#サーカスに動物はいらない「日本国内においてサーカスに動物を使うのはやめてください」
#サーカスに動物はいらない「日本国内においてサーカスに動物を使うのはやめてください」
English version is HERE
現在、国内最大のサーカスである「木下大サーカス」では
・ホワイトライオン
・ゾウ
・シマウマ
をパフォーマーとして利用しています。
動物に課されている労働は、主に
・激しい光の点滅と大音量のBGM中での曲芸
・曲芸をするにあたっての訓練(暴力調教を受けることを含む)
・1日に2度又は3度に及ぶステージ上でのパフォーマンス
・檻の中での生活及び度重なる長距離移動
・新たなパフォーマーを作る為の人為的な繁殖
・写真撮影を伴う接客サービス
です。
これらは動物本来の生態に反し、人間本位で決めた生活を動物に押し付けていることになります。
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以下、今年2023年の2月20日
木下大サーカス 東京立川公演
11時開始のステージで動物が労働をさせられていた様子です。
【前半の回】
○大音量で流れるライオンキングの挿入歌にあわせ、たてがみに赤い装飾を着けられたシマウマが1頭、本物の炎がついたアーチ付きのハードル2台を計8回ほど跳びながらステージ上を円を描く様に走らされる
(シマウマは活き活きしてる様子ではありませんでしたが、ただ号令に従い淡々と芸をこなしていました。)
○マジックパフォーマンスの終盤で激しいライトの点滅と大音量のBGMの中、1頭のライオンが檻に入れられた状態でパフォーマーに引っ張られステージ上をぐるぐると廻る
(点滅はものすごく、この演目の直後には観覧した人間の目がチカチカとする程でした。ライオンは吠える様子も無く檻の中でじっと座り、まるで萎れた花のようにうなだれていました。)
【後半の回】
○ホワイトライオンが4頭、ロープ状の鞭のようなものが付いた長い棒を持った調教師の号令によって、台に座らされ前足を上げたり、床上でローリングをしたり、仲間のライオンの身体を飛び越える様にジャンプをするなどの曲芸をさせられる
(この演目の所要時間は12:08~12:18までの約10分間。調教師が床を棒で叩いて脅す・1頭のライオンの横腹の部分を2回ほど素手で思い切り平手打ちする様子が見られました。ライオンに覇気は見られず、シマウマ同様ただ号令に従い淡々と芸をこなしていました。終盤で1頭が調教師の号令を気だるそうにスルーしながらバックステージに戻っていく様子が見られました。)
○ゾウが2頭、男性の調教師2人と女性のパフォーマー2人と共に登場。調教師の合図で首を振る・お辞儀をする・手を振る・狭い円形の台の上で後ろ足2本で立つ・2頭の象が協力してパフォーマーを鼻に乗せてステージ上を歩くなどの曲芸をさせられる
(この演目の所要時間は12:40~12:46までの約6分間。狭い円形の台はゾウの足の裏4つがギリギリ収まるくらいの面積で、後ろ足2本で立たされていたゾウは何度か躊躇しつつ、ぐらつきながら1~2秒ほどで前足を降ろしました。目視で見た時には調教の様子がよく確認出来ませんでしたが、後から見た記録にてゾウ2頭がパフォーマーを鼻に乗せてステージ上を歩かされている際に、ステージ内側を歩いて居た1頭のゾウが顎辺りを坊主頭の調教師によって鎌状の凶器のようなもので数回叩かれている様子を確認しました。→本署名の見出し写真)
【11時開始のステージ終了後】
○先程ステージに立たされたゾウ2頭が
「ゾウさんとの記念撮影」
と称した接客サービスをさせられる。
その際、客との写真撮影に合わせ鼻を挙げさせられる(鼻を挙げるのは、本来ならゾウが嬉しい時にする仕草)
※入客が30人居れば、30回鼻を上げさせられる。所要時間は客1組につき約30秒~1分ほど。
(写真撮影はステージ屋外に設置したテントの奥で行われました。この日の東京都の気温は最高気温 14.7℃日・最低気温 6.9℃でしたが暖房器具がある様子は無く、その場に居たスタッフもウィンドブレーカーを着用していました。開始数分後、向かって右側に居たゾウが常同行動(ストレスがある際に反射的に起きる身体を揺らす行動)を始めると、それにつられるように左側に居たゾウも同じく常同行動を始めました。)
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以上、のことにより
・動物が暴力を受けている
・動物がストレスからくる常同行動をしている
様子が確認されました。
○動物学観点から見た懸念
・ホワイトライオンは意図的な近交系であるため、この繁殖には近交弱勢(遺伝的欠陥、生殖能力の低下、身体的欠陥)を引き起こす可能性があるとの見解がある。特に、アメリカ動物園水族館協会は「希少な容姿の継承を目的とした人為的な繁殖をおこなうべきでない」と明言している。繁殖する目的がサーカスで曲芸をさせるためだとすれば、尚更問題であり、倫理に反している。
参考:アメリカ動物園水族館協会https://www.aza.org/
参考:アニマルライツセンターhttps://arcj.org/issues/entertainment/horse/circus1255/
・ゾウの体重はオスはおよそ6トン、メスでおよそ4トンであり、巨大な体躯を支える為に4本の足には常に負荷がかかる。狭2本足で体重を支えさせることは危険を伴う。また、狭い台から足を滑らせた場合重篤な怪我を負うリスクがある。
・ゾウは仲間意識が強く、本来群れで暮らす習性のある動物のため、狭い土地に2頭のみで飼育するのは間違いである。
・ブルフックを刺す「ゾウのつぼ」は鼻と口の周り、四肢のみならず、耳の後ろ・ 目の回り・腹部など、皮膚が他と比べて薄くて敏感な部分である。ゾウは記憶力が良い為、凶器で脅されたことがトラウマになり心身に支障をきたす恐れがある。コントロールするために凶器で殴る理由が、人間の娯楽のために住み込みで働かせることに繋がっているのは動物学的・倫理的に間違いである。
参考:動物解放団体リブ
https://animal-liberator.net/issue/bullhook/
参考:入江尚子著 ゾウが教えてくれたこと: ゾウオロジーのすすめ
参考:PEACE 動物のいないサーカスを!
https://circuscruelty.animals-peace.net/
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このオンライン署名は、
①木下大サーカスへ
ショーに動物を使うのをやめること
②環境省へ
国内で公演するサーカスに動物を利用することを禁止すること
を要望するために、
どのくらいの人々が「サーカスに動物を使わないでほしい」という意識を持っているかを表すものです。
ご賛同頂ける方は、
署名のご協力をお願い申し上げます。
この署名は、あなたの
「サーカスに動物はいらない」
という意思表示になります。
以下、関係者へ要望
木下サーカス株式会社
代表取締役 社長
木下唯志 殿
娯楽や経済に関わっている事柄だとしても、人々の意識は動物の権利を尊重することに向いています。貴社の行うエンターテインメントはとても素晴らしいです。日本が誇れるショーとして、動物を利用することを廃止し、貴社でパフォーマーとして労働をしてくれた動物達に敬意をはらい、繋ぎ飼養や使役させることや暴力での調教などを実施していないサンクチュアリで残りの生涯を過ごさせてください。
環境省
西村環境大臣
世界中で動物をサーカスに利用する事を禁止・規制する国が増えています。その数は56ヶ国に及びます。日本国内でも、動物の権利を尊重した扱いを求める声があがっています。日本の文化を世界に誇れるものにするために、動物福祉と国民の関心事・世界の動向に目を向け、日本国内で動物を利用したサーカスが公演することを禁止・規制して下さい。