#JUSTICEFORWISHMA ウィシュマさんのご遺族による、検察審査会への審査申立を応援して下さい!

#JUSTICEFORWISHMA ウィシュマさんのご遺族による、検察審査会への審査申立を応援して下さい!

開始日
2022年12月11日
署名の宛先
名古屋第一検察審査会
現在の賛同数:32,528次の目標:35,000
声を届けよう

この署名で変えたいこと

English

●KEY POINT(コンパクト説明Ver)

ウィシュマ・サンダマリさんは、名古屋出入国在留管理局に収容中の2021年3月6日に、33歳の短い人生を終えました。

「日本の子どもたちに英語を教えたい」という夢を持抱いて、スリランカから来日した彼女が、収容されるまでに何があったのか、分からない部分もあります。

けれども、ひとつだけはっきりしていること。ウィシュマさんも、あなたも、私も、どんな人間の身の上にも、日本の国家機関に身体拘束を受けているうちに、「飢餓状態」に陥って命を奪われるような悲劇が起こってはならないということです。

検察官は、入管職員の誰も起訴しないという結論を出しました。

しかし、それは間違っています。

ウィシュマさんの命を助けるために、彼らは簡単に手を差し伸べることができました。経口で栄養摂取が出来なくなったウィシュマさんを、どうして解放もせず、入院させず、点滴ひとつ打たせないまま、死なせてしまったのでしょう。

検察官の「不起訴処分」を覆す議決を検察審査会に求めるウィシュマさんの御遺族の叫びに、どうかご賛同をいただけないでしょうか。

起訴すべき事件を起訴しないと、これからも同じことが繰り返されてしまうのです。

市民の声をぜひ検察審査会に届けましょう。署名に御協力をどうかお願い申します。

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●詳しく読んでいただける方へ!続けて以下もご覧いただき、ウィシュマさんの事件を深く知っていただけると嬉しい限りです!

 

 2021年3月ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が、名古屋出入国在留管理局の収容施設で必要な医療を受けられず、亡くなりました。

 ウィシュマさんは2020年8月に名古屋入管に収容され、遅くとも2021年1月頃から、食べても飲んでも吐いてしまうようになり、日に日に、口からの水分・栄養の摂取が困難になっていったのです。

 2021年2月15日の尿検査の結果は、ウィシュマさんが「飢餓状態」に至っていたことを示すものでした。ウィシュマさんは、点滴を受けたいと、繰り返し職員に求め続けました。殆ど身動きが出来なくなってからも、懸命に救いと適切な医療を求め続けましたが、最期まで点滴ひとつ打たれることのないまま、ウィシュマさんはその命を奪われました。亡くなったとき、ウィシュマさんの体重は収容開始時より20キロ以上減っていました。

 ウィシュマさんは、スリランカでは学校の先生として子どもたちに英語を教えていました。日本で子どもたちに英語を教えたい。子どもたちを愛し、人間を愛したウィシュマさんの夢が叶えられることはおろか、生きてその先の人生を生きることすら、ウィシュマさんは許されませんでした。

「人間に生まれてきて、よかったです。動物よりも、私たち人間は深く考えることができるから、許すこと、助けることができるのです。…すてきな 人生のために私たちは長い道を一緒に行かなければなりません。」

 この言葉は、2021年1月10日に、ウィシュマさんが友人に書き送った手紙の一部です。 ウィシュマさんは、それから2か月もたたない同年3月6日に亡くなりました。

 

 まだ誰ひとり、刑事法廷でウィシュマさんの死の責任を追及された人はいません。ウィシュマさん死亡事件に正義の裁きを!ウィシュマさんが亡くなった責任の所在を明らかにするため,検察審査会に市民の声を届けましょう。どうか、皆様のお力を貸してください。

 

【ウィシュマさんが亡くなった経緯】

  ウィシュマさんは,2017年6月,語学留学生として来日しました。しかし,残念ながらオーバーステイを理由として、2020年8月19日,名古屋出入国在留管理局(以下「名古屋入管」といいます。)の収容施設に収容されました。

 当初,ウィシュマさんは母国のスリランカに帰りたいと希望を述べていました。しかしながら,収容後に,元交際相手からウィシュマさんに対し,スリランカでウィシュマさんを「探して罰をやる」、更に、元交際相手の家族がウィシュマさんに「リベンジするために待っている」と書かれた手紙が届いたのです。ウィシュマさんは,「入管にいると彼氏からまた手紙が来て脅されるのがとても不安」,「スリランカ人の彼氏から暴力を受けていた」こと等を理由として,2021年1月以降,仮放免を求め,日本での在留を希望するようになりました。

