東近江市長に不登校に関する発言の撤回及び不登校関係者との協議を求めます!

東近江市長に不登校に関する発言の撤回及び不登校関係者との協議を求めます!

開始日
2023年10月18日
署名活動成功!
35,913人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

2023年10月17日、小椋正清東近江市長は不登校対策について議論する滋賀県の首長会議において次の様な発言を行いました。

「文科省がフリースクールの存在を認めてしまったということに愕然としている。いまの国の基本的な体質のおかしさの象徴的なものだ。」

「憲法が規定している国民の義務の大きな一つが教育を受けさせる義務なんですよね。で、一方の大半の善良な市民は本当にいやがる子どもを無理して無理して学校という枠内に押し込んででも学校教育に基づく義務教育を受けさそうとしてるんです。」

「そこからこぼれたわずかのごく少数の人に対してスポットを当ててフリースクールの負担を見なさいていうことはね、その無理して無理してその学校に行ってる子に対してですね、ああじゃあフリースクールがあるんだったらそっちの方に僕も行きたいっていうなだれ現象が起こるんじゃないかって、非常に私はその怖さを1つは感じています。」

「フリースクールってね、よかれと思ってやることが本当にこの国家のね根幹をね、崩してしまうことになりかねないぐらいに私、危機感持ってるんです。」

 また同会議後にマスコミの取材に対して「不登校は大半は親の責任。財政支援を国が言うべきではない。(フリースクールの)存在を認めるかどうかの論議をもっとすべきだ」との発言を行ったことも報道されています。

 近年、全国的に不登校の子どもの数は増加の一途をたどっており、そのような子どもたちに対して教育の機会を保障する場としてフリースクールの重要性についても認識が広まりつつあります。国においては2016年に「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(以下、教育機会確保法という。)を制定し、基本理念の一つとして「不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること。」(3条2号)と定め、「国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。」(13条)として民間のフリースクール等の重要性を認めました。

 このような状況のなか、地方自治体の長である市長が上記のような発言を行ったことは極めて遺憾であるとともに、現在、不登校の状態にある子どもたちやその保護者、またその子どもや保護者を支える支援者を深く傷つけるものであります。よって、私たちは小椋正清東近江市長に対し、次の事項を要求します。

1、 上記の発言を撤回すること。
2、 不登校状態にある子ども、保護者及び支援者と協議する場を設け、不登校についての理解を深めること。
以上

 

【NPO法人Sinceの紹介】

NPO法人Sinceは、フリースクールや訪問型支援など、不登校の子どもたちの育ちをサポートしています。当法人が運営するフリースクールの利用者の中にも東近江市在住の方が多いこともあり、今回の署名活動を始めさせていただきました。

【保護者の声】

・東近江市在住 小学6年生の不登校のお子さんを持つ保護者さんより

 東近江市への移住をきっかけに子どもが行き渋るようになりました。
多様な窓口を転々とするも、解決方法がみつからず居場所が無くなり、孤立状態に。
そんな中、ネットでフリースクールの存在を知りました。
そして、フリースクールでは、子どもは今までとは違い明るく元気に過ごして、家庭も明るくなって色んな事にチャレンジする気力も出てきました!

娘が元気を取り戻していく一方で、月謝費用や送迎時間の捻出といった家庭の課題が表出。

フリースクールに通えば通うほど家計が苦しくなる現状を解決するため、同じ悩みを持ったフリースクールの保護者と共に親の会を設立しました。

親の会で働きかけて、東近江市への保護者支援を求めた署名8311筆を提出し、議会でも全員一致で可決されました。

子どもにはもちろん保護者にも居場所は必要です。
これからどう暮らしていくか?働き方は?おたがいに相談したり助け合ったり
フリースクールは大人の居場所でもあります。

そのようなときに、
東近江市長の発言を受け、
フリースクール助成金の交付は難しいことを感じました。

どうしたら、声が届くだろう…
今の緊急性が伝わるのだろう…
話し合いの機会を設けて、今の現状をお互いに意見をすり合わせたい!
その機会をつくりたい!
という思いで動いています。

【追記10月20日18時】

「対立ではなく対話を」

皆さま、お世話になっております。
また、日々、署名へのご協力誠にありがとうございます。

署名等、今回の東近江市長に対する私たちの活動について、多方面からご意見等いただいております。
真摯に向き合ってくださり、誠にありがとうございます。

今回の活動について、
メディアやマスコミなどで報道されている内容やSNS等
私たちが発信してる内容などがあり、様々な解釈のされ方があると思います。

ただ、私たちとしては、東近江市長個人を攻撃する趣旨ではありません。

今回の件を通して、社会として不登校への理解を深めたいと思っています。
そのためにも、東近江市長はもちろん、他市長や県の関係者も含めた対話を進めていきたいと考えております。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

【署名の締切について】

皆様、日々お世話になっております。

署名ですが、現在35890筆に到達しました。
これだけ多くの方に、署名に賛同しご協力していただいたこと、深く感謝しております。

また、署名の締め切りですが、10月30日(月)午前9時までとさせていただきます。署名の総数を10月30日(月)の午前10時から行われる会見にて発表させていただきます。また後日、提出予定としています。

 

 

署名活動成功!

35,913人の賛同者により、成功へ導かれました!

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