わたくしは三重県伊勢市二見町で二見浦シーサイドバーベキュー場を営んでおります。http://seaside-bbq.main.jp/

二見浦はその美しさから西行や芭蕉も歌に詠んだ海岸であり、遠浅の砂浜海岸は日本の渚百選にも選定されております。
しかしながら、最近作られた五基の突堤によりその景観は大きく変貌してしまいました。

さらに、現在もう一基の突堤を作るための工事を2022年4月から始めると三重県から通達がありました。
それは当二見浦バーベキュー場の目の前に作られます。
二見浦の宝物であるきめの細かい「めくら砂」は工事で持ち去られ、養浜という名目で代わりに入れられるのは、ただの砂利です。
無計画に造られる人口の砂浜は遠浅の砂浜海岸を破壊し、日本で初めて公設された「海水浴発祥の地」ではもう泳ぐことすらできなくなってしまいます。

こんなことが許されてよいのでしょうか？

完成された5基の堤防には、すでに100億を超える莫大な税金が投入されています。費用対効果の検証・評価についてはなされているのでしょうか？

近隣の住民や当バーベキュー場を利用されるお客様にもお話をお伺いしておりますが、「こんなものを作って、一体誰が利益を被るのか？」「防災という点ではあまりにもお粗末な代物。予算ありきの行政と利得業者による環境破壊であり観光破壊である。」というご意見を多数いただいております。

二見浦は伊勢志摩国立公園であり、環境省の国立公園のトップページを見ると

”国立公園は、次の世代も、私たちと同じ感動を味わい楽しむことができるように、すぐれた自然を守り、後世に伝えていくところです。そのために、国が指定し、保護し、管理する、役割を担っています。”と書かれています。
https://www.env.go.jp/park/about/index.html

建設反対の署名を集めて、国会・県議会への陳情をします。
三重県の国立公園への対応について、日本中・世界中の人たちにSNSなどで訴えかけてまいります。

お客様から投稿されたインスタグラムなどを拝見すると、二見浦がいかに素晴らしい観光スポットであるかを改めて痛感いたします。
https://www.instagram.com/explore/locations/271902806/

初めて当地を訪れる方はもちろん、特に若い世代の近隣の方々から地元の誇りとして紹介されているコメントを見るにつけ、なんとしてもこの美しい自然と景観を守り、次の世代へも繋げていかなければならないと考えています。