名古屋市総合リハビリセンターの医療と福祉の連携を継続してください
名古屋市総合リハビリセンターの医療と福祉の連携を継続してください
名古屋市長 河村たかし 様
名古屋市総合リハビリテーションセンターの医療と福祉の連携を強化し、機能の充実を求める署名
<要請趣旨>
名古屋市総合リハビリテーションセンター(以下「リハセン」)は、1981年の国際障害者年を機に市で建設が検討され、1989年10月に名古屋市総合リハビリテーション事業団に附属病院と福祉施設の管理・運営を委託して事業が開始されました。以来35年にわたり、相談から医療・訓練を経て、社会復帰にいたるまで障害者の総合的で一貫したリハビリテーションサービスを提供する県下唯一の施設として、その役割を果たしてきました。
しかし突然、2024(令和6)年度限りで、附属病院と病院の介護保険事業を廃止する条例が2023年9月に可決され、附属病院は名古屋市立大学が引き継ぐことになりました。
新しいリハセンの全体像が明らかにされないまま、附属病院の市大化だけが先行して決まったため、現場では様々な混乱が生じています。リハセンを運営する法人が、医療部門と福祉部門の二つに分かれれば、スタッフが分断され医療と福祉の連携をとることが困難になります。
介護保険で行っているリハビリは、失語症の言語訓練などリハセン独自の取り組みがあり、廃止されれば訓練を受けられなくなる利用者がでてきます。
このままでは、障害者の権利が守られず、市民・利用者の願いに反し、リハビリの水準やサービスが低下してしまいます。市は市民や利用者、現場の職員の意見を聞き、内容、機能を充実させるべきです。
以上の趣旨から次の項目を要請します。
<要請項目>
1.2025年度以降、引き続き医療と福祉の連携を図れるよう強化し、リハセンの機能を充実させてください。
2.介護保険事業を2025年度以降もリハセンで継続し、内容を充実させてください。
意思決定者(宛先)
- 名古屋市長