 生徒や社員の人格形成に誤った影響を与え、差別を拡大する可能性があること
  • 性別・年代・出身の偏った評価や人材投与を行なっている可能性があること
  • マーケティングやプロモーション活動を通して、誤った人権やジェンダーの価値観を社会に再生産している可能性があること

に対しても強い危機感を覚えました。

私たちは代理人の伊藤和子弁護士と共に、4月22日に早稲田大学、25日に吉野家に対して署名と同じ趣旨の要望書を送っており、早稲田大学はすでに再発防止策を検討しているということですが、誰が旗振り役になるかは未定とのことでした。また、講座内の一部から『講師が萎縮することのほうが心配』『SNSの投稿を禁止すべき』などの声も上がりました。また、吉野家側からは回答を待っている状況です。

今回の問題の当事者や関係者間で、本質的な問題点や深刻さが共有できているとは思えません。

署名によって社会的な関心の高さを示さなければ、根本的な改善がなされず、問題は風化し、さらに被害を受ける方が増える可能性もあるではと懸念しています。

また、前述の通り、早稲田大学側にも吉野家側にも様々な問題が発生しているにも関わらず、対応が杜撰であり問題が繰り返し起きていることも事実です。

私たちは、教育や労働の現場で二度とこのようなことを起こしてほしくないです。誰もが安心して学び、働ける社会を創ってほしいと願っています。

従って、私たちは誰しも平等に安心して学び働き、能力を活かせる環境や正しい人権・ジェンダー認識に基づいたマーケティング活動がなされることを求めて、

早稲田大学・吉野家の意識改革並びに、各組織の差別・パワハラ・セクハラの実態調査と公表、コンプライアンスルール策定とコンプライアンス教育の徹底、多様性人材の投与を求めて、署名を募りたいと思います。

皆さまが本件にどの程度課題意識をもたれていらっしゃるかはわかりませんが、本件を自分事として課題感を持っていただけるのであれば、ぜひご署名をお願いいたします。

また、本署名開始にあたり、弁護士やジャーナリスト、早稲田大学の教員の方からも賛同の声をお寄せいただくことができました。ご支援を心より感謝いたします。

●声を届ける場所

  • 早稲田大学(総長 田中愛治様宛)
  • 株式会社吉野家ホールディングス(代表取締役 河村泰貴様宛)
  • 株式会社吉野家(代表取締役 河村泰貴様宛)

●早稲田大学に求めること

全ての人が平等に安心して教育を受けられる権利を保障し、教育の場で二度とこのようなことが起こらないよう再発防止対策として、下記内容を求めます。また、御校が多様性を重視し、先進的な教育をリードできる組織となることを期待します。

  • 教育機関として本件がいかなる部分が課題であったのか、御校として具体的な認識を公表すること
  • 第三者委員会による学生向け/社会人向けの全講座に対するコンプライアンス実態調査と調査内容の公表(キャンパスハラスメント含む)
  • 早稲田大学としてのコンプライアンスルールの策定・公表
  • 組織内でのコンプライアンス教育の徹底と実施内容の公表
  • 組織・教授や講師に対してダイバーシティ・インクルージョンの推進(女性や第3の性、海外出身者、障害のある方などの人材投与。またその割合を30%以上高めること)

●吉野家に求めること

全ての人が平等に安心して企業で働き、消費者としてサービスを享受できる権利を保障し、企業側がプロモーション活動を通して、誤った人権認識を社会に広げることないよう、再発防止対策として下記内容を求めます。また、御社が多様性を重視し、先進的なマーケティング・労働環境をリードできる組織となることを期待しております。

  • 第三者委員会にて、社内で今回のような発言が日常的に使用されていなかったか実態調査と調査内容の公表(セクシャルハラスメント含む)
  • 株式会社吉野家としてのコンプライアンスルールの策定・公表
  • 組織内でのコンプライアンス教育(特に役員)と実施内容の公表
  • 組織、管理職に対して、ダイバーシティ・インクルージョンの推進(女性や第3の性、海外出身者、障害のある方などの人材投与)

●本署名の発起人

  • 本件に抗議した受講生

●賛同者とお寄せいただいたメッセージ(順不同)

  • 伊藤和子(弁護士)
    吉野家や早稲田大学には、差別やハラスメントにしっかりと対応することは社会の要請なのだと理解してもらいたい。第三者委員会を設置して問題を深く見つめ直すことなくして、再発防止は実現しないと考えます。
  • 浜田敬子(ジャーナリスト)
    なぜ経営陣からこういう発言が出たのか、なぜこの人物を講師に選んだのか。吉野家も早稲田大学も再発防止のためにも、徹底して検証をしてほしいと思っています。
  • 酒井哲也(早稲田大学 理工学術院 教授)
    このようなハラスメントや差別の問題に対しては逐一学内からも声を上げていく必要があると思いました。同じような被害が繰り返されないよう、我々教員も意識改革をし続ける必要があり、そのための具体策が必要だと思います。
  • 橋本一径(早稲田大学 文学学術院 教授)
  • 坂内博子(早稲田大学 理工学術院 教授)
    早稲田大学でもう2度とこのようなことが起こらないように、全ての人が安心して学べる環境を作るために、賛同させていただきました。
  • 笛美(広告クリエイティブ職)
    私はマーケティングの考え方が好きです。浅いながらもマーケティングを学んだことで、世界の見方が大きく変わったと思っています。だからこそ、女性蔑視につながるようなマーケティングの仕事にはもう携わりたくありません。女性蔑視の感覚は例え内輪であったとしても、広告や商品や店舗、あらゆる企業活動から染み出して人々の心に伝わっていくものだと思います。マーケティングを学ぶつもりできた人が女性蔑視まで学ばないよう再発防止をよろしくお願いします。
  • 山本和奈(起業家 & アクティビスト 一般社団法人Voice Up Japan 代表理事)
    まだまだハラスメントは日本社会では真剣に取り扱われてい現状で、女性に対する蔑視発言やセクハラは未だに「解決した方がいい」問題として見られていても、「解決しなければいけない問題」とは認識されていません。 こんな低いスタンダードのままでいいのでしょうか。このような社会を変えるためにも、パワハラやセクハラに対して、企業や教育機関がきちんと取り組む必要性があると思います。

※もし他に賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけください。

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意思決定者(宛先)

  • 早稲田大学 総長
  • 株式会社吉野家ホールディングス・株式会社吉野家 代表取締役