日本で最も有名な匿名巨大掲示板といえば、みなさんは「５ちゃんねる（旧：２ちゃんねる）」を思い浮かべるかと思います。

この５ちゃんねるは、２ちゃんねる時代は、創設者・ひろゆき氏が、問題が起きても裁判に出廷しないなど、極めてグレーな運営方針をとってきたことでも知られています。

現在、法的問題を回避するため「５ちゃんねる」と改名し、所有しているのはジム・ワトキンス氏です。

同氏から、管理のほぼ全権を託されている人物が「Ace」と名乗る者です。

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５ちゃんねるには、「浪人」と呼ばれる有料会員権があり、1ヶ月なら400円、6ヶ月なら2000円、1年なら3600円などといった価格で販売されており、クレジットカードやWebMoneyで購入することができる（記憶にも新しい、２ちゃんねるの「情報漏えい事件」。このためにクレジットカードで購入することを懸念しWebMoneyを利用する者が多いようである。が、WebMoneyでは1ヶ月が買えず、最低でも2000円の購入になるという、作為的な意図を感じずにはいられない）。

この有料会員権「浪人」を購入することで、規制中（後述）でも投稿ができたり、スレッドが立てやすくなるなどの恩恵がある。

規制だが、主に「荒らし行為した者」に課せられるべきこれも、ずさんな処理による「何かをした覚えがないのに規制されていた」などといった不明瞭な部分が多く、先述のAce氏が「気分次第」で規制しているとも見られている。何もしていないのに投稿したくても書き込めず、利用を強く希望する者は有料会員権を購入せざるを得ないというのが現状だ。

問題は、この「期間によって定めた価格で販売している有料会員権」を、全権管理人Ace氏が日常的に極めて恣意的に権利の取り消しを行っているという実態である。

例えば、任意の利用者が「タレント・●田●子はバカだな」と書き込むのは（５ちゃんねるとしては）何ら問題とされないが、「Aceはバカだな」と投稿した瞬間に、有料会員の残り期間その他に関わらず権利は取消される。中傷・罵倒が規約違反であるというならば、前者も取消されるべきなのだが、されない。ここが問題なのである。また、「Aceの警告は実行されない」との発言に対し、“みせしめ”のために「では、ご要望にお答えして」といったAce氏本人の発言とともに権利を取り消されたというケースもある。そして、「使いたければ、もう一度、買ってください」というのが、５ちゃんねるの方針なのである。消費者契約法等に抵触していると思われる。

もちろん、規約に反した有料会員は、荒らしとして報告され、正規の手順によって、理由や根拠も公開のうえで取り消される場合がほとんどであるが、Ace氏が取消を行う場合にはそれら（明確な理由の説明など）がなされることはなく、予め明文化されてある「取消に該当する理由」にも当てはまらない理由や根拠によって公開されている。

この有料会員権「浪人」の収益は、名目としては「サーバーの維持費」とのことである。つまり、購入者に頻繁に書い直しをさせることを、予めサイト運営の予算として組み込んでいるのだ。

本キャンペーンは、このような、限りなく黒に近いグレーの状態にある、掲示板「５ちゃんねる」に、是正を求めるものである。