包括的性教育推進法をつくって、子どもを守れる社会へ!

包括的性教育推進法をつくって、子どもを守れる社会へ!

開始日
2023年11月1日
現在の賛同数:1,361次の目標:1,500
声を届けよう

この署名で変えたいこと

日本の性教育の現状をどう感じていらっしゃいますか?内閣府による「子どもの安全」世論調査では、「子どもを性被害から守るために最も重要と思うこと」で、28%の人が「子どもへの性教育が最も重要」と答え、88%の人が「妊娠経過をあつかわない性教育の歯止め規定」をなくすべきと回答しています。またここ数年幼児期から性教育をすべきという声も高まっています。

今、日本の子ども、若者は、知りたいことがあっても、学校教育の中では十分に学べず、多くのおとなはきちんと向き合ってくれず、疑問や不安を抱えながら、不確かなマスコミ情報の渦の中に放置されています。

現行の学習指導要領では 小学校5年生理科(人の受精に至る過程は取り扱わないものとする)、中学校1年保健体育(妊娠の経過は取り扱わないものとする)という歯止め規定があるため、学校では性交や避妊について学ぶことなく、そのままおとなになっていきます。

そんな日本で包括的性教育をすべての子ども・若者をはじめ全ての人が学校や地域で学ぶことができるように、包括的性教育推進法という法律を制定していくことをめざし、署名活動をスタートさせました。

こんな疑問、不安をもったこと、きいたことはありませんか?

・どうやってわたしは生まれたの? 

・自分は絶対に男だと思っている、なんで思いどおりに生きられないの?

・射精っていつおきるの?

・月経って男は知らなくていいの?

・彼女に、ほかの女友だちとのやり取りをブロックされたよ。これってあり?

・外だしすれば妊娠なんてしないってホント?

・彼はいつもコンドームをつけずにセックスをしようとする、つけてって言えない。

・女に生まれたら子どもは絶対に産まないといけないの? 

包括的性教育の学びは、これらの疑問や不安に出会ったときに、自分が幸せに生きるための選択をできる力をはぐくむことをめざしています。

包括的性教育ってどんな内容なのでしょう

いままでの性教育は月経や射精、思春期の心身の変化などに限定された内容ではなかったでしょうか。包括的性教育はユネスコが提唱している、人権とジェンダー平等を基盤とした幅広い内容で構成され、人生や日常生活のいろんな場面で活かされるための学びなのです。

①人間関係、②価値観、人権、文化、セクシュアリティ、③ジェンダーの理解、④暴力と安全確保、⑤健康とウエルビーイング(幸福)のためのスキル、⑥人間のからだと発達、⑦セクシュアリティと性的行動、⑧性と生殖に関する健康                    

という8つのキーコンセプト(重要な考え)で構成され、5歳~18歳以上を4つの年齢区分に分け、年齢に即して繰り返し学ぶことが提案されています。単にからだの作りについて学ぶだけでなく、性的同意の大切さ、自分の人生を主体的に生きること、安全な人間関係について学ぶことができるのが包括的性教育です。

私たちは、この包括的性教育を日本の学校教育の内外できちんと位置付けていくために、多くの人とともに「包括的性教育推進法の制定をめざすネットワーク」を立ち上げました。ネットワークHPを是非ご覧ください。(https://suishinhounet2023.wixsite.com/suishinhounet

この法律を制定するために、日本の性教育が世界の水準から大きく遅れている現状を多くの方に知っていただくとともに、包括的性教育を子ども・若者の誰ひとり取り残すことなく学べるようにするために議論しあい、具体的提案もしていきます。

一人でも多くの署名を集め、国に立法化を求めていく第一歩としていきたいと思います。

声を届けよう
現在の賛同数:1,361次の目標:1,500
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする