最高裁の重たい門が遂に開きました!孤立出産での死産の後に死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求めます!

最高裁の重たい門が遂に開きました!孤立出産での死産の後に死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求めます!

開始日
2021年9月18日
署名の宛先
最高裁判所 御中 1人の別の宛先
オンライン署名成功!(認証済み)
73,848人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 ベトナム人技能実習生リンさんの裁判を支援する会

English 

2023年3月24日金曜日午後3時 最高裁判決がでます!リンさんが罪を犯していない事を証明する為に、最高裁を動かす為に、これからもキャンペーンを続けます。どうぞ心を寄せて下さい!

私の無罪の主張のため、皆が支援してくださって、心より感謝申し上げます。

2022年1月19日の福岡高等裁判所の有罪判決には、私は納得できません。判決後の記者会見でも言いましたが、「もし裁判官が、どれほど体と心を苦しんで死産したことのあるお母さんだったら、また私や他の技能実習生が、どれほど苦しみ、雇用主や監理団体をどれほどこわがり、恐れているかを理解していたら、結果は違ったとおもいます」。私は、「子どもの遺体を捨てたり、隠したり、放置していません。」

この判決には納得できないので、最高裁判所へ上告しました。私や他の実習生の苦しい現状を変えていくため、また妊娠や出産している女性のために、最高裁判所で無罪判決を実現したいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

2022年2月5日 

レ- ティ トゥイ  リン

リンさんの身に起こったこととは?彼女を有罪にするこの国に住む私達全てへの課題です。孤立出産した女性が犯罪者のように扱われ続ける可能性があります。

ベトナム人技能実習生のレー•ティ•トゥイ•リンさんは2020年11月15日にたったひとり、畳の上で双子の赤ちゃんを死産しました。翌朝、リンさんは雇用主により病院に連れて行かれ、医師が警察に通報したため、退院と同時に逮捕され、死体遺棄罪で起訴されてしまいました。その後、保釈されたものの、2021年7月に熊本地方裁判所において懲役8月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。同月、リンさんは「赤ちゃんを捨てても隠してもいない」として、無罪を訴え福岡高等裁判所に控訴しました。
  リンさんは、父親が病で働けないため、一人で家計を支える母を助けようと、2018年8月に19歳で来日し、熊本県内の柑橘農家で懸命に働いてきました。来日前ベトナムの送り出し機関に150万円の借金をしていたため、手取り12万円の中から10万円をベトナムに送金し、ほとんど休みなく働き1年半かけて返済しました。その矢先の2020年5月頃妊娠に気が付きましたが、妊娠により強制的に帰国させられるケースが相次ぐ中、リンさんも帰国させられることを恐れ誰にも相談できず、働ける限り働いて、帰国した後に出産して育てようと考えていました。
推定妊娠8ヶ月~9ヶ月の2020年11月、体はとてもきついのにも関わらず、収穫に追われる時期のため無理をして木にも登って働いていました。14日の夜、リンさんは激しい腹痛に襲われ、一晩中痛みと出血、孤独と恐怖にさいなまれながら双子の赤ちゃんを出産しました。動かない赤ちゃんを見てとても悲しく、手近にあった段ボール箱を棺がわりにタオルを敷いて双子の遺体を安置しました。名前をつけ「ごめんね、私の双子の赤ちゃん!!早く安らかなところに入れますように」と書いた手紙を添えました。

赤ちゃんを捨てても隠してもいない!なのになぜ罪に問われるの?

 熊本地裁の杉原崇夫裁判官は、リンさんのしたことは、遺体を火葬して墓地に埋葬する準備でないと考えられるために有罪としましたが、私たちは日本語も死や葬儀に関する日本の習慣や法律も分らないリンさんが産後直後にできたことは限られ、置かれた立場の中で最大限の事をされたと考えます。

2022年1月19日 福岡高等裁判所(辻川靖夫裁判長裁判官)は、熊本地裁原判決を破棄しました。ですが、リンさんが死産直後の精神的にも肉体的にも極限の状態の中、やっとの思いで身体を動かし双子の赤ちゃんが寒くないようにとタオルに包み、段ボールを二重にしてテープで(ガムテープではなくセロハンのテープ)留めて棚の上へ安置した行為は、ご遺体を周りから隠し適切な時期に葬祭が行われることを困難にした隠匿であるとし、死体遺棄だと判断。更に、周囲の者に妊娠したことを話さないまま出産し、そのことを隠そうと考えて犯行に及んだ…として懲役3月 執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。

現代における奴隷制度?

現在日本では、40万人近くの技能実習生を受け入れ、その技能実習生の方々の労働によって、日本の多くの人々の暮らしが支えられています。けれど、技能実習生には、人として保障されているはずの職業選択や居住移転の自由、日本で妊娠し、出産したりする自由が実質的に認められておらず、海外の諸外国からも、「現代の奴隷制度」として批判されています。
技能実習生の8割近くが10代と20代です。デパートやスーパーに大量に並ぶ弁当や果物や野菜、お肉やお魚、そのほとんどの生産現場で働く技能実習生の若者。いただきますと手を合わせるとき、母国から遠く離れた日本で懸命に働いている人々の事を思った事があるでしょうか?私達の身近に暮らすその人々に少しでも心を寄せた事があるでしょうか?妊娠も出産も結婚も生きる上で大切なこと。誰かに身体や心の不安な気持ちを相談するのも必ず必要なこと。そうさせない社会を私達は築いてしまっているのではないでしょうか?

私たちにできることは?

罪人として報道され、働いていた農園にも沢山のマスコミが押し寄せ、海沿いの静かな村は騒然となり、リンさんは働く場と生活の場を同時に奪われました。この2つは大きな意味を持ちます。

職場を失う=技能実習生ではなくなり、失踪すれば不法滞在とみなされ国外追放。

住居を失う=保釈が認められにくくなり、勾留されたまま裁判を受ける事になる。

リンさんにはまだ働きたいという強い意志がありました。そこでこの2つの条件を満たす緊急受入先を探している。それが私達とリンさんの出会いでした。国際貢献の理念を微塵も感じられない技能実習生制度に唖然としてしまいました。懸命に働き言葉を学ぶ時間や機会も少なく、まるで透明人間のように3~5年の後母国へ帰って行く。今回の事件を思うとき、私達がしなくてはならなかったのはまず、リンさんの身体を労り、亡くなった赤ちゃん達の死を共に悼み、寄り添う事ではなかったのか?逮捕・勾留・起訴・有罪という、優しさの欠片もない仕打ちを背負わせたままリンさんをベトナムに返すわけにはいかない。

私たちと一緒に声をあげて下さい!

だから私たちは、リンさん一人を犯罪者として罰することでこの問題を終わらせたくありません。リンさんは無罪であると考え、控訴審判決を破棄したうえで無罪の判決が言い渡されることを強く求めます。
                              私たちは同時に以下の5団体による紙ベースでの署名活動も立ち上げています。チェンジの署名と紙ベース署名と合わせて裁判所に提出いたします。ですから、重複しないように署名はこのchangeか紙ベースのどちらか一方でお願いします。  

署名集約先   ベトナム人技能実習生リンさんの裁判を支援する会

呼びかけ団体  

ベトナム人技能実習生リンさんの裁判を支援する会

コムスタカー外国人と共に生きる会 

医療法人聖粒会慈恵病院

NPO法人熊本YWCA       

リンさんの刑事裁判弁護団  

 【署名前の注意】署名をしますと、署名サイトChange.orgより寄付の呼びかけが表示されますが、私たち支援する会への寄付ではなく、Change.orgへの寄付になりますのでご留意下さい。寄付についてのお問い合わせは、Change.orgお問い合わせフォームにお願いします。「寄付なし」でも署名は有効です。                 

オンライン署名成功!(認証済み)

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