#MakeAmazonPay アマゾンは今すぐ大量消費と過酷な労働を煽るブラック・フライデー・セールをやめてください!

#MakeAmazonPay アマゾンは今すぐ大量消費と過酷な労働を煽るブラック・フライデー・セールをやめてください!

開始日
2023年11月17日
署名活動成功!
687人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

 毎年11月の最終金曜日になると、ネット通販大手のアマゾンは、「ブラック・フライデー・セール」を行います。この期間にアマゾンは、数量限定セールやタイムセール、値引きセールを展開し、大量の消費が掻き立てられます。

 しかし「ワンクリック」で欲しい物が何でも届く、その便利さの裏側を考えたことがある人は多いはずです。

 事実、その便利さの背景には倉庫作業員や配達員の過酷な労働があります。倉庫作業員は、アルゴリズムに命令されながら、荷物の仕分けをしています。また、配達員は、過酷なノルマに怯えながら、事故や怪我の危険を犯してまで荷物を運んでいて、すでに深刻な労働災害も起きています。

 また、大量消費を煽ることは、二酸化炭素の大量排出や大量廃棄に繋がります。

 例えば、イギリスでは、2021年のブラック・フライデー商戦全体では、38万トンの二酸化炭素が排出されました。これはロンドン—シドニー間を、飛行機が215回飛ぶのと同じくらいの二酸化炭素排出量です。

 そこで私たちは、アマゾンによるブラック・フライデー・セールの即刻中止を求めます。


問題点①:低賃金、労災・・・倉庫作業員・配達員の過酷な労働
 ワンクリックで、翌日には自宅の前に荷物が届く。しかし荷物の仕分けや輸送を行っているのは生身の人間です。

 アマゾン倉庫では、殺到する注文に応えるために、倉庫作業員が過酷な作業を行っています。しかしアルバイトや派遣社員の給料は高いとは言えません。例えば、あるアマゾン倉庫では、1時間に400個(およそ8秒に1個)以上の商品を棚に入れることがノルマでした。重さや形に関係なく、アルゴリズムが指定してくる通りに、一定のペースで商品を処理しなくてはなりません。これだけ厳しい作業にもかかわらず、この倉庫のある作業員の時給は、たったの1,150円でした

 倉庫で亡くなる労働者もいます。例えば、アマゾンの小田原倉庫では、稼働から5年間で、5人の労働者が亡くなっていることが告発されており、対応の問題点が指摘されています。小田原倉庫のある女性は、作業中に倒れてから、救急車が呼ばれ、到着するまでに約1時間がかかり、くも膜下出血で亡くなりました

 また、配達員は、アルゴリズムに指示される、過酷なノルマをこなすために常に事故や怪我のリスクを犯してまで働いています。例えば、あるフリーランス契約の配達員は、配達中に階段で足を滑らしてしまい、2メートルほど転落し、腰の骨折を含む怪我を負いました。

 大量消費を煽ることは、過酷なノルマを課すことに繋がり、ますます多くの労働者が労災の危険にさらされます。

問題点②:大量消費による環境への負荷
 今年の春から夏にかけて世界各地で熱波や干ばつ、そして豪雨や洪水による被害が頻発しました。日本でも30℃を超す日が続きました。最新の科学では、産業革命前と比べて、地球の平均気温の上昇を1.5℃以下に抑えなければ、各地で深刻な災害が頻発することが推測されています。

 現在、地球の平均気温上昇はすでに1.1℃を超えていると言われていますが、1.1℃の上昇だけでもこれだけ多くの被害が起きています。1.5℃、そして1.6℃、1.7℃...と上昇した世界はどんなものになってしまうのでしょうか。そしていま、1.5℃の目標は達成困難になったという推測もあります。ことし国連事務総長のアントニオ・グテレスが、「人類は地獄への扉を開けた」と異例の強い言葉で警鐘を鳴らしたほどです。

 現在、人類が最悪な事態を避けるために、もうムダな二酸化炭素排出をする余地は一切ない状況です。この状況で、アマゾンが大量消費を煽ることが許されるのでしょうか?

 アマゾンは、同社単体のブラック・フライデーの環境への影響についてはデータを公表していません。しかし冒頭でも紹介したように、ブラック・フライデー商戦全体が、大きな環境負荷となっています。急速に拡大しているアマゾンの経済活動からすると、その環境負荷は目をつぶれるものではないでしょう。

 アマゾンは、2022年に二酸化炭素排出量を0.4%削減したと大々的にアピールしていますが、このままのペースでいくと2040年までの二酸化炭素排出量の実質ゼロは達成できずに、2378年までかかってしまうという推測もあります

もう「不必要な便利さ」に振り回される社会はイヤだ!
 このようにアマゾンが毎年、ブラック・フライデー商戦で消費を煽るなか、世界各地では、アマゾン倉庫の労働者たちがストライキを起こし、環境NGOなどが一緒になり、労働者と自然を犠牲にするビジネスのあり方にNOを突きつけています。2022年には、世界135箇所で抗議アクションが行われました。
 
 人類が最悪の事態を避けるには、私たちの日常を根本から変える「システムチェンジ」が必要だと言われています。 ですが、具体的には何をやれば良いのでしょうか? その具体的な方法のひとつが、大量消費を掻き立てるブラック・フライデー・セールを止めることです。

 システムチェンジとは、人々の日常の習慣を変えていくことの先にあります。なぜなら、私たちの常日頃の行為の繰り返しこそがシステムを形作っているからです。

■11/24「ブラック・フライデー反対アクション」
 11月24日(金)には、世界135箇所以上で、アマゾンへの抗議行動が行われます。日本でも以下の場所で、抗議の声を上げます。学校や職場を飛び出して、使い捨ての上に成り立つ日常に切れ目を入れていきましょう!

■各地場所・時間・集合場所リスト(随時更新)
・仙台 
15:00~16:00 電力ビル前(マーブルロード大町と東二番町通りの交差点)にて街頭宣伝

・東京 
16:45~ Amazon Japan本社(アルコタワーアネックス)前集合
16:50~ 署名提出+要求書の申し入れ
17:10~18:10 目黒駅前(目黒セントラルスクエア)にて街頭宣伝

・京都
未定(確定し次第更新)

・福岡
18:00~18:45 福岡吉塚デリバリーステーションにて街頭宣伝

■参加者募集中!FFF気候正義プロジェクト
私たち、Fridays For Future Japan「マイノリティから考える気候正義プロジェクト」は、活動の参加者を募集しています。労働者や気候危機の影響を最も受けるグローバルサウスの人々と共に、環境破壊をもたらす企業の行動を調査・告発しています。特別な資格や能力は必要ありません。中学生から高校生、大学生、若手社会人が中心となって活動しています。
連絡先:気候正義プロジェクト公式Line
活動について:気候正義プロジェクト公式ホームページ

署名活動成功!

687人の賛同者により、成功へ導かれました!

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