大学入試出題ミスから受験生を救済できるようにしよう!

大学入試出題ミスから受験生を救済できるようにしよう!

開始日
2022年10月15日
署名の宛先
現在の賛同数:131次の目標:200
声を届けよう

この署名で変えたいこと

 近年大学入試問題の出題ミスが非常に多く,多くの受験生が被害を受けています。2017年には阪大物理で出題ミスがあり、翌年1月に30名が追加合格となりました。また、同年度の京大入試でも出題ミスがあり、同じく追加合格者を出しています。

2017年 阪大物理ミス 30名が追加合格
https://webronza.asahi.com/science/articles/2018020700001.html
http://scienceandtechnology.jp/archives/16233
https://www.sankei.com/article/20180331-FHHY7I2BCVJZ5J5QRUK74OUBVQ/

・2018年2月 京大の入試出題ミス、17人追加合格に 学科移籍容認も
https://www.asahi.com/articles/ASL2153XGL21PLZB00W.html

 このような事態を防ぐために文科省では出題ミスの窓口を設けました。しかし、出題ミスはなくなっていません、ネットで検索すると山ほど出てきます。

・2022.06.10 阪大文学部地理にミス追加合格
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_15302.html

・2020.5.28 信州大入試でミス、化学で別解が三つも 4人を追加合格
https://www.asahi.com/articles/ASN5X72PKN5XUOOB00K.html

・2018 東工大で出題ミス、4名追加合格
https://resemom.jp/article/2018/04/26/44275.html

 上記の件は受験生が救済された事例ですが、大学や大学入試センターの不誠実な対応が放置されているものが多数あります。

・2021年東大化学第3問 Ⅰ 
鉄緑会東大化学問題集2023年度用」で出題ミスと指摘、駿台問題集でも「当量点」という専門用語の使用方法が、受験生に戸惑いを与えたのではないかと指摘。東大は「問題は解ける」との返答。https://youtu.be/MXBTQpQ9UBQ

・2022年大学入学共通テスト 化学の燃料電池の問題
日本化学会が「本問は受験者が使用した教科書によって差がつく可能性があり,適切な問題とは言えない。さらに,負極側からは未反応の物質に加えて,リン酸水溶液に由来するH2Oが排出される可能性もあり,実際に,リン酸型燃料電池で生成したH2Oの一部は燃料極側から排出されるとする学術論文もある。したがって,専門性を考慮すると,本問の設定は不適切と思われる。理解の進んだ受験者は解答に戸惑ったかもしれない。」と批判(HPで閲覧可能6ページ目)https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00041354.pdf&n=20+%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%9F%BA%E7%A4%8E%EF%BC%8C%E5%8C%96%E5%AD%A6-2.pdf

大学入試センターは「は燃料電池の反応で排出される物質を問う設問であり,燃料電池の基礎的反応の理解から解答するシンプルな設問であると考える。」と自己評価(HPで閲覧可能)Benesseの調査によれば、この問題では実に約25%(約46,000人)の受験生が、大学入試センターが誤答とする選択肢⑥をマークしています。「学術論文で示されている通りの選択肢」を選んだのに、不当にも誤答とされているのです。

・2022年阪大化学 有機化合物構造決定
阪大のHPにて解答例に赤字で「どちらか一つあるいは両方併記のいずれも正解」と記載しており、複数解答が生じることを自ら認めている。にもかかわらず、救済措置をとっていない。阪大は、「本学としましては、本学入試委員会の下に設置している入試問題の出題内容等に関する検証を行う組織で慎重に検討をし、当該検討を踏まえて、公表しております解答例に従って採点・合否判定を行っております。なお、この件については採点の見直しは行いません。」
と開き直った返答。https://www.osaka-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/general/pastexam-answer/r4

 上記は有名大学や共通テストの化学のみの話で氷山の一角です。地方国立大や私大の他教科まで含めると、出題ミスはニュースにもならないくらい多くあり、受験生が被害を受けています。現状では大学の出題ミスに対して速やかな対応ができていないのです。

【 理由は以下のように考えます 】
 文科省の出題ミス窓口は出題ミスの指摘を大学に連絡し、その返答を指摘した側に伝達するのみです。文科省には出題ミスなのかどうか判断する能力がないと同時に、専門スタッフがいないのです。

 大学入学共通テストの場合は、出題に関する質問や指摘を文書のみでしか受け付けていません。今の世の中、一般家庭にはFAXのない家庭が多いのです。つまり、大学入試センターに迅速に通報することが困難になっています。さらに、大学入試センター自身が判断するので、出題ミスを認めようとするわけがありません。

【 対策 】
・文科省に各教科科目ごとに、出題ミス対応スタッフを置き、大学個別試験の出題ミスに迅速に対応する。対応窓口を受験生がわかりやすいように明示。
・共通テストに関しても同様に、受験生が速やかに文科省の窓口にメール等で通報できる体制を整える。共通テストの受験案内に連絡先を通報先QRコードで明記する。
・各大学で個別試験の解答例をHPに掲載。(東大では一部の選択肢の問題しか掲載していない。)

 大学や大学入試センターの出題ミスのために不合格となり、人生が変わってしまった学生もいるのです。これから大学受験を迎える皆さん。本人だけでなくお子様が受験を迎える親御さん。他人事ではありません。高校や予備校の先生方も、是非ご賛同お願いします!

声を届けよう
現在の賛同数:131次の目標:200
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)