英国にはRSPCAという団体があります。通称アニマルポリスです。

国民から動物虐待の通報が入れば、現場に向かってくれる動物版の警察です。

虐待した飼い主からペットを保護したり、ひどい場合には飼い主を告発します。

 

日本にはこのような組織はまだありません。

大阪に行政管轄のアニマルポリスが新設されましたが、

実際に虐待を見付けた人が通報しても「動いてくれなかった」

という声がたくさん上がっています。

 

せっかくたくさんの署名を集めて新設まで漕ぎ着けたのに

結局動いてくれないんじゃ意味がないですよね。

 

だったら民間で「本当に動けるアニマルポリス」を作りたい。

現在私は福岡で民間のアニマルポリスを立ち上げる準備をしています。

・動物を保護できるシェルターを作る

・虐待、殺処分から動物を救う

・保護した子の心身のケアをする

・元気になったら新しい家族を探す

これは最低限やらなくてはいけないことですが、

これだけでは虐待、殺処分は無くなりません。

なぜなら虐待や殺処分を生み出す根源が立ち切れていないからです。

 

現行法では飼い主が虐待していても、ペットは所有物扱いになり

飼い主が手放してくれなければ保護することもできません。

 

「虐待した飼い主が拒否した場合でも動物を保護できる権利」

これを福岡市の新たな条例として請求したいと考えています。

 

一部のメディアで取り上げられていた例を紹介します。

中年男性が飼い犬を棒で毎日のように殴っている。

近隣の住民が注意しても「俺の所有物だから」の一点張り。

じゃあこの子は誰なら助けられるんですか・・・？

痛みに耐えながら死んでいくしかないんですか・・・？

 

動物は人間に「私を飼ってください」なんてお願いしていません。

人間が「家族の一員に」と思って迎え入れたはずです。

なのに人間の勝手な都合で虐待したり捨てたり・・・

最期まで幸せにできないなら飼う資格なんてないと思っています。

 

現在地元のNPO団体にお願いし、ボランティアをさせて頂いています。

そこには飼育放棄された子、心に傷を負い人間を噛むようになってしまった子、

まだ飼い主が迎えに来てくれると信じて待っている子、

高齢で捨てられなかなか新しい家族が見つからない子・・・・・

色んな過去を抱えてこの施設に来た子がたくさんいます。

 

人間と同じように動物にも感情があります。

愛情を注がれれば何倍もの愛を返してくれます。

一度愛を知ってしまった子が捨てられた時、虐待された時の感情を

想像してみていただけないでしょうか？

 

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「こんなことになるなら初めから愛さないでほしかった」

「こんなことになるなら家族として迎え入れないでほしかった」

私は想像するだけで胸が張り裂けそうなほど苦しくなります。

 

ボランティアやNPO法人など動物保護の活動してくださっている方は

日本にたくさんいます。

それでも２０２０年度には１０５件の虐待事件が起き、

年間約４万匹の犬や猫が殺処分（１９年度）されています。

 

福岡市に条例についての問い合わせをした結果以下の回答を頂きました。

「地方自治法に基づき福岡市の議会の議員及び福岡市長の選挙権を有する者の50分の１以上の署名（参考：令和３年６月１日現在の50分の１の数＝25,684人）の連署をもって、その代表者から市長に対し、条例案を添えて、条例制定を請求することができるものです。請求を受けた市長は、20日以内に議会を招集し、意見を付けてその条例案を議会に付議します。」

 

もう悲しい思いをする動物を増やしたくないです。

どうしてもこの世界を変えたいです。

心で願っているけど行動には移せない方の代わりに私が動きます！

福岡市在住の方、どうか力を貸してください。

 

福岡市以外の方にもご署名頂くことで

このプロジェクトが上位に表示されたり

多くの人の目に触れることになります。

また、福岡市長に「全国でこれだけの人が望む条例です」

と必ずお伝えします。

 

 

 

※画像は「犬の十戒」１０項です。（ワンコnowa様より転載）