JICAさん、インドネシアの未来を石炭火力発電で壊さないで

JICAさん、インドネシアの未来を石炭火力発電で壊さないで

開始日
2020年6月23日
オンライン署名成功!(認証済み)
11,277人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 FoE Japan

>団体として署名する >Bahasa Indonesia >English

“インドネシアの農家と子どもたちの未来守って”
JICAさん、必要のない“海外支援”はやめてください!

「ごはんを食べたり、子どもたちを学校にいかせたい
農地が奪われたら生活ができなくなる。」

日本政府とJICA(ジャイカ:国際協力機構)が進めようとしているインドネシアの西ジャワ州のインドラマユ石炭火力発電所(100万キロワット)の建設のために農家と住民の方が被害にあっています。

農民たちの不安の声は無視されたまま、農地が奪われ仕事がなくなり、生活困窮に追いつめられることになります。また反対する農民への弾圧など人権侵害が多発し、安心して暮らすことができません。

電気は十分に足りているのに、なぜ建設するのでしょうか?ジャワ島では電力の供給過剰も指摘されています。
必要のない開発のために、将来的に国民の理不尽な税負担が増える*1可能性もあります。

インドラマユには、すでに石炭火力発電所があり、PM2.5や窒素酸化物(NOx)・硫黄酸化物(SOx)など有害物質を放出し、大気汚染による健康被害を起こしています。また発電所からの温排水で海水温が上昇し、漁獲量が減ってしまっています。

インドラマユで日本(JICA)が支援しようとしている新しい発電所では、日本の大気汚染対策の技術は使用されません。*2

気候変動対策のため世界は「パリ協定」で定められている「1.5度未満」に気温上昇を抑えようと対策を進めています。日本でも2020年に菅首相は「2050年に温室効果ガス排出ゼロ」を宣言しています。地球温暖化の影響でインドネシアでもこれまでに経験のないような豪雨が頻発するようになっており、大規模な洪水も頻繁に起きるようになっています。

先進国で建設できない時代遅れの石炭火力発電を、“海外支援”を名目にインドネシアで建設するのは、日本政府の方針にも矛盾する行為です!

地域コミュニティーや生活環境を犠牲にして、将来の子どもたちへの負担や気候変動への課題を放棄してしまって良いのでしょうか?

インドラマユ石炭火力発電所の建設を進めないで欲しい。
日本政府とJICAに一緒に伝えよう!

*1 同事業がJICAの円借款を受けて推進されれば、インドネシア政府は、そうした必要のない、また座礁資産と言えるエネルギーのために、数十年もかけて借金を返済しなくてはなりません。

*2 日本では大気汚染対策のため、BATとよばれる「利用可能な最良の技術」が用いられている石炭火力発電所が多い。呼吸器系疾患等を未然に防ぐために重要な措置ですが、経済的なコスト負担が大きくなることもあり、日本政府や企業は「インドネシアの(緩い)環境基準を満たせばよい」として措置を取らずに建設をしています。

>要請書とこの開発問題の詳細はこちら

>要請書の脚注を含めたPDF版

呼びかけ団体:
インドネシア環境フォーラム(WALHI/FoEインドネシア)
インドネシア環境フォーラム(WALHI)西ジャワ
国際環境NGO FoE Japan
国際環境NGO 350.org Japan
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
気候ネットワーク
メコン・ウォッチ

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