私たちは日本が抱えるプラスチック問題の現状と将来に不安を感じています。中学生と高校生ですが、何か自分たちにできることはないかと考え、署名を立ち上げました。

　現在、日本では、年間約９４０万トンのプラスチックゴミが排出されています（消費者庁）。そのうちの約４２６万トンが容器・包装プラスチックで全体の約３６％を占めています。特に日本では他国と比べ過剰包装されているために、世界から見ても日本のプラスっチックの排出量は多い傾向があります。しかし、このうち約７６％はリサイクルされずに廃棄されているのが現状です。リサイクルされていないものの多くは個包装など小さすぎたり、汚れなどの理由で廃棄されています。そして、これらの廃棄物はやがて海に辿り着き、海洋プラスチックやマイクロプラスチックなどの問題に繋がり、環境に悪影響を与えることが分かっています。

　この状況を踏まえ、私たちは身近にあるお菓子の包装に注目しました。現在、一部の製菓会社ではプラスチックの削減のために包装を紙にするなどの活動が高まっていますが、まだまだアメやチョコレートなどの個包装はプラスチックのままです。そこでさまざまな商品を提供している森永製菓さんにお菓子の包装を環境に優しい紙に変えてほしいです。現在、森永さんはバイオプラスチック由来プラスチック包材に切り替えるなどの環境配慮の取り組みを行なっていますが、プラスチックを使っていることには変わりありません。よってお菓子の個包装を全面的に環境にやさしい紙に転換してほしいです。

　私たちはこの活動を始めに身近なものから少しづつ、プラスチックの使用量及び廃棄量を削減していきたいと思います。中学生と高校生にできることは限られているかもしれません。それでも声を上げて多くの方の賛同を集めることで変えていけると信じています。署名をよろしくお願いします。