日本三大急流・富士川に設定された、 河川環境保全のための「維持流量」をいち早く実現してください!

日本三大急流・富士川に設定された、 河川環境保全のための「維持流量」をいち早く実現してください!

開始日
2023年7月3日
署名の宛先
日本軽金属株式会社
このオンライン署名は終了しました
778人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

はじめに

 令和5年3月、富士川に「維持流量」が初めて設定されました。この決定にあたっては、富士川維持流量検討会が設置され、委員として参加した有識者による協議意見が反映されました。これから引き続き「水利流量」が、そして「正常流量」が法令によって設定されます(下図)。私たちはこの歴史的な機会に合わせ、令和5年2月、河川環境の改善と富士川流域住民の意識改革を目指し、国土交通大臣あてに要望書を提出しています。

「維持流量」がいつ遵守されるか分からない

《参考情報》

  1. 『富士川における維持流量の設定及び今後の河川管理についてのお知らせ』
  2. 「富士川維持流量検討会」のページ
  3. 『あなたの静岡新聞』記事(2023.3.28.)

 

日本三大急流「富士川」における歴史的な決定

 現代の富士川の好ましからざる河川状況が、既存の水利用による取水の影響がもたらす流量の少なさから生み出されていることを、私たちは知っています。令和5年3月に決定された維持流量の値が現況流量を上回ったのも、それを物語っています。富士川を流れる現況の水量では、富士川の良好な河川環境を維持できないということが、社会的共通理解として公認されたわけです。

 富士川の流量に最も大きく影響しているのは、水力を利用した電源開発による取水です。富士川流域における水力発電の興りは明治時代に遡り、その後、現代に至るまで、水利用の高度化は促進されてきました。つまり、この一級河川を囲む壮大な山嶺に端を発した本来の水の100%が、富士川を自然に流れる姿を知る人は、今やほぼ皆無と言えます。ですが、この要望を提出しようとする私たちは、昔への憧憬の念に浸るのではなく、冷静に未来に向かって歩み始めます。富士川の健全な姿とはどんなものなのか、どのくらいの流量が河川環境と人々の生活との両面を満足させるのか、時代を越えてしっかり考え、富士川との新たな関係を築いていきたいのです。

 誰も知らぬ健全なる富士川の在りようは、高度な水利用が始まって以来100年の時を経て、令和5年3月に決定された維持流量の実現から、あらためて求め始めざるを得ません。その意味で、富士川に初めて設定された「維持流量」の決定は、まさに歴史的なことであり、その歴史的転換の一歩を皆さんと一緒に踏み出させてください。

 

いち早い「維持流量」の履行を希望します!

 維持流量そのものは、これからも時代や世情に鑑みて、常に検証され続けなければならないということは言うまでもありません。『富士川における維持流量の設定及び今後の河川管理についてのお知らせ』(上記の外部リンク)文書の中でも、設定された維持流量の適正性を確認するため、今後も定期的なモニタリングを実施する旨が明記されています。富士川の河川環境が好ましい状況でないことが明らかな今、このたび決定された維持流量の、いち早い履行を強く希望し、日本軽金属株式会社に対し、以下の要望を賛同署名とともに提出します。

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(要望内容)

河川名「富士川」において設定されたすべての区間で、河川流量に大きな影響を及ぼしている堰堤取水量を調整し、渇水期においても決定された「維持流量」を満足するだけの水量放流を、令和5年度中より実現すること

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 私たちの要望は、水利権により担保された水利流量の強制的な削減を求めるものではありません。円卓につく善良なる市民であり続けたいと思っています。私たちの想いをどうか受け止めていただき、ご協力をお願いいたします。

 署名用紙への直接記入をご希望、または署名集めにご協力いただける方は、こちらから署名用紙をダウンロードいただけます。ご記入いただいた署名用紙は、下記まで郵送いただけると大変助かります。

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〒419-0317 静岡県富士宮市内房2193-8 ナチュラルアクション内

富士川船頭組合事務局 行

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<署名の呼びかけ および 要望書の共同提出者>

◎富士川船頭組合 組合長 大窪毅

◎水の流れがつなぐ市民連盟 代表 上原佑貴

問い合わせ:basin.friendships@gmail.com

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意思決定者(宛先)

  • 日本軽金属株式会社