【車いすやその他交通弱者のエレベーター問題を環境の整備で改善しよう!】 国交省にシンボルマークと優先表記の大型化を求めます

【車いすやその他交通弱者のエレベーター問題を環境の整備で改善しよう!】 国交省にシンボルマークと優先表記の大型化を求めます

開始日
2023年3月24日
現在の賛同数:11,096次の目標:15,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 sashimi chan

【車いすのエレベーター問題を環境の整備で改善しよう!】

国交省はシンボルマークと優先表記の大型化・乗り場に優先待機区画を設け

徹底した周知による自然なゆずり合いができるようにしてください!

 

 

●この署名を始めた理由

皆さんは、駅に行った時に、

ホームに降りる唯一の方法がひとつしかないエレベーターだったことはありますか?

しかもそのエレベーターに乗るのに、他にも大勢乗る人がいてなかなか乗れなかったり、並んでいても抜かされてしまい

なかなかホームに降りれなかったらどうしますか?

階段やエスカレーターが使えない車いすユーザーはずっと前から、日々、このような経験をしています。私たちにとっては、

エレベーターは上下の移動時の唯一の移動手段です。ですが、そのエレベーターに長い列ができていて、何十分待っても乗れないことがあります。

私自身、電動車いすを使用しており、共交通機関を利用するときに順番を譲られなかったり、抜かされたりするなど必要な時に利用できずに困ることが多々あります。

国土交通省では、この「真に必要な方が長時間待たされる必要な時に利用できない」実態を把握しております。

この実態について国土交通省は公共交通機関ではエレベーターを増やす・大きくするようバリアフリー基準を見直したものの、設備面での対応は一朝一夕にはできず、利用者間のマナー向上、[優先利用への理解]を求めています。

しかし、

ポスターの掲示だけでは周知が不十分で、

健常者・障害者ともにこの[優先利用]について知らない人が多数です。

実際にネット上では6-7年前から同様の問題提起がなされてきていますが   

未だ解決には至っていません。

 

 

 

 

車いす使用者が抱えるエレベーター問題は、社会インフラの不備であり、行政が解決すべき問題です。インターネット上で無用な対立や不毛な論争が繰り返されても、なんら解決できません。

何よりも重要なのは、上下の移動時に他の手段を選べない方が、エレベーターを利用したい時に利用できて現状を変えるための取り組みです。自然にゆずりやすい・ゆずられやすい環境づくりが必要と考えます。 

そのために、マナー向上や思いやり、心のバリアフリーを時間をかけて醸成するよりもまず、一目見て[エレベーターでは車いす使用者・障害者を優先]であることがわかるようにすることが、本問題の解決ための大きな一歩になります。

【参考動画】

 

 

※こちらは参考動画のため限定公開になります

 

・バリアフリーの認知度、優先についての調査結果

公共交通機関利用時の配慮に関する世論調査(内閣府:令和2年)では、

心のバリアフリーの認知度について「よく知っている」はわずか8.9%ですが、その一方で、公共交通機関の優先席を必要とする方に対し「ゆずろうと思う」の回答が72.0%と高く、同年、心のバリアフリーに関するアンケート(国土交通省:令和2年)を参照しても、「ゆずる」の回答が71.0%です。

この世論調査では、ベビーカーについて[公共交通機関の車内、エレベーター内で折りたたまずに利用する]に「賛成」が90.7%で反対は8%となっています。そして、このアンケートでは[優先エレベーターについて]の調査もしているので、設問と回答をそれぞれ引用します。

【あなたは、エレベーターに貼られた「優先マーク」を見たことがありますか】

「見たことがある」34.8%、「見たことがあるような気がする」24.8%、

【あなたが優先エレベーターに乗っている際、障害者、高齢者、妊産婦等の優先エレベーターを必要とする方が途中で乗ろうとしたら、目的とする階以外で降りるなど、スペースをゆずりますか】

「ゆずる」69.8%、「ときどきゆずる」15.6% となっています。

なんと、全体の80%以上は「ゆずる」と回答しているのです。

・ではなぜ、ゆずられないのでしょう?

では、一体なぜ、公共交通機関のエレベーターが必要とする人ににゆずられない実態があるのでしょう? 

