#最低賃金1500円 をすぐに実現してください!

#最低賃金1500円 をすぐに実現してください!

開始日
2022年11月9日
署名の宛先
岸田 文雄 (内閣総理大臣)
現在の賛同数:23,262次の目標:25,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 AEQUITAS ・エキタス

私たちは誰もが人間らしい生活をおくれる社会を実現するため、そして物価高騰のなかで深まる生活困難を改善するため、最低賃金1500円の即時実現を求めています。

最低賃金1500円と聞くと、とても高いように思われるかもしれません。ですが、フルタイム(月160時間)で働いたとして月収24万円、年収にして288万円です。決して高くない、最低限度の生活に必要な金額です。

2022年10月1日時点の日本の最低賃金は、全国加重平均で961円、最高額の東京都でも1072円です。時給961円では月収約15万円、年収約185万円にしかなりません。高いように見える東京都の最賃(1072円)でも月収約17万円、年収約206万円に過ぎません。

さらに、コロナ禍のなかで、介護や保育などのケアや公共部門で働く人びとは、この社会にとって「エッセンシャル(必要不可欠)」な存在として社会の注目が集まりました。ところが彼ら彼女らの多くは、非正規であり、低賃金・不安定な働き方を強いられていることが多いのです。

くわえて、昨今の物価上昇によってわたしたちの生活はますます困難になっており、最低賃金1500円を即時実現していく必要性が高まっています。ともに声をあげ、公正な社会への転換を求めていきましょう!


◆最低賃金1500円になったら…

最低賃金1500円になったら、私たちの生活はどのように変わるでしょうか。ツイッターに寄せられた声を見てみましょう。

「#最低賃金1500円になったら 我慢せず病院行きたいなー…。皮膚科も整体もずっと行ってない」

「#最低賃金1500円になったら まあ病院行くわな…お金なくてやめちゃった治療の続きに行きたい」

「#最低賃金1500円になったら 1日3食食べられる。お好み焼きに豚肉を入れられる。友達の誘いを断らなくてもよくなる。ちゃんとした牛乳を買える」

「DVで悩んでる私は #最低賃金1500円になったら 即離婚したい。」

「離婚する(してもらう)、病院行く、ゆっくり休む、勉強をしたい、自立したい #最低賃金1500円になったら」

「お金けちらずに病院にちゃんと通う #最低賃金1500円になったら」

「おしゃれが出来る。心に余裕ができる。何でこんな安い時給できつい仕事してるんだって思わなくなる。将来も不安が減る。病院に行ける。友達とご飯を食べに行ける。旅行に行ける。#最低賃金1500円になったら」

最低賃金1500円は、生活に必要不可欠な病院や食費や少しの交際を我慢しなくていい社会、あるいは夫への経済的従属から自由になり離婚を選べる社会の実現のために、必要不可欠な政策です。

◆最低賃金1500円は国際標準!

最低賃金1500円は世界的に見てもおかしなものではありません。世界の最低賃金を見るとイギリス1381円(8.91ポンド)、フランス1465円(10.25ユーロ)、ドイツ1494円(10.45ユーロ)、カナダ1581円(14.5ドル)です。またアメリカでは、様々な州で時給15ドルの実現が目指されており、バイデン大統領も時給15ドルへの引き上げを目指すことを発表しました。時給15ドルは、日本円に換算すると2145円です(1ドル=143円換算)。日本の最低賃金はあまりに低すぎます。最低賃金1500円の実現は世界的に見ても当然の政策です。

◆「家計補助賃金」としての最低賃金から「生活賃金」としての最低賃金へ

なぜ日本の最低賃金はこんなに低いのでしょうか。それは、最低賃金付近で働いているのは、男性正社員に養われている女性のパートか学生アルバイトだから、最低賃金は生活できる賃金でなくてもいい、「家計補助賃金」でいいと考えられてきたためです。

こうした考え方がフルタイムで働いてもまともに生活できないレベルの低賃金を正当化し、女性の低賃金構造を支えています。賃金が低すぎることから離婚できず、DVに耐えざるをえない状況を生みだす温床にもなっています。最低賃金1500円の実現は、女性が経済的に自立し、結婚するかしないか・離婚するかどうかを自由に選択できるようになるための前提条件です。

また非正規雇用で働いている人は「誰かに養ってもらえるはず」という認識は何重にも時代遅れです。まず、非正規労働者の割合が激増しており、その収入で生活を成り立たせなければならない「家計自立型」非正規もまた増加しています。

また正社員であったとしても、月給を時給にしてみれば最低賃金レベルの低賃金が蔓延しており、家族を「養う」ことが困難になっています。従来は年功賃金・終身雇用の正社員は最低賃金とは無関係なほど高い賃金をもらっていると考えられていましたが、今や正社員も最低賃金に大きく影響を受けるようになりました。

この結果、最低賃金付近の賃金で働く労働者(最低賃金全国加重平均額×1.5で働く労働者)の割合は、2001年の20.3%から2017年の40.5%に急増しました。最低賃金はいまや半数近い労働者の賃金を下支えしているのです。こうして労働者の低賃金化が進行するなかで、配偶者のいる女性の非正規労働者や学生アルバイトの賃金も家計にとってますます重要になっています。

女性が男性から自由になるため、そして年功賃金・終身雇用が衰退するなかで正社員・非正規労働者、誰もが人間らしい生活を送れるようにするため、家計補助賃金としての最低賃金から、生活賃金としての最低賃金に転換することが必要です。私たちの手で、生活賃金としての最低賃金、最低賃金1500円を実現しましょう。

★あなたの経験を聞かせてください。

#最低賃金1500円になったら のハッシュタグをつけて、ぜひSNSで「最低賃金1500円になったらこんなことがしたい。こういう風になると思う」といった思いをシェアしてください。あなたの声が最低賃金1500円を実現する力になります。一緒に声を挙げましょう。

★AEQUITAS(エキタス:「公正」「正義」の意味)とは?

私たちAEQUITASは、最低賃金1500円、家賃・住宅政策の充実、学費無償化・奨学金充実、エッセンシャルワーカーの待遇改善といった政策を実現し、公正な社会を実現するために20~30代の学生や労働者が立ち上げた市民運動団体です。路上でのデモ行動・街頭宣伝やシンポジウム、ネット上での情報発信などを行っています。どなたでも参加可能ですので、一緒に活動したい方、興味のある方は、以下のメールアドレスに所属、名前、関心を持ったきっかけをお書きの上ご連絡ください。

メールアドレス:aequitas1500@gmail.com

twitter: https://twitter.com/aequitas1500

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現在の賛同数:23,262次の目標:25,000
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意思決定者(宛先)

  • 岸田 文雄 内閣総理大臣
  •  厚生労働省