12/1施行の新法は不十分!奴隷労働や違法漁業由来の魚は食べたくない―。日本の市場からIUU漁業をなくすために、あなたの力を貸してください!

12/1施行の新法は不十分!奴隷労働や違法漁業由来の魚は食べたくない―。日本の市場からIUU漁業をなくすために、あなたの力を貸してください!

開始日
2022年3月22日
署名の宛先
水産庁  1人の別の宛先
署名活動成功!
12,389人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 WWF ジャパン

ご存じでしたか? 私たちが普段食べている魚の3割は違法に獲られた魚、3割は乱獲された魚かもしれないということを。

日本は世界2位の水産物消費大国。日々の食卓にお魚は欠かせない!という方も多いと思います。そんなお魚をめぐって、とても深刻であるにもかかわらず、まだまだ知られていない問題があります。

例えばあなたがお寿司屋さんで、握り10貫を頼んだとします。すると大将が握りを差し出しながら、「この10貫のうち、3貫は奴隷労働など違法な漁業で獲られたかもしれず、3貫は乱獲されたかもしれないお魚です *1」と言われたら、あなたはどうしますか?

世界の水産資源は近年、減少の一途をたどっており、FAO(国際連合食糧農業機関)のデータによると約3割が「獲りすぎ」の状態です。

そうした状況を悪化させている大きな要因のひとつがIUU(違法・無報告・無規制)漁業です。IUU漁業とは、密漁や違法な漁法での漁業(Illegal)や、漁獲量を偽ったり、少なく報告したり(Unreported)、規制やルールを守らない(Unregulated)で行なわれる漁業のこと。

IUU漁業による漁獲量は世界の漁獲量のうちの3割をも占めていると推定されています。

IUU漁業は、水産資源の枯渇をより悪化させるだけでなく、以下のような問題ももたらします。

  • 操業の実態を隠すために、漁具を海中へ遺棄することによる、海洋生態系への悪影響
  • IUU漁業由来の水産物が市場に流通することによって、魚価が下がり、正規の漁業者の利益を損なうこと
  • 奴隷労働をはじめとする人権問題が横行していること

さらにこのIUU漁業は、私たちの食卓にも決して遠くない問題です。日本が輸入する天然水産物の約3割が、このIUU漁業由来かもしれないと推定されているんです。「約3割」という大きな数字を、あなたはどう受け止めますか?

たとえ「奴隷労働や違法漁業由来の魚は食べたくない」と思っていても、知らず知らずのうちに買い支えてしまっている可能性は否定できません。

私たちWWFジャパンは、まずこの問題を多くの方に知ってもらいたいと、せやろがいおじさんによる5分で分かる解説動画と、ぬまがさワタリさんによる5枚で分かる解説イラストを制作しました。「IUU漁業って何?」と思われた方はぜひご覧いただき、ご家族やご友人にシェアする際にご活用ください!

「その魚ヤバいやつかも!?エグすぎる方法で獲られた魚が普通にスーパーで売られてる件について(制作協力:せやろがいおじさん)」

NEW!「ウナぴょんと一緒に潜ろウナ!IUU漁業の深すぎる闇(制作協力:ぬまがさワタリさん)」

国際的にも大きな問題となっているこのIUU漁業問題に対し、日本でも、対IUU法ともいえる「水産流通適正化法(*2)」が2022年12月1日に施行されました

対IUU法ができたことは歓迎すべきことですが、一方、その対象魚種はたった7種(国内3種、輸入規制4種)でのスタートです。私たちが普段食べている水産物の多様さを考えても、この数は大変に少ないことがわかるかと思います。

世界最大(金額ベース)の水産物輸入市場であるEUでは、同様の制度がすべての魚種対象ですでに施行されており、第2位の米国でもすべての魚種対象に向けて議論が進んでいるため、このままでは第3位の日本がIUU水産物の抜け穴となってしまう可能性があります

私たちが食べる水産物すべてをIUUフリーにしたい。WWFジャパンは日本政府に対して、2年後に水産流通適正化法の見直しがされるタイミングで、その対象をすべての魚種とすることを求め、みなさまに署名のご協力を呼びかけています。

さらに今回、対IUU法の施行を受けて、日頃から海や水産業に携わる方々や、この問題に強い課題意識を持つ方々からメッセージをいただきました。8名の方々が目の当たりにしている実情や危機感、想いを皆さんと共有したく、ぜひインタビュー動画をご覧ください。

NEW!8名すべての動画はこちらから

水産資源・海の生態系・水産業で働く人の人権を守るため、そして海の恵みを未来の世代までもおいしく食べ続けることを叶えるため、ぜひご署名と、周りの方への呼びかけにご協力ください!

*1 10貫すべてが天然かつ輸入の場合
*2 「水産流通適正化法(正式名称:特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律)」について:水産庁のウェブサイト

<WWFについて>
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立されました。人と自然 が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行なっています。 https://www.wwf.or.jp/

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公益財団法人世界自然保護基金ジャパン個人情報保護管理者(事務局長)

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