学童保育所は悲鳴を上げています。 今すぐ改善してください。
学童保育所は悲鳴を上げています。 今すぐ改善してください。
この署名で変えたいこと
子どもたちへの新型コロナウイルス感染が広がっています。学童保育所では、これまで以上に感染予防対策を行っていますが、学校や保育所と比べて劣悪な施設・設備や職員体制の不安定さから、限界を超えています。
指導員は「自分が感染者になってはいけない。学童保育所から感染者を出してはいけない」というプレッシャーを感じながらの仕事を強いられています。
そもそも、国が定めた学童保育所の基準は、感染防止を図るには無理な水準です。しかも、子どもたちを保育する指導員は、非正規労働者が圧倒的多数を占めており、その上に欠員が常に生じている実態もあります。
私たちにとって、指導員の増員や施設・設備の改善は切実な要求ですが、国や自治体による抜本的な改善策を示されないままです。
本来的には、学童保育所が児童福祉施設に位置づき、公的予算・制度が抜本的に改善されることが私たちの要求です。
ただ、今の局面においては国・自治体に対し、コロナ禍の感染拡大防止対策として、緊急的に以下のものを求めます。
1.指導員に対して、公費でPCR検査を必要に応じて何度でも無料で行ってください。
2.希望する指導員が、優先的にワクチン接種ができるようにしてください。
3.新型コロナ対策の指導員への危険手当を支給するとともに、賃金水準の引き上げを図ってください。
4.臨時に指導員を雇えるように、補助金を予算化してください。
5.子どもたちの三密を避けるためにも、学童保育の大規模・過密状況を早急に解消する対策を取ってください。
6.手洗い場の増設などの設備の改善、感染防止に必要な備品の支給などを公的・継続的にすすめてください。
7.発熱した子どもが静養できるスペースを確保するため、災害時の避難場所で使用するような簡易型のパーテーション・ベットを希望する現場に直ちに支給してください。
8.新型コロナウイルス感染症予防のための、室内の有効な換気や消毒など、専門家の知見に基づいた情報を各学童保育所に提供してください。
9.新型コロナウイルス感染症の終息が宣言されるまで、在籍人数での申請を可能としてください。
10.学童保育所を児童福祉施設として位置づけ、児童福祉法改正も視野に入れた検討を開始してください。
<現場からの声>
施設・設備面
「大勢の子どもたちに、手洗い場がひとつしかない、手洗い専用の場所がない」
「学童保育所の専用トイレすらない」
「国の面積基準、子ども一人当たり1.65㎡なんて問題外」
「狭い施設で3密さけるなんてできない」
「体調悪くても発熱した子がいても、静養する部屋がないどころか、スペースすらない」
職員体制
「人手不足のため、清掃、消毒のために時間を使い、保育の準備時間がとれない上長時間労働になる、」
「子どもたちの不安な気持ちを受け止めようとしても、人員不足で対応できない」
「自分が感染し子どもたちにうつしてしまうかもと思うと毎日が不安」
「自分や家族が濃厚接触者になると休まないといけないが、代替職員がいない」
「学校が分散登校や臨時休校になった時の、急な午前中からの開設対応は、気力だけで持ちこたえている。」
「もう、この仕事を続ける自信がない」
実現に向けて多くの署名を集めるために、みなさんの賛同と拡散を呼び掛けます。
この署名は、第1次分として10月末日までに集まった分を11月4日の厚生労働省交渉の際に提出します。