日本の航空業界の活性化を促進したい。世界でも遅れた日本の航空産業に新たな機種カテゴリーを新設してもらい、パイロット不足の解消及び環境にやさしい航空機の運用。
日本の航空業界の活性化を促進したい。世界でも遅れた日本の航空産業に新たな機種カテゴリーを新設してもらい、パイロット不足の解消及び環境にやさしい航空機の運用。
現在、日本ではLight Sport Aircraft (LSA)の小型飛行機の登録、運航は認められていません。
アメリカを始め、ヨーロッパ、オセアニアでには何年も前より、Light Sport Aircraft (LSA)と言われる次世代の小型航空機の飛行が認可されていて、空をより安全に安価に楽しめるようになりました。よって多くの方が持っていた “いつかは空を自由に飛んでみたい” という夢の敷居が低くなりました。
私たちの日本に置いての現在は、俗にセスナ機と言われる小型飛行機を1時間あたり6、7万円でのレンタルと高価な物であります。より安く飛行するにはグライダー(滑空機)、ウルトラライトプレーンと言われるセスナ機に比べると簡易的な構造の航空機の使用となります。よって畑や空地の上空などに運航が制限されており、空港と言われるような航空法で安全に守られた場所での飛行が出来ない状況です。
Light Sport Aircraft (LSA)に分類される機種の中には、セスナ機に比べ若干小さく2人乗りのみとなりますが、性能は4人乗りセスナ機以上の性能を持ち、最新の飛行計器類を装備しコンピューターアシストにより操縦しやすく、飛行安全性が高いものも近年登場してきました。その上で諸外国においては、セスナ機と同様に各空港への離発着が可能になる事によって、通常の飛行機と同じように航空法(整備内容を含め)で安全な運航が守られています。
またそれらLight Sport Aircraft (LSA)の販売価格はセスナ機の半分となるだけで無く、構造自体もよりシンプルに軽量化されている為、メンテナンスコスト(運用コスト)も半分近くになります。
その理由の一つに、ガソリンの種類にあります。現在のセスナ機を含めた多くの小型飛行機にはAviation Gas 100 Low Lead (AVGAS 100LL)が使われており、有鉛ガソリンを主として生成されています。車では何十年も昔に環境に悪いという理由で廃止されていますが、航空界では安定したエンジンの運航を理由に今でも使用されています。多くのLight Sport Aircraft (LSA)では自動車に使う通常のプレミアムガソリンでも、AVGAS 100LLと同様の安定性を持てるエンジンを使用し、結果的に環境にやさしく燃料費の差は倍以上安くなります。
日本でAVGAS 100LLを給油できるのはとても限られた空港のみとなり、現在の小型飛行機を飛ぶ方に取っては、給油をしにわざわざ他空港への移動が必要となります。しかしLight Sport Aircraft (LSA)では自動車ガソリンが使用可能になるため入手が容易になり、他空港への移動も不要になります。
上記のように日本において小型機は、高価な乗り物である故に飛行が難しく、そのためにレジャーとしての発展が無いだけでなく、エアラインなどプロパイロット育成業界への影響が大きく、多くのプロ育成のための飛行訓練が日本国外で行われるのが現状です。
つまり、Light Sport Aircraft (LSA)の種類の航空機使用が認められると、日本国内でのパイロット育成を促進し、適齢期を超えた方々でもより安全で容易に夢を実現し得るようになります。その上で奇麗な空をより優しい環境へと変えて行く事も可能になります。
さらにアメリカでも2021年に空飛ぶ車がLight Sport Aircraft (LSA)の種類へと加えられました。今後(俗に)有人のドローンなど世界が開発中の次世代航空機もこれに含まれる様になれば、より一層スポーツ感覚で飛行が身近となり、安全なインフラ環境が整うのではないでしょうか?
以上のことより、日本においてライトスポーツカテゴリーを新設する事はとても有意義であると思われます。是非、皆様のご賛同、ご支援をよろしくお願い致します。
Light Sport Aircraft (LSA)の概要
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