 この頃から,ウィシュマさんは食欲不振・吐き気・胃痛などの体調不良を訴えるようになります。症状は悪化し,頭痛,手足のしびれ,繰り返しの嘔吐,吐血,胸の痛みなどを訴え,同年1月28日には,名古屋入管職員に対して,「外の病院へ行きたい。今日の医者(収容施設内で診療を行っている医者)は私の話を聞いていない。ここまで体調が悪くなっても病院に行けない。私は少しずつ死んでいる。私が死んでもいいのか」と訴えています。

 実際,ウィシュマさんは,同年2月3日,支援者との面会の際,車いすに乗って面会室に現れ,面会中も,バケツに嘔吐を繰り返していました。そして,同年2月15日の尿検査では,ケトン体3+が検出されています。この検査結果は,ウィシュマさんの体が飢餓状態にあったということを示しています。

 この後も,ウィシュマさんは繰り返し,「私死ぬ」「病院持って行って。お願い」「私、病院点滴お願い」「救急車呼んで」などと職員に訴え続け、外部医療機関での診療と、点滴を求めました。支援者も,名古屋入管に対して,ウィシュマさんが命にかかわる危険な状態にあると訴え,外部の病院へ連れて行くよう求めました。しかしながら,名古屋入管は,外部病院で上部消化器官内視鏡の検査を受けさせ,精神科の面談予約を取ることしかしませんでした。

 ウィシュマさんの体調はさらに悪化していきました。同年2月26日には,ウィシュマさんは早朝の5時15分にベッドから落下しましたが,自力でベッドの上に戻ることができませんでした。ウィシュマさんは職員に助けを求めましたが,介護の専門的な訓練を受けていない職員たちがウィシュマさんの体を持ち上げることができなかったことから,ウィシュマさんは,約3時間にわたって冷たい床に横たわったまま放置されて苦痛に曝され、いっそう体力を奪われたのです。

 同年3月4日頃には,体を動かすことがほとんどなくなり,看守勤務者らの問いかけに対しても「あー」とか「うー」などの声を発するだけになっていきました。同年3月5日には,看守勤務者はウィシュマさんの血圧及び脈拍を測定することができませんでしたが,それでも,名古屋入管の職員は,ウィシュマさんのために救急車を呼ぶことはしませんでした。

 そして,同年3月6日,ウィシュマさんの死亡が確認されました。

【刑事告訴の経緯】

 ウィシュマさんのご遺族は,2021年11月9日名古屋入管看守責任者等13名を殺人の罪で刑事告訴しました。それに対して、2022年6月17日 名古屋地方検察庁(以下「名古屋地検」といいます)は、「嫌疑なし」との判断をし、不起訴処分としました。

 しかしながら,名古屋地検は,ウィシュマさんの死因について,「低栄養、脱水に伴う身体合併症」による可能性が一番高いということを特定しており,飢餓状態にあることを示していた2021年2月15日の尿検査の結果も、これを裏付けています。加えて、監視カメラの映像に残されている,ウィシュマさんの体重の減少,体を起こすことすらできない衰弱しきった状況をみれば、ウィシュマさんが,緊急の医療措置が必要な状況にあることは明らかでした。

収容されるまでは健康な状態にあった33歳の女性が,日本政府が管理する施設の中で,繰り返し体調不良を訴えても聞き入れられず,飢餓状態に陥っても適切な治療を受けられずに,最後は身動きすらままならない状態で,ベッドの上で衰弱していき,亡くなったのです。

こうした事実が考慮されていない,検察庁の判断に全く納得ができなかったご遺族は,2022年8月8日、検察審査会に対して,同不起訴処分に関し審査申立を行いました。

 検察審査会制度とは,国民の中から選ばれた11人の検察審査員が検察官の不起訴処分の当否を審査するもので,検察官の職務の上に一般国民の良識を反映させ,その適正な運営を図ろうとする目的から設けられたものです。検察審査員は,事件を見直し,検察庁により不起訴処分とされた被疑者について,①起訴相当、②不起訴不当、③不起訴相当のいずれかを議決します。

 ご遺族は、入管施設内でウィシュマさんが亡くなったことについての責任を明らかにしてもらいたい、そうすることで,同じような悲劇を防ぎたいという思いで,民意が反映される検察審査会に審査申立を行いました。

 被害者が日本人であっても、どこの国籍保有者であっても、たとえそれが非正規滞在として収容されている人であっても、誰もが同じ一つの“命”です。

 検察審査会に対し、「起訴相当」との判断を求める署名活動を応援していただけませんか。

 12月12日から12月27日23時59分までオンライン署名を募り、年内に提出する予定です。

 是非、署名のご協力を、どうかよろしくお願いいたします。

 

 (ご遺族がウィシュマさんの死亡の真相究明を訴えている様子)

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意思決定者(宛先)

  • 名古屋第一検察審査会