心のバリアフリーでは、相互に理解を深めようとするコミュニケーションとして「まずは声をかける」ことが求められます。しかし、その[声かけ]こそがバリアとなります。

実際に、調査でも

「どう声をかけたらいいのかわからない」
「困っているのか判断できない」
「まわりの目もあるし最初に声かけにくい」
「ゆずってもいいけど自分1人が降りても乗れない」
このような声が上がっています。また、障害で声が自由に出せない場合もあります。最初のコミュニケーションを取ることが難しいのが現状なのです。

また、公共交通機関のエレベーターでは、ホームから連絡通路の間に途中階がないこともあり、「今ゆずらなくても、すぐ次に乗れる」と思うこともあるでしょう。

しかし実態は車椅子使用者をはじめとする交通弱者は機敏に動くことができないため、その次の便でも順番を抜かされたりしてスムーズに乗れるケースはそう多くはありません。

しかし、これらの実態が周知されていないので

ゆずり方を知らなかったり、周囲の人に協力を求めることにためらいが生まれています。

なんとなくゆずれないので結果的にゆずらない選択をしている方もいるのではないでしょうか?

心のバリアフリーは大切です。

しかし、実践されなくては[支え合い]は実現できません。

条例などの規則を設けることを求めるよりも先に、それよりもまず、効果的で実現性の高い方法、[見てすぐわかる表示]によって、国民に自然なゆずり合いが慣例として定着することを期待します。

 

 

 

・優先エレベーターを利用しやすくするために望まれる取り組みは

前記の国土交通省アンケートでは

【今後、真に必要な方が優先エレベーターを利用しやすくするために、どのような取り組みが必要だと思いますか】との設問に対する回答で最も多いのが「表示の明確化」67.3%です。

また、公共交通機関の車椅子スペース・ベビーカースペースに関する同様の設問でも、最も多いのが「表示の明確化」67.6%でした。

上記のとおり、言葉によるコミュニケーションをとるよりも、まず必要な施策は、視覚的にわかりやすく、明確な優先性を示すことです。

結論として、利用者の会話によるコミュニケーションは望ましいですが、

それより効果があるのは[見てすぐわかる表示]や、大きなシンボルマークと大きな優先の表記です。

視覚的な[ゆずりやすい・ゆずられやすい環境]の整備が急務だと考えます。少子高齢化社会に備えて、今こそエレベーターの優先性の確立が必要なのです。

また、国土交通省には、公共交通機関におけるエレベーターの優先利用の実態とを、車いす使用者が利用する際にゆずられない現実を、担当官が立ち会って調査するなど、真摯にこの問題の解決に取り組む姿勢を示してください。

この趣旨にご賛同いただける方はご署名とともに

周囲の方々へ拡散してください。

皆さんのご署名が大きな力となります、ご協力をお願いいたします。

 

 

・導入実績:https://connect.panasonic.com/jp-ja/case-studies/0101

6.国土交通省への具体的な提案・要望

1)公共交通機関のエレベーターおよびその他の建物のエレベーターの国際シンボルマーク(または車いすマーク)の表示は、乗り場ドア全幅の60%以上の大きさとし、他のマークはこれより大きく表示しないこと

2)上記1の表示と併せて、「優先」の表記を2文字で乗り場ドア全幅の40%以上の大きさとし、他の文言を併記する場合はこれより大きく表示しないこと

3)1および2の表示位置は、平均的な身長の成人と車いす使用者の双方が、通常の視野で容易に視認できる位置であること

4)[ゆずり合い・次を待つ・降りてゆずる]など、具体的で簡潔な文言と、[車いすの方優先です スペースがないときはご利用を控えてください][車いすの方が利用時はご遠慮ください]など、すべきではない行動についての文言を、乗り場ドア、かご内ドア、操作盤の横、壁面など混雑時も視認できる複数の位置に表示すること。待ち列床面に、優先レーンと一般レーンを求めること。

 

 

5)かご床面に、幅70mm~100mmの区画線(約1.5mX1.8m)、または円(約1.8m径)により、車いす1台が容易に転回できるための区画を視覚的に設け、[車椅子のシンボルマーク]と[車いすの方のためのスペースです]の表記により、他の利用者に認知させ、ゆずる際に必要な位置と面積の目安を明示すること

 

 

6)乗り場の床面に、幅100mm~150mmの実線、または区画線と国際シンボルマークにより、車いす使用者のための[車いす待機エリア]を設け、かご内へ安全に乗り込めるよう動線を確保すること

7)上記1~6の配色を、景観との親和性により単色とする場合は視認性を十分に考慮すること

8)かご内で音声案内および液晶ディスプレイで、技術的に可能であれば「エレベーター以外で移動が難しい方の優先利用にご協力ください」などの情報提供を行うこと

9)エレベーター製造企業に対し、すでに実用化されているスマートフォンのアプリケーションソフトによる優先運転、ならびに専用運転のシステムを車いす使用者、障害者向けに提供できるシステムの開発を促すこと

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【引用元資料】

内閣府 公共交通機関利用時の配慮に関する世論調査 令和2年10月

国土交通省「心のバリアフリー」に関するアンケート 令和2年6月

 

 

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