#BeHairself もっとひとりひとりの"個性"が認められる社会へ。
#BeHairself もっとひとりひとりの"個性"が認められる社会へ。
私たちラックスはこれまで、画一的な美しさにとらわれず、一人ひとりが自分らしさを愛することができる社会を実現するため、さまざまなプロジェクトを行ってきました。
2021年より今の時代に生きるすべての人が自分らしい美しさを見つけるためのプロジェクト「Rethink Beauty Project」をスタートさせました。
これらの活動をきっかけに、近年SNSや対面で「自分の髪を好きになれた」「このプロジェクトを始めてくれてよかった」というお声をいただくことも増え、それは私たちにとってこの上ない喜びです。
しかし、私たちが今年行った調査によるとおよそ二人に一人が様々な理由からしたい髪を諦めていることがわかりました。時代に合わない偏見やルールが今も誰かの髪を縛っています。
ラックスはこの署名活動を通じて「自分の髪を、自分で決められる」という当たり前の権利をひとりひとりに取り戻したいと考えています。
様々な髪を楽しめるようになった現代において「自分らしくありたい」「自分が好きな自分でいたい」という気持ちと髪は、文字通り切っても切れない関係です。
もっとひとりひとりの"個性"が認められた先で、あなたが真に願い選んだ髪こそ、あなたが本当に輝く髪だと私たちラックスは信じています。もし私たちの考えに共感いただけましたら、署名活動にご協力をお願いします。
▷私たちラックスが達成したいこと
私たちラックスが達成したいことはこの2つです。
▷こんな経験ありませんか?
同じような経験をしている方は少なくないのではないでしょうか?
ラックスが独自に行った調査では、仕事や職場の事情が理由でしたい髪をあきらめたことがある人は56.7%と半数以上という結果が出ています。
その理由を聞いてみると、46.3%の人が「職場のルールに反するから」、42.3%*の人が「職場の関係者に与える印象を考慮したため」と答えています。
*上位2位(26.0%)と上位3位(16.3%)の合計。
もちろん、衛生面や安全面といった合理的な理由でルールが必要な場合もあります。しかし、中には現代の価値観や考え方に対して合理的とは呼べないものまで、「そういうものだから」と残り続けてしまっているものがあるのも実状です。
その上、中には髪を理由に職場での不利益を被った人もいます。例えば好きな髪型・髪色をすることで、脅迫や侮辱、嫌がらせを受けたことがあると答えた人は37人、人事評価を下げられた、減給されたと答えた方は16人もいらっしゃいました。私たちラックスはこのような現状をどうにか変えたいと思っています。
▷「髪の自由」は憲法でも認められている権利です。
髪も、メイクやファッションと同じく、個性を体現するためには欠かせないもの。そのため、実は日本国憲法も髪をはじめとした「身体の自由」は、憲法13条の中で認めているのです。ラックスは、この「自分の髪を自分で決められる」ことを、ヘアオートノミー〈髪の自己決定権〉と呼んでいます。
しかし、現実を見れば先ほどの調査結果のように自由であるとはまだまだ言えません。このヘアオートノミー〈髪の自己決定権〉を正しく実現するために、私たちはまずモデル就業規則を変える必要があると考えています。
▷なぜ、モデル就業規則を変える必要があるのか。
「社会人にふさわしい髪」といった現代の髪に対する偏見や思い込みは、同時に長年人々が共有していた価値観・考えでもあります。そして、素晴らしいことに、日本は規律や調和を重んじる文化を有しています。そのため、個々人の行動や努力だけでは変えることが難しいのです。
だからこそ、まずはルールや規則を変えること、中でも人生の長い時間を占める「職場におけるルール」を変えることで、対立ではなく調和の中で、社会全体の価値観・考えをアップデートすることが大切だとラックスは考えています。
▷個人にも企業にもメリットがあります。
髪がもっと自由になることには確かなメリットがあります。
職場での髪が自由になることで生まれる変化について、私たちが調査したところ「仕事に対するモチベーションが上がると思う」「自分に自信が持てると思う」「より長くその会社で働きたいと思う」「自身のウェルビーイングが上がると思う」にポジティブな回答が集まりました。
また、企業に起こる変化については「お互いを尊重し、理解しあうカルチャー・職場が生まれると思う」「より多様な人材がいる職場になると思う」「入社を希望する人が増えると思う」にポジティブな回答が集まりました。
国際的に多様性が求められている時代において、「髪の自由化」は間違いなくその一助になると私たちは考えています。
▷申請内容
- 髪型・髪色は、基本的には個人の自由であり、この権利は、日本国憲法においての「自己決定権」や「表現の自由」の保障範囲にあるため、安全や衛生面などの合理的な理由なしに企業が社員の髪型・髪色を制限する規則を設けないよう、モデル就業規則に項目を追加してほしい。
- 安全や衛生面などの合理的な理由がある場合を除き、就業規則に何の定めがないにもかかわらず、髪型・髪色を理由に、精神的な苦痛を与える言動(嫌がらせや過度な干渉)や、待遇・評価に影響させることなどはハラスメントに該当しうることをパワハラ防止法の指針に明記してほしい。
▷「モデル就業規則」「パワハラ防止法」について
▷署名の提出について
署名キャンペーンが終わり次第、厚生労働省の担当者に提出します。
▷署名期間
2023年3月30日〜2023年12月31日(予定)
▷調査について
「髪に関する調査」
調査対象者:18歳~49歳の男女 900名
調査地域:日本全国
調査実施時期:2023年3月15日~16日
調査企画・設計:ユニリーバ・ジャパン(株)/ワンダーマン・トンプソン・トウキョウ(同)
調査実施:楽天インサイト(株)
▷ラックス #BeHairselfについて