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UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金拠出停止の解除を日本政府及び外務省に求めます。惨状に喘ぐガザの人々に必要なのは集団懲罰ではなく、即時停戦と人道支援です。

私たちは日々、ガザの人々の惨状と多くの子供達が傷付き死んでゆく姿を見ています。世界中がそれを知りながら資金拠出の停止をするということは傷付き飢餓に耐えるガザの人々を見捨てるということに他ならないと思うのです。

疑惑(下記リンク参照:出典BBC)の段階でUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金拠出停止を決めた国の方々へ申し上げたい。

確かに10/7の襲撃事件へのUNRWA職員の関与があったとすれば問題がありますが、必要なのは調査と公正な裁判と考えます。正当な手続きを経ることを怠り、調査のために必要不可欠な停戦を求めることもせず、突然、集団的懲罰ともいえる支援打ち切りに踏み切るのは、全く非合理的であり法の支配に背く行為です。そもそも拠出金は、難民となったパレスチナの人々に対する西側諸国からの補償金であり、国際社会がパレスチナ難民の問題を解決するという義務を怠った上、勝手に打ち切って良いものではありません。

国際司法裁判所（ICJ）がイスラエルへジェノサイド的行為の停止に特化した仮保全措置を下したにも関わらずイスラエルは未だに攻撃を続け、武器も持たない民間人を殺傷しています。世界中から寄せられる支援物資や医療品がガザの人々にまともに行き渡らない中、飢餓や傷の悪化、病気の蔓延と多くの人が次々と亡くなってゆく状況を作り出してしまいます。

資金停止を決めた(米国、オーストラリア、カナダ、英国、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、フィンランド、フランス、オーストリア、日本、アイスランド、ルーマニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、オーストラリア)の各国に対しても再考するよう強く訴えます。

「UNRWAへの資金拠出」これはただ単純な経済的支援ではありません。これは生命尊重・平和・公正・人権等普遍的価値観への貢献であり、それを見捨てることは許されません。どうか虐殺に加担せず速やかに人道支援の拡大と即時停戦の実現に全力をあげてください。

【2024/02/11UP】

ガーディアン紙の記事で「UNRWA職員は、証拠も提示されて無いのに単に戦争の当事者であるイスラエル政府の言い分のみに基づいて即刻解雇されたとのこと。組織を守るためと思ってとった極例外的処分が、逆に仇となった形。」だという話。

https://www.theguardian.com/world/2024/feb/09/head-of-unwra-says-he-followed-reverse-due-process-in-sacking-accused-gaza-staff

日本国際ボランティアセンター(JVC)による記者会見のアーカイブです。UNRWAの活動についても、資金拠出の停止が国際法に照らしてみてどういう状況であるのか等をわかりやすく説明いただいていますので是非ご覧になって署名の意義を考えて下さい。

「NGOによる外務省への要請文：日本政府によるUNRWAへの資金拠出一時停止の撤回を」（2024/02/01）

https://youtu.be/3esByMxKFu4?si=ddSg67fhnOW5mjKm

疑惑に対してのニュースソースと国連の対処についての記事リンク

https://www.bbc.com/japanese/68120850

日本外務省より発表された談話

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/pageit_000001_00005.html