真の教育の機会均等を!学生寮を取り壊さないで!

真の教育の機会均等を!学生寮を取り壊さないで!

開始日
2022年4月9日
現在の賛同数:1,605次の目標:2,500
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 泉学 寮

これを見てくださっている皆さん、初めまして。私たちは学生寮(泉学寮)から金沢大学に通学している学生です。

泉学寮は1960年代から存続する古い建物ですが、月々の家賃と光熱費は約1万円と格安であり、経済的に困窮している学生の福利厚生施設として大きな役割を担っています。

しかし、2019年初頭に金沢大学から何の前触れもなく、2022年度を以て廃寮する旨の通告がありました。大学は廃寮の理由として、建造物の老朽化や寮経営の不採算性、寄宿料の安さに起因する民業(不動産業)圧迫などを挙げています。

現在、約70名の学生が泉学寮に暮らしており、生活費の面で大きな恩恵を受けている学生が多くいます。また、学生寮があるおかげではじめて通学できている学生もいます。

教育基本法第一章第四条一項には「すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない」とあります。

我々は泉学寮があるおかげで経済的な不安を最小限に抑えて通学することができています。経済格差が拡大している今だからこそ安心して学びが継続できる基盤としての学生寮の存在意義は益々向上していくものと考えられます。積極的に学生寮を無くすことは教育基本法の理念にもSDGsの目標にも逆行する動きです。

また、この先金沢大学に通うことを希望している人がいても生活費がネックとなり、選択肢から外さなければならない可能性もあります。これは実際には見えないだけで、学生寮を取り潰すことは消極的に経済的困窮者の進学を抑制しているとも言えます。

加えて、全国がコロナ禍に見舞われている中、あらゆる面で学生の孤立化が問題視されています。私たちの寮は、オンラインなどを先輩後輩の別なく積極的に交流し、新入生が安心して大学生活をスタートできるような枠組みを作ったり、病気などのイレギュラーな事態が生じた際には、相互に助け合ったりしてきました。学生寮は経済的問題に対処するだけでなく、豊かな人間関係構築の場、そして不測の事態に対処するセイフティーネットとしての役割も果たしてます。

現在、私たちは学生寮の存続を第一の目標に掲げ、大学と交渉を続けています。交渉の場において皆様の署名が重要な役割を果たします。私たちの活動に少しでも共感し、協力していただけたならば、この上ない励みとなります。

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