沖縄県警に質問します。どうしたら、動物虐待を捜査してくれますか?明快な回答をお願いします。

沖縄県警に質問します。どうしたら、動物虐待を捜査してくれますか?明快な回答をお願いします。

開始日
2022年1月28日
署名の宛先
沖縄県警察本部
このオンライン署名は終了しました
17,177人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

署名の発信者 高良 留利子

沖縄県で、動物虐待を捜査してもらうにはどうしたらいいのですか、県警に質問します。以下3つの質問に対して明確な回答をいただくために、署名へのご協力をどうかよろしくお願いします。

1 この3年間に、沖縄県内で実施した動物の遺棄や虐待の捜査件数

2 この3年間で、沖縄県内で起こった動物虐待の犯人を特定した数。

3 今後、動物虐待について捜査してもらうための条件。

1月初旬。子供たちの登校が始まる少し前の沖縄県北部の生活道路。全く血は流れていないのに、お腹に大きな穴が開いている2匹の猫の遺体が放棄してありました。

人を信じ、餌やりさんに甘えてすりよっていた可愛いさくら猫たち。明日また来るからねと約束して帰った数時間後に、苦し気に半開きになった目で息絶えた無残な姿を見ることになった餌やりさんの気持ち、優しい手で撫でてもらっていたその子たちの恐怖を思うといたたまれなくなります・・・。

この子達の面倒を見てくれていた餌やりさんは、「なぜこの子たちがこのような死に方をしなければいけなかったのか?TNRや、餌やりに理解を求めるチラシを配り、迷惑をかけないようにしていました。とにかく悲しく、辛く、苦しいです。もしかして、住人の中に犯人がいて近くで見ているかもしれないと思うと、胸苦しくなります。警察も大変だとは思いますが、動物の虐待にもっと強い危機感をもって捜査してほしいです。」とSNSでも訴えています。

現場を見に来た警察官は、「今回は記録だけして、次、また同じ様なことがあったら対処しましょうね。」と言い、帰っていったそうです。 

この話を聞いた時『また?!』と声に出ました。「また」虐待が起こったことと、「次は」という言葉に対する「また?」です。とっさにこの言葉が口をついて出た猫ボランティアさんはきっと多いことでしょう。

こんな猟奇的な殺され方をしたのが人間だったら、「次は・・」で、済むわけがありません。「すぐに・・」逮捕に向けて警察の方も動いてくださるでしょう。

環境省も警察庁も動物に対する虐待は犯罪だと公言し、ポスターも、公共のいろいろな場所に掲示されています。

それなのに、警察に連絡してもきちんと捜査してもらったという話を聞いたことは無く、まして犯人逮捕に至ったことは、私の知る限り県内ではありません。沖縄県動物虐待防止協会に電話してみましたが、逮捕者が出た認識はないとのことでした。

私がボランティアを始めた数年前も、残忍な虐待がいくつも起こりました。そもそも、私が猫に関わる活動を細々ながら始めたのも、ある公園で猫への虐待が頻発していることを知り、一人で頑張っている餌やりさんを助けて犯人を見つけよう!と、何人かが正義の炎を燃え立たせたからでした。公園にはいくつかの街灯と防犯カメラが設置されました。でも、状況は、いまだにほとんど変わっていません。

その流れで、一昨年、有志数人で沖縄県自然保護課を訪問し、「人と動物の共生・沖縄の『命ど宝』を体現する社会の実現を求める嘆願書」を提出し、殺処分廃止・虐待防止などについて、質問をしました。回答もいただきましたが、納得のいくものではなく、回答に対する質問を提出しました。それに対する回答は、まだありません。

虐待だ!と判断したとき、何度か警察署にも行きました。私が発見し、病院に運んだ猫は、死因は毒物によるものではないかという獣医師の診断書をもらい、提出しました。詳しく話を聞いてくれることもなく、遺体も持ち帰ってくださいと言われ、納得できない気持ちでいっぱいになりました。

「なぜ捜査してもらえないのか」納得がいかず、県内の虐待の資料を県警本部にお渡ししたこともあります。

・「腹を裂かれて公園の遊歩道の中央に晒されていた」

・「血のついたブロックのそばに頭を叩き潰された子猫の遺体が放置されていた」等・・・、虐待で亡くなったと思われる猫たちの写真を、多く見ることになり、その残忍さにおののきました。私たちの知らない出来事も、まだたくさんあるはずです。

最近も「公園で、子猫の足を持ち、壁に投げつけているおじさんがいて、それを目撃した小学6年生たちが、足が立たなくなり眼振を起こしているやせた子猫を抱きしめ、泣きながら交番に訴えに来ていた」という話を聞きました。TNRの報告で警察署を訪ねていたボランティアさんがすぐに病院に連れていき、自宅で保護してくれています。警察の方は現場にも行っていないと言うことです。

その小学生たちは、どんなことを大人に思うでしょうか。通学路で、公園で、猫の遺体を見た子供たちは心に傷を負ってしまわないでしょうか・・不安です。

10数年前に日本中を震撼させた酒鬼薔薇事件を思わせる状況が、動物たちや子供たちの身近なところで日常的に起こっているのです。

環境省は『平成30年度動物の虐待事例等調査報告書』(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3103b.html)を出しています。沖縄以外では虐待事件の逮捕者も出ていることがわかります

酒鬼薔薇聖斗、宅間守、宮崎勤・・・異常な行動で世間を震え上がらせた彼らの共通点は『動物虐待』であり、FBIも『凶悪犯罪の予兆』だと指摘していることは多くの人の承知しているところです。

小動物への虐待の刃は、次に人間の子供に向かうことが指摘されているにも関わらず、沖縄県ではこの状況が放置されて久しいのです。

一生懸命にただ生きている猫たちの命を、自分の快楽のために無造作に奪うニンゲンが近くにいるかもしれない・・・。沖縄の人間として嫌悪感で押しつぶされそうになります。そんな状態をそのままにしていてはいけない。地元のおばさんでも、思い余って声を上げるほど憤っていることを沖縄の警察の方に知ってほしいのです。

犬や猫が嫌いな人も好きな人も、実は同じ目標をもっています。『外猫ゼロ』です。外で生きる猫がいなくなってほしい。それを目標として行っているのが『TNRM』です。避妊去勢手術をして、さくら耳の猫の1代限りの命を見守っていく活動です。

猫が嫌いな人がいても不思議ではありません。野良猫の排泄物・鳴き声、嫌いな理由もあると思います。でも、いなくなってほしいから殺す、などということは誰もしません。だからこそ、普通ではない虐待犯を野放しにしておいてはいけないのです。

玉城知事は「殺処分ゼロ」を公約しましたが、その予兆はありません。ガス室で空気を求め、あえぎ苦しみ死んでいく犬や猫・・いまだにそんな社会的虐待と言われても仕方ないシステムを廃止できない上に、身近な猫たちに起こる虐待すら捜査してもらえないのが沖縄県の現状です。太平洋戦争で4人に一人の県民が亡くなり、「命ど宝」だということを実感した沖縄は「命を大切にする場所」であるはずです。小さな命に目を向ける心のゆとり・温かさは、いつになったら示されるのでしょうか

 動物の遺棄・虐待の捜査に関して、3つの質問に対する回答を沖縄県警からいただきたい。皆さま、どうかお力をお貸し下さい。

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意思決定者(宛先)

  • 沖縄県警察